ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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「夜は短し歩けよ乙女」

「諸君、異論があるか?あればことごとく却下だ」
嫁が好きと言っていたので内容も知らず何となく文庫を購入。
この作者の本自体が初めてなんだけど、ものすごく気に入りました。


内容のプロットを挙げろと言われれば
「しがない大学生男子が彼女の気を引こうと奮闘するお話」なんだけど、
文章も、登場人物たちもその魅力がすごい。
ただその主軸であるところの主人公の間違った暴走っぷりがあるおかげで
全体の軸は何とか保ったまま作品が形作られている。


魅力的かつ破天荒すぎる登場人物たちの迷走には
「楽しめる人」「意味が分からない人」にはっきり二分されると思うので
やはりこれも万人にお勧めできる内容とはとてもいえません。
でも、そんな細かいことを気にせず楽しめるなら、
冒頭の生徒会長の言葉のような、珠玉の台詞や言葉回しを存分に楽しめると思います。


ちなみに紹介の写真は文庫版。
なんであえて文庫版かというと、最後のあとがき代わりの羽海野チカのイラストがあるから。
羽海野チカの漫画を読んだことはないんだけど、
イラストが自分の中でイメージしていた登場人物とびっくりするぐらい合致して、
「これ、漫画でやってくれたら絶対買うんだけどなぁ」というぐらいの完成度でした。
たった2ページのイラスト集なんだけど、ハードカバーで読んだ人はそれだけ
書店で立ち読みを是非してみてください。


魅力的な台詞回しは他にもたくさん。
あんまり書くと読んだときの驚きが薄れるから書かないけど、
好きな登場人物は

  1. 彼女
  2. 主人公
  3. 生徒会長

です。
スラムダンクの好きなキャラは

  1. 三井(三っちゃん)
  2. リョータ
  3. 小暮(メガネ・副部長)

という自分としては、ヒーロー・ヒロインが一番というのはかなり珍しいかと。
いや、本当彼女の表現がかわいいんだって。
オレをよく知る人ならオレが「かわいい」という単語を滅多に使わないことも知っていると思うので
いかにそのヒロインの女の子がかわいいか、分かって頂けたらと思います。