「お母さん!配信中は名前呼ばないでって言ってるでしょ!」表示灯
コロナ禍も始まってはや二年。
在宅勤務・リモート会議も当たり前になり、「会議しましょう」と社外からリンクがポンと送られてくるのも当たり前の光景になりました。
そうして家で会議をしていて困るのが、「家族がいつ声を掛けて大丈夫かわからない」ということ。
お昼時になっても出てこないとき、会議が長引いているのか、単に忘れているか分からない。
「会議だと知らなくて後ろを横切った家族が見切れていた」とかは在宅勤務が始まった当初、世界各国でいろいろネタにされてましたね。
リビングの隣に自室がある我が家では、部屋にこんな表示を付けて「会議中」と分かるようにしています。
(写真の関係で下だけ光っていますが、実際は反射板として使っている白紙全体が光っています)
これが結構便利なので、ボイスチャットをやっているか分かるようにしてほしいという妻の要望で、寝室の扉にも同じものを作って取り付けました。
自宅に2か所取り付けて便利に使えているので、「これって結構ニーズあるんじゃないか?」ということで、一般のご家庭でも使えるよう、改善してみました。
内容物はこんな感じ。
左上のLED部分が光り、リモコンでON/OFFできます。
リモコンの受信部は中央右のコントローラ部になります。
LEDライト・リモコンは市販のものですが、筐体の3Dプリンタ部分が私の設計・製造した部分です。
ポイントは「賃貸でも使えること」。
海外のこうした製品はすぐネジを打ちたがるので、日本の家庭事情を考慮し、ホッチキス留めできるように設計しています。
(一般的な10号針で固定可能)
光らせるとこんな感じ。
拡散シートは付けていますが、直接見るとかなり眩しいぐらいなので、「光っているか分からなかった」は起こらないと思います。
なお、明るさや色の設定はリモコンで色々できるので、ご家庭の状態や使い方に合わせて調整してください。
電源コードを固定するパーツも作りました。
こちらは1mあたり2個付属します。不要なら折れる強度なので、折って廃棄してもらってOKです。
(ちゃんと固定にあたり、電源コード自体にストレスがかからないように設計しています)
コントローラー部、リモコンも同じくホッチキス留めできます。
リモコンは取り外しするので力がかかりやすいと考えて、縦・横・中央部の3か所でホッチキス留めできる設計にしています。(写真参照)
コントローラ部~LED部の間の長さは変更可能なので、注文時に「この長さにしてほしい」と言っていただければ対応させていただきます。
(あまり長いと電圧降下で使用できないのでご注意ください)
電源はUSB端子なのでパソコンに差せば使用可能です。
スマートフォンの充電用ACアダプタがあればそれでも使えます。
(ACアダプタは付属しませんのでご注意ください)
元々在宅勤務用に作ったのですが、配信やボイスチャット、受験生なら「勉強中」など、声を出さずにボタン一発で意思表示したいというニーズはあると思うので、売れてくれればいいなと願うばかり。
とはいえ今のところ反応が良いのはLEDではなく、これを作るために作ったこの治具のツイート。
こういう半田付け治具を簡単に作れるのが3Dプリンタの便利な所。
— ペンとサイコロ (@pen_n_dice) 2022年2月19日
もっと良い形状あるのかなぁ。 pic.twitter.com/RinYf3NpPP
予備半田もシュリンクチューブもつけずに撮ったイメージなので叩かれるかと思いきや、良い反応でびっくり。
いや、こんな治具より表示灯を見て欲しいんだけど・・・