ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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自民党党首を国民投票で決めたら?

福田さんが辞めて自民党の支持率が大幅アップ。
なんだかなぁ、とは思いますが確かに閉塞感漂う福田内閣や立候補者も無く「シャンシャン」で党首継続の民主党よりは
見ていてドラマチックで面白いとは思います。


でも、問題は首相となる自民党総裁はどうやって決まるの?ということ。
自由民主党総裁選挙 - Wikipedia
によると

  1. 国会議員は1人1票とし、投票所に直接投票する。
  2. 党員票は、(A)の場合は各都道府県ごとに基礎票3と党員比例により割り当てられる票数が、(B)の場合は各都道府県ごとに都道府県連代表票として3が割り当てられ、各都道府県連の代表者が投票する。

まぁ、つまり自民党員で無い国民の声は届かない」ってこと。


しかし今回は非常に面白い、「自民・民主の二大政党がほぼ同時に新党首を決める」かつ
「新党首を決めて程なく総選挙を行う」という
過去にもなかなか例の無い、ダイナミックなタイミングだったりします。


ではここで自民党の取るべき戦略は何か?
自民党の強みは

  1. 党首を選挙で決めるだけの「手駒」があり、各々一定の国民の支持がある
  2. 自分で総選挙のタイミングを決める決定権を持っている(総裁=首相が自民党のため)

ということ。
つまり「国民の支持を得る形で党首を選び、その勢いで総選挙に突入できる」という格好の状況にあるわけです。


ここで大事なのは「自民党の総裁=新総理は国民の信任を得て選ばれました!」ということをいかに印象付けるかということ。
今までのように「永田町の理論」で決まってしまうようでは「またか・・・」という失望しか呼ばないことを
いい加減「国民の代表」たる国会議員の皆様にも分かっていただきたいものです。


というわけで私からのアイデア。(前振り長いなぁ・・・)
自民党総裁選挙を国民誰でも投票できるようにしてはどうか?」
シャレじゃないです。このネタはかなりまじめです。


自民党の党首は先にも書いたように国会議員都道府県の党員票によって決められる。
このルールを今から変えるの不可能です。
しかし何の強制力も無い「参考意見」として、「意見聴取のため」選挙を行うことには何の問題も無いでしょう。
かつ、一定量の投票があれば、その意見を無視して永田町の論理で首班を決めてしまっては国民がついてこないことぐらい幼稚園児でも分かる話。
つまり、一般国民を対象にした予備選挙を行うことは
「国民の一人一人が首相を選ぶことが出来る」選挙戦になりうるわけです。


日本のルールを変えずに、アメリカの大統領選挙とほぼ同じ選出方法が出来る。
しかも現状ではこれだけ注目を集める選挙を行えるのは自民党だけ。
十分面白い話だと思いますが。
選挙は時間と金の関係で「電話・FAX・郵送・インターネットフォーム」から行って、
個人識別の出来るもの(国民何とか番号とかそういうので識別)で重複投票は行えないようにする。
選挙戦としては日曜日のテレビでやってはどうでしょうか。
現在は一国会議員が意見を述べるだけなので公職選挙法とかにも引っかからないでしょう。
何より結構みんな注目しているので、テレビ局としても「数字が取れる」ことは間違いなし!
下手な論文を書かれるよりよっぽど良く分かります。
日を空けて二回ぐらい討論すれば意見も進んで面白いことになるでしょうよ。


どう?
テレビ局も数字が取れるし、国民も「自分の意見が通じた」気分になるし、自民党も支持を得やすい。
もちろん選挙を集計するシステムを今から作るのはかなり非現実かもしれないけど、
そのためには多少金を払ったところで十分に日本という国にとってはメリットがあると思う。


そう、これで得られるのはあくまで「参考意見」。でもこれだけ言い訳の出来ない「民草の本音」は無いんじゃないかな。
麻生さんに小池さんに、名前の上がっている人はそれなりに新しい意見を聞いてくれそうな人たちなので
是非一考していただきたいものです。