ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

福田政権は「官製不況」内閣

気がついたら10000PV突破。ありがとうございます。
と自分の中ではめでたい日ですがこんな話題。


よく「何々内閣」なんて言い方をニュースで見るけど、今の福田政権はどう見たって官製不況内閣だねぇ。
穀物や石油の値上げは仕方ないとして、
建築基準法の改正(←「改悪」じゃないの?せめて「変更」にしろよ)による不況、
日銀総裁の就任問題のごたごたによる世界からの不信による不況も今後来るでしょう、
今現在は暫定税率をどうするかでまた不況になる勢い。
3/31までに税制をどうするか決めればいい、と思っているかもしれないけどすでにどうなるか分からない状況を見て取って
ガソリンスタンドは購入を差し止めているし、その流通の混乱だけでも十分不況が始まっているといえる。


成熟した環境において国というか政治というのは基本的に国民の生活にとって良い意味で「空気」で無いといけないと思う。
なんでいろんなところに口を出してくるのかね。
製造業・自動車産業とかは基本的に国の規制を受けない自由な状況で戦ってきている。
だからこそ国際的にも競争力があるし、もちろんその中では日々業者が倒産と起業を繰り返している。
翻って建設や農業はどうなんだろう。
下手に小さい企業を守ろうとするために合従連合も進まず、日本の建設業者は50万社以上。
ほとんどは家族経営で公共工事が無ければ食っていけない。
農業も平均的な収入は100万円強。第二種兼業農家で75%を占め、補助金が無ければ農業が出来ない。


農業保護は「大地主VS小作農」という構図を開放するには必要だったかもしれないけど、今は不要だし、むしろ産業を阻害している。
暫定税率もしかり。
日本の大動脈を作るという大事業のために特定財源を暫定的に作ることは画期的な案だけど、それはあくまで「暫定的」であるべき。
例外はあるかもしれないけど、法律には「使用期限」「見直し策定日」を明示すべきだと思う。
何も考えずに更新するのではなく、期日が来たなら基本的には廃止。
廃止の日程をあらかじめ策定し、緊急の案件があるときのみそれを協議して延長する。
そうしなければどんどん法律は陳腐化し、複雑化する上に抜け道だらけになる。
「そんなことやってたら国が回らない」というなら
それだけ法律を減らせばいい。
NHK法とか酒造業者への補助金の法律とか、他にもいっぱい。
故事にあるような「盗むな、犯すな、殺すな」の三法でいいとは言わないけど、法律ってもっと少なくてシンプルでもいいと思う。