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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

「奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA 2016-2017」ご報告

ボードゲーム

奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA 2016-2017」

が本日(2月4日(土))より始まりましたので、娘を連れて行ってきました。

nara-kokushoubun.jp

近鉄奈良駅を降りた時点でこんな感じ。

奈良県主催ということもあり、ずいぶんと推しています。

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この場所は近鉄奈良駅前の、通称「行基さん」。

リンク先を見て頂いても分かるとおり、イベントは奈良駅周辺のあちこちで行われています。

例えば近くのカフェに作品を展示するなど。

自身のお店も対象店舗である、「よしだTOY'S」のよしださんがいくつかツイートされています。

twitter.com

私が伺ったのはその中の企画展「Play art!アートとゲーム」

nara-kokushoubun.jp

何度かのワークショップを通して制作したゲームが展示されています。

 

場所は駅から歩いて5分も掛からない、「奈良県文化会館」。

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表に看板が出ているので分かりやすいです。

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その二階が展示会場ですが、奥まった場所なので、分からなければ入り口の受付で訊いて下さい。

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入った右が展示スペース。

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制作ゲームが簡単な説明と共に展示されています。 

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奥のスペースがプレイスペースとして用意されていて、靴を脱いで遊べるようになっています。

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一点物も、展示部分からこちらに持っていって遊べるようになっています。

 

 ワークショップを通して作られたゲームの数々なので、そのワークショップもパネルで紹介されています。

僭越ながら、私も「アドバイザー」としてクレジットして頂いています。

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ゲームをいくつか紹介します。

 

視覚障害者でも遊べる将棋、「てざわり将棋」

駒の裏面は3種類あり、じゃんけんのように3すくみになっています。

勝利条件は二つ。

  • 相手の駒の殲滅
  • 相手陣地中央への侵攻(入玉

ゲームとしてはシンプルですが、出来れば実際に目を瞑ってプレイして頂きたいところ。

視覚障害のある方は、どんな風に盤面をイメージしながら遊んでいるか」

を体験できるゲームです。

視覚障害者は触って盤面を把握されるため、触っても駒が動かないように全て彫り込みがあり、触っても動かないようになっています。

また上面には突起が二種類あり、自分の駒かどうかを触って判断できるようになっています。

個人的にはこれも一部修正して販売してもいいかなと思うんですが、欲しい人いませんかね。ちょっと高くなっちゃいますが。

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ジョーカーはお嫌い?」

社会福祉法人「ぷろぼの」の利用者の方がベースを作られたゲーム。

基本はトランプで、「神経衰弱」と「ポーカー」の2つのルールを作っています。

ポイントは異常にジョーカーが多いこと。

例えば神経衰弱なら、ジョーカー+数字カードでも札をゲットできますが、終了時にジョーカーをたくさん持っている人が負けになります。

ポーカーなら、ジョーカーで役を強く出来ますが、ジョーカーの枚数分手役を下げて勝敗判定します。

ジョーカーがあると便利だけど不利」というバランスを極端に大きくしたゲーム、個人的にはこのまま売っても良いんじゃないかな、と思います。

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視覚障害者向けのすごろくゲーム。(すいません、名前を失念・・・)

詳細は前回ご紹介したとおり。

roy.hatenablog.com

ゲームとしてはシンプルなので、お邪魔した際には姉妹で熱く遊んでいました。

確かに子供用ゲーム+視覚障害者用ゲームというターゲットの括りはアリなのかも。

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「ユニバーサルメンコ」

四肢障害者など、メンコの激しいアクションが出来ない方でも遊べるメンコ。

水に浮かしたパネルを、空気入れで空気を送り込んでひっくり返します。

内容もそうですが、「障害があって激しいアクションの出来ない方が遊べない」という視点でものを見られるということに新鮮な驚きがありました。

そうした知り合いがいて、触れあっていなければなかなか出てこない視点ですよね。

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「陣TORAZU」

おはじきでの陣取りをテーマに、陣を取らずに「線を書く」という部分だけをピックアップした展示。

おはじきを弾いて、それを結ぶ絵を描く、という体感展示です。

元々はゲームを作るワークショップですが、こうした「ゲームでないもの」も同時に展示されていました。

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奈良公園の向かいという立地上、たまに鹿も遊びに来ます。

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ご興味のある方はこの展示だけでなく、他の展示、奈良公園東大寺など観光名所にもぜひお立ち寄り下さい。

 

 ・・・最後に少し苦言を。

このイベント、奈良県が主催しているんですが非常に見通しが悪い。

まず「国文祭・障文祭なら2017」というイベントがあり、この「奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA 2016-2017」はそのプレイベントという位置づけだそう。

で、その公式ページはFacebookのようなのですが、告知がFacebookだったり上記イベントの中で行われていたりで分かりにくい。

もうちょっと情報整理をして貰えれば、分かりやすいのにと思います。

イベントがどんどん巨大になり、中央にまとめて切れていないんでしょうけどね。

それは今回の告知を行っていても非常に困りました。

※例えば奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA」で検索すると、昨年のイベントが「終了しました」というタイトルで一番最初に出てきたり。