「開く」カードスタンドを作りました
ボードゲームの周辺ツールのひとつに「カードスタンド」があります。
その名の通り、カードを立てるための物。
ゲームに付属している場合もありますが、自分の好きなものを買って使う小物としてもおなじみ。
写真は「なつき屋(@NaTuKi_Ya_Tuhan)」さんのもので、ずっと使わせてもらっています。たくさんあるのは展示会でブースで使用する目的のため。
「カードぐらい手で持てや」というのは仰る通りなんですが、カードを強く持ってしまい痛めてしまう懸念や、障害がありカードを持って開くといった細かい作業が苦手な方向けのツールだったりもするので、実はユニバーサルデザインに則ったツールという側面も持っています。
今回、3Dプリンタでなんかできないかなーということで、このカードスタンドを3Dプリンタで作りました。
もちろん、普通に作るなら木製の方が質感も良いので、3Dプリンタならではの事をやっています。
それがこちら。
これが・・・
こうなります。
動画だとこんな感じ。
手間を掛ければスライド時の音を小さくすることもできたのですが、敢えて音が出るようにしています。
そうした「気持ちよさ」を大事にしたいなと。
カードを差し込む部分の隙間は1枚だと緩く簡単に抜き差しできるようにし、2枚だと引っ掛かり出るようにしました。
これは1ユニットの幅が狭いので、2枚差し込むときにはカードがはみ出るような格好になるため、倒れにくくするためです。
見てわかると思いますが、全体が緩く傾斜して展開し、カードも斜めに見やすく刺さるようにしています。
横から見るとこんな感じ。
せっかくなんで多色展開しています。
ということでカードスタンド、BOOTHにて販売を始めましたので、ご興味をお持ちいただけたらぜひご注文下さい。