藤田和日郎なら「邪眼は月輪に飛ぶ」がお勧め
たまにはマンガのお話。
藤田和日郎というマンガ家は、少年マンガの中の「王道」といわれる
格闘モノでは、最高峰のマンガ家だと思う。
絵が濃い部分は好き嫌いがあるが、ばらまいたネタとその回収方法が素晴らしい。
藤田和日郎のマンガ
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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個人的には途中がちょっと長く感じるので、その後の
「からくりサーカス」の方が好き。
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/12
- メディア: コミック
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「俺の想いのために世界を滅ぼす」
という大きいんだか小さいんだか分からない、野望の自己矛盾、葛藤が凄い。
「月光条例」はまだ完結していないので評価はまだ保留。
手軽に読めるおすすめの一冊
ところで何十巻を揃えるのはハードルが高いし、とりあえず読んでみたいという方にお勧めしたいのがこちら。
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: コミック
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タイトルはいかにも中二病だが、内容は藤田和日郎にとっては初めての青年向けマンガ。
これがいい!
「邪眼」とは「見た者は死ぬ」という目を持ったフクロウ。
その邪眼を討とうとする狩人の話。
藤田和日郎のマンガは、大体悪役が悲しい。
悪も、それを討つ人も徹底的に掘り下げて、その上でも討たれるべくして討たれる。
悪役に感情移入はできなくても、「分かる」と思えるまで掘り下げるのがこの人の作品の好きなところ。
一巻完結(打ち切りではなく、短編なので完結)なので気軽に買えるし、結構幅広い人に読みやすい作品だと思う。
(ただし小学生が読むとトラウマになるかも・・・)
嫁は「スプリンガルド」の方が好きだって言うけど、オレは圧倒的に「邪眼」の方が好きだなぁ。
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: コミック
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マンガ喫茶には余り無いみたいなので、気になったらポチッと購入されることをお勧めします。