こんにちは!市販で唯一、正しい和風建築の3DCGモデルを販売している「和建築CG工房 ペンとサイコロ」です。
調べた限り、同じことをやっている方を見つからなかったのでこう書いています。
もっと凄い方がいればぜひ教えてください。
和風建築の3DCGモデルを正確に作ってます
どのぐらい正確か?
例えば建築のモデルの作り方の一例を紹介します。重要文化財などを修理すると、都道府県や市は「調査報告書」を刊行します。(修理調査報告書など、名前は自治体によって違うことがあります)報告書には図面も収録されており、その図面と現地の写真等を参考にモデリングしています。実際のモデリングの際には柱の一本、梁・瓦まで正確にモデリングしています。これだけの資料が揃っている建築物をモデリングするため、建築モデルは多くが重要文化財や指定文化財です。
例えばこのモデルは現存する数少ない武家屋敷である「目加田家住宅」ですが、この瓦は「両袖瓦」という、ほぼこの住宅でしか現存していないような珍しい瓦です。
この場合は瓦のモデリングから行っています。特殊な瓦で寸法が厳しいので、瓦の枚数まできちんと揃えないとモデルとして破綻するのですが、きちんと瓦と屋根の幅が一致しています。これも瓦の寸法も、屋根や柱の寸法もすべて正確に作っているからこそです。
資料には建物の遍歴や修理履歴など、調査の中で分かったことも書かれているため、モデルを作る際には必ずしも現在のモデルに合わせるのではなく、「建築当時のモデル」に近くなるよう敢えて修正する場合もあります。
例えば、現存する建物では修理や耐震工事をおこなっているため、消火栓やコンセントが備え付けられていますし、電灯も付いています。
こうした「今も現存する建物」を手軽に3D化するなら、最新の3Dスキャナを使えば簡単です。
でも、それをそのまま江戸時代が舞台の漫画の背景に使うと不自然です。江戸時代の建物に入った壁に消火栓があったら興ざめですよね?
私のモデルでは、そうした時代背景も含め、違和感の無いよう作っています。
家具や道具類は、民俗博物館などの博物館の展示、資料などを基に作っています。訪問した結果撮影禁止、という事も多いのでその場合は諦めますが、そうした資料集めを繰り返す結果、解説資料を書けるほど詳しくなってしまいました。
私は海外のCGサイトでも販売していますが、周りを見てみれば海外ではレベルの高い、凝ったCGモデルがたくさん販売されているものの、日本の建築物を「正確さ」にこだわって作ったモデルは見つかりませんでした。瓦の一枚がやたら大きかったり、日本人からすると違和感バリバリなものも多いんですが、そんなのが当たり前です。
そうしてほかのモデルと比べて、正確さにこだわってモデルを作り、販売しているところが見つからなかったことから「唯一」と名乗ることにしました。
安い!
モデルの費用は一つ数千円。
漫画の背景データ、VR Chatのワールドはどうやって用意しますか?実際に取材するのに比べて、交通費よりも安い値段で正確なモデルを提供しています。ちなみに参考にしている調査報告書、正しい購入ルートが分からないのですが、古本屋で売っています。
自分で買って作ることももちろんできますが、中古でもこの本一冊のほうがモデルより高いです。
より完璧な和風建築の3Dモデルを作れる3Dモデラーはいらっしゃいますが、映画やゲームの背景で使われるような建築モデルを作成依頼すると、コストは2桁以上高くなります。(実際にゲーム背景で使用された会社でヒアリング)
そうした実情を知っている人に驚かれるぐらい安く提供してます。実際、平日の帰宅後や休日に作業しているとはいえ、1つのモデルの制作には1~2か月程度掛かっているので、製作時間から考えれば破格で提供しています。
それでも安く設定している理由は、一番には「もっと良い建築を背景に使ってもらいたい」から。
私は漫画もゲームも大好きですが、その背景の建築が間違っていたり、手間がかかるからと省略されていると「もったいないなぁ」と感じてしまいます。
実際に同人マンガを描かれる方に伺ったのは「江戸時代が舞台の作品の同人誌を描きたいけど、背景が難しいしから、現パロ(作品の舞台を現代にしたパロディ作品)を作っている」という声。やりたいことができないのはもったいない!
だから、個人の同人マンガ作者でも気軽に使える値段で提供しています。また、販売モデルとして提供しているため、数が売れれば良いという考え方です。
お金を掛ければ手に入るモデルもあるでしょうが、この価格で提供しているのも、調べた限り唯一です。
実績も豊富!
既に連載中の漫画でもたくさんの実績があります。実績はこちらでまとめていますが、「連載漫画での採用事例がある」と一言で言っても、色々なパターンがあります。
- 販売中のモデルを小物として使用
- 販売中のモデルを主人公の家として使用
- 主人公の家のモデルを、実在の建築物(重要文化財)のオーナーの許諾を得て資料を用意し、モデリング
- 「浮世絵の建物をモデリングして欲しい」という依頼でモデリング
roy.hatenablog.com
購入したモデルは何度でも使っていただいて構いません。色々な角度で、色々な場面でご使用ください。
R-18作品・商業利用でもOKです。
このほかにも公開許諾をいただいていない案件もあります。
ご利用に当たって特に許諾は必要ありませんが、「こんなところで使ったよ」と教えてもらえると私がモノスゴク喜びます。
種類が豊富
モデルはどんどん追加してます。
たとえば「古民家」といっても地域によって違いますし、民家だけでなく武家屋敷や寺、神社、明治以降の洋風建築も作っています。
建築だけでなく、建築のパーツである塀や戸、家具や道具もそれぞれモデリングしています。
ちなみに一番売れているのは塀と戸です。塀を並べれば道が作れるので、漫画の背景に使いやすいのだと思います。
塔や橋も作っているので、背景・遠景も作れます。
これはプロの漫画家さんに言われたのですが、「有名なモデルはあるが、みんながそれを使うので、パッと見て『あの場所だ』となってしまう。だから避けたい」というお話しでした。
(「あのプール」とか、そういうやつですね)
モデルの種類をとにかく増やせば、モデルが被る問題も避けられる、ハズです。
種類を増やすのに加え、私のモデルでは作り付けの階段箪笥など一部の例外を除き、家具や道具は基本的に配置していません。
家具・道具のモデルは別に用意しています。
自分なりの家をカスタムすることで、「自分だけの家」を作ってください。
それでも欲しい物が無い時は、「こういうモデルが欲しい」という要望をもらえば、追加します。
実際の建物よりCGの方が便利
マンガなどの背景に使う、あるいはVRChatのワールドに使うなら、実物よりCGの方が優れている所があります。
写真や3Dスキャナで作成した3Dモデルはきれいでリアルですが、写真は角度を変えられないし、3Dスキャンモデルはデータが重たいうえ、線がきれいに出ない等、実際に使うのに知識とテクニックが必要です。
私の作成したCGでは壁や屋根、戸や門などをそれぞれ別パーツとして作っているので、パーツごとに動かしたり消すこと(非表示化)が簡単にできます。
特にマンガ背景の場合、実際の建物では壁が邪魔でカメラを持っていけないことがありますが、邪魔になるパーツを非表示にして自由にカメラを動かせます。
またCGは線画にするのも写真より得意で、色々な漫画のテイストに合わせやすいと考えています。
CLIP STUDIO(クリスタ)でも使えます
CLIP STUDIOでもそのまま使えます。
www.clipstudio.net
3Dモデルを配置して、好きな角度から背景として使っていただけます。
パーツが分かれているのもそのままなので、不要な壁や天井の消去も可能です。
「CLIP STUDIO ASSET STOREでも販売して欲しい」という要望をたびたび頂くのですが、クリスタのAsset Storeでは「実在の建築のモデルの販売はNG]だそうで、販売できません。
クリスタ運営としては著作権・商標権の確認が困難とのことですが、建築にはそもそも著作権がありませんし、意匠・著作権についても古い建築なので対象外です。
モデルも私が作っていますし、著作権絡みは安心してお使いいただけます。
(意匠性の高いスカイツリーなどの建築では意匠権が発生する場合があります)
モデリングの際に市販のパーツ、ツール、モジュールを使うと販売の際にライセンスが必要になったりするのですが、私はツールを使わず、ほとんどBlenderの素の機能だけで作っているので、そちらの心配も不要です。
これは別にこだわりとかではなく、和風建築はそれぞれの位置で微調整して作られていたり、自然の木の歪みをそのまま残して組まれているので、正確に作ろうと思うとツール類が使えないだけですが。
CLIP STUDIO Asset store運営からは
「現実の建物からちょっと改変すればAsset Storeで販売して良い」と言われたのですが、それではそもそものコンセプトである「正確なモデリング」から外れますし、名前を出せないので何のモデルか、どういう背景なのかもお伝えすることが難しくなります。
そこでAsset Storeでは販売しないこととしました。
CLIP STUDIOユーザの方には手間がかかって申し訳ないのですが、BOOTHからの購入をお願いします。
VR Chat(VRC) でも実績多数
VR Chatでも多数の実績があります。
私は以前ボードゲームを作っていたのですが、私の作った「百怪夜行」というボードゲームをVazaRというサイトでVR Chat内でゲーム化してもらいました。
vazar.jp
そのワールドも私が自分で神社の建築を作りました。こちらはモデルを買うよりも、ゲームを買うほうが安く設定されています。ボードゲームに興味がない形でも、すぐに使える神社のVR Chatとして使って貰いたくて、オトクな値段設定にしました!
解説も作ってます
モデルを作るにあたり、それがどういうものかを調べて作っています。
調べるのはモデリングしたものの他、いつの時代に作られたか、どうやって使われたか、なぜその時期に作られるようになったのか等々、文化史・工学史含めて分かるものはいちいち調べています。
特に家具・道具類は今となっては使い方も分からない物もたくさんあります。
そこで、モデルとは別に解説資料も作っています。
「家具・道具は別なので自由に配置できる」といっても、適切な時代や場所が分かっていないと結局不自然になります。
単に作って販売サイトに置くだけでなく、その使い方までサポートして、「それっぽいXX時代の家」の雰囲気を提供できればと考えています。
また、そうして建築知識を得てモデリングした結果、図面には書かれていない部分の構造も想像して作ることができるようになりました。
(図面だけではどうしても表現できない部分があったり、そもそも図面の文字がつぶれていることも良くあります)
特に依頼案件で、「実物は無いがこんな雰囲気で作って欲しい」「この絵の建物を3Dモデルとして作って欲しい」と言われた際には、既存の建築物の知識を総動員してモデリングすることになるので、これだけの数のモデルをいちいち作っている、という実績を信じてもらえればと思います。
実は和風建築以外も作っています
「和建築」といいつつ、西洋建築も作っています。
「なんでも作れる」というほど器用ではありませんが、西洋建築や、西洋の古い時代の道具類は充実させている最中です。
特に古い印刷機はスイスの「印刷博物館」に訪問して、実物の写真をたくさん撮ってモデルを起こしています。こちらも西洋の実物からモデルを精密に起こしてこれだけ正確かつ安価に販売している事例は日本では無いのではないでしょうか。
ぜひ買って試してください
気になるモデルをぜひ試してみてください。blenderで作成していますが、Unity(VR Chat)やCLIP STUDIOで取り込むためのfbxファイルも用意しています。そのほか、希望があれば直接連絡いただければできる限り対応します。お気軽にご相談ください。
カスタム制作の相談も受け付けています。
こちらもまずはご相談ください。
https://pen-and-dice.booth.pm/