[ヘボコン HEBOCON:3]ボードゲームでヘボコン
「ロボットを作る」「対戦する」はロボコンに限らず、テレビゲームでもよく取り上げられるコンテンツです。
私も大学時代はロボコンを作る連中と際限なく「Armored Core」シリーズをやり続けました。
機体を黒く塗って夜の市街地戦をスニーキングして戦うのが基本戦略。
解像度もセンサーの性能も悪い、昔のプレステだから出来た芸当だと思います。
ブーストするとバレるから、いかに見つからないようにブーストをふかすかなんて事に練習時間を費やした大学時代。
アナログゲームでも「ゴブリン株式会社」という、ロボットを作って戦うゲームがあります。
このゲームでは二人で協力して巨大ロボットを作って、それで相手チームのロボットを攻撃、破壊します。
(実際には協力は表向きで、それぞれが別の「真の目的」を隠し持っていますが)
遊ぶ時は「ういーん、どかーん」と効果音を付けることを強く推奨します。
私はこのゲームが大好きなんですが、2~4人で遊べるとは言え、二人チームの面白さを真に発揮するのは4人プレイ時なので、実質的には4人専用。
プレイ時間も1.5時間とそれなりにかかるので、なかなか遊ぶ機会がありません。
(箱の記載時間は45分なんですけどね。そんな時間で終わらない)
そこで今回、「ロボットを作る」「ロボットを対戦させる」の二つの要素を盛り込んだゲームを自分で作りました。
正式名称は現時点では未定ですが、「ヘボコン(仮)」とします。
プレイ人数は2~4人。このゲームは2人でも問題なく遊べます。
プレイ時間は20分程度。ちょっとした時間で、気軽に遊べるようにしています。
ところでこういう「作って対戦する」ゲームでは「対戦」に重点が置かれ、難しい、ゲーマー向けのものになりがちです。
それはボードゲームに限りません。流行りのTCG(トレーディングカードゲーム)も「対戦」のために、ロボットの代わりにデッキを構築するという意味では同じですし、先に挙げたArmored Core(ロボット対戦)や、カルドセプト(TGC+モノポリー)といったテレビゲームもそう。
「作る」は「準備」であり、ここにじっくり時間をかけて考えることが面白さなワケです。
じっくり時間を掛けられるということは、それだけの複雑さも同時に求められます。TGCが新しいカードを追加し、ルールを更新し続けるのも、こうした要望に応えるためです。
これをどうやって気軽に遊べるようにするか。
今回のボードゲーム「ヘボコン(仮)」では、この「作る」部分に「ヘボコン」らしさを取り込みました。
通常、対戦ゲームでは作る部分はあくまで準備段階ですが、このゲームではロボットが完成した段階、つまり戦う前に採点します。
「まともに動かないけど、格好良いロボットを作った!」が採点されるわけです。
採点は一部減点もありますが、ベースは加点方式。
これも、ヘボコンの「褒める」部分を再現したくて、そうしています。
あ、重要なポイントとして「ハイテクペナルティ」も再現しました。
高性能すぎるロボットは減点されます。
そして対戦。
これも普通のゲームと違い、なかなか思った通りに動きません。
「ヘボい」です。
スタート時点でいきなり場外に移動するヤツ、ぐるぐる回って前に進まないヤツ、「必殺技」とランプがビカビカ光るも、それが試合の勝敗には何の影響もないヤツ。
そんな「ヘボいロボットたち」の対戦を見守るのが対戦フェイズ。
対戦なのに、笑いが出るのが制作者としての目標です。
ゲームの詳細は後日説明させていただきますが、こうしたゲームを通して「ロボットって面白そう」もう一つ言えば「ものづくりって面白そう」と思ってもらえれば幸いです。
なお、本ゲームは「ヘボコン」の「二次創作物」です。
そのコンセプト・ルールはできるかぎりヘボコンに忠実であるよう作っています。
公式のものではないため、ニフティ様・デイリーポータルZ様およびヘボコンサイトと当ゲームに関わりはありません。(名称の使用、ルールの再現に対して確認は取らせて頂いています)
本ゲームに関しての問い合わせ等は当方宛にお願いいたします。
既にゲームのシステムはほぼ完成していますので、調整のためのテストプレイを行っている段階です。
(開発段階のため、一部モザイクをかけています)
ゲーム開始時
対戦フェイズ
「ヘボコン」のイラストを描ける!というイラストレーター様がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけください。
- 可愛いロボットのイラストを描ける方(「ヘボい」ロボットの絵が必要です)
- ボードゲームの盤面・タイルの絵を描ける/描きたい方
お待ちしています!(切実)