ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

台湾ボードゲーム紀行『その2. Room桌上遊戲店』

台湾のプレイスペース二件目は「Room桌上遊戲店」。

場所は同じく士林駅近くです。

Room桌上遊戲店について

Facebook - Room桌上遊戲店

WEBサイトは無く、Facebookページだけ。これが台湾の一般的なスタイルのようです。 

お店はこんな感じで看板も分かりやすく、店内は奥行きがあってキレイですが、

f:id:roy:20161227130105j:plain

奥まったところにあり、こういう道しか無いので、初めて行くときはちょっとハードルが高いかもしれません。

治安は悪くないので、安心して通って下さい。

f:id:roy:20161227105507j:plain

 

店内の様子

開店直後に伺ったので、まだお客さんはいらっしゃいませんでした。

休日の混雑時には、ぎゅうぎゅうになるそうです。

f:id:roy:20161227133831j:plain

プレイ用のゲーム棚。

叩く用のスポンジ棒があるのが台湾スタイル。

f:id:roy:20161227130403j:plain

壁には人気ランキングが。

3~4人用のトップはTiki Topple」、2位「ラブレター」、3位ラミーキューブ

5~6人用のトップは「Dixit」、2位セレスティア」、3位「クー」

7人以上のトップは「アヴァロン」、2位「お邪魔物」、3位「BANG!」

f:id:roy:20161227131207j:plain

店長とも話をして、この他数回のプレイで分かったことは、「台湾人はめっちゃ喋りながらゲームする」ということ。

「Dixit」「アヴァロン」「お邪魔物」どれもコミュニケーションが特に重要なゲームです。

ディクシット 日本語版レジスタンス:アヴァロン日本語版 Amigo お邪魔者

これが「お前怪しくねぇか?」なんて良いながらダラダラとゲームする。

それが台湾のゲームスタイルだと分かってきました。

 

「台湾では重たいゲームが受けず、軽いパーティゲームが受ける」という話を教えて貰ったことがあるのですが、正確には「喋りながらゲームするので、プレイ時間が長くなり、軽いゲームぐらいがちょうど良い」が現実のようです。

 

店舗情報

電話 +886 2 2831 6275
住所 華光街43號 (穿過巷子右手邊) 台北市
営業時間 13:00~22:00


店長はなかり英語の堪能なイケメン。

お店のオープンは2015年8月と1年強ですが、ここ1年で3店舗が駅周辺に開店するなど、ものすごいラッシュだそうです。

オススメのゲームは「テラミスティカ」。

どれだけ好きかというと、プレイ用のテラミスティカを店内に2つ用意しているぐらい。

f:id:roy:20161227133620j:plain

ちなみに士林駅周辺でなぜラッシュが起きているかというと、駅周辺に大学が4つ、日本語や英語の塾が多数あり、とにかく学生の多い町だからだそう。

日本だと京都などの雰囲気でしょうか。

台湾のボードゲーム人気はここ数年で急激に盛り上がっているそうですが、その牽引役は主に大学生とのこと。実際に店長も20代の若い方が目立ちました。

「台湾はプレイスペースも多く、プレイ人口も増えているが、買う人はまだまだ少ない」

という声も聞きましたが、これもメインプレイヤーがお金に余裕の無い若い人だからなのかもしれません。

 

「そんなに増えたら大変ですね。ぶっちゃけ、儲かってます?」と聞いたところ、

照れたような顔をしながら、

「まぁまぁ、ですね」

という表情からは、余裕が見られました。

まだまだ過当競争にはなっておらず、伸びる余裕があるようです。

「日本人は買いに来る人は見たことがあるが、遊ぶ人はまずいない」

というのが彼の印象。「僕も英語が得意なわけではありませんけど、頑張って教えますよ」ということなので、機会があればぜひ遊びに行ってみて下さい。