台湾ボードゲーム紀行『その2. Room桌上遊戲店』
台湾のプレイスペース二件目は「Room桌上遊戲店」。
場所は同じく士林駅近くです。
Room桌上遊戲店について
WEBサイトは無く、Facebookページだけ。これが台湾の一般的なスタイルのようです。
お店はこんな感じで看板も分かりやすく、店内は奥行きがあってキレイですが、
奥まったところにあり、こういう道しか無いので、初めて行くときはちょっとハードルが高いかもしれません。
治安は悪くないので、安心して通って下さい。
店内の様子
開店直後に伺ったので、まだお客さんはいらっしゃいませんでした。
休日の混雑時には、ぎゅうぎゅうになるそうです。
プレイ用のゲーム棚。
叩く用のスポンジ棒があるのが台湾スタイル。
壁には人気ランキングが。
3~4人用のトップは「Tiki Topple」、2位「ラブレター」、3位「ラミーキューブ」
5~6人用のトップは「Dixit」、2位「セレスティア」、3位「クー」
7人以上のトップは「アヴァロン」、2位「お邪魔物」、3位「BANG!」
店長とも話をして、この他数回のプレイで分かったことは、「台湾人はめっちゃ喋りながらゲームする」ということ。
「Dixit」「アヴァロン」「お邪魔物」どれもコミュニケーションが特に重要なゲームです。
これが「お前怪しくねぇか?」なんて良いながらダラダラとゲームする。
それが台湾のゲームスタイルだと分かってきました。
「台湾では重たいゲームが受けず、軽いパーティゲームが受ける」という話を教えて貰ったことがあるのですが、正確には「喋りながらゲームするので、プレイ時間が長くなり、軽いゲームぐらいがちょうど良い」が現実のようです。
店舗情報
電話 | +886 2 2831 6275 |
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住所 | 華光街43號 (穿過巷子右手邊) 台北市 |
営業時間 | 13:00~22:00 |
店長はなかり英語の堪能なイケメン。
お店のオープンは2015年8月と1年強ですが、ここ1年で3店舗が駅周辺に開店するなど、ものすごいラッシュだそうです。
オススメのゲームは「テラミスティカ」。
どれだけ好きかというと、プレイ用のテラミスティカを店内に2つ用意しているぐらい。
ちなみに士林駅周辺でなぜラッシュが起きているかというと、駅周辺に大学が4つ、日本語や英語の塾が多数あり、とにかく学生の多い町だからだそう。
日本だと京都などの雰囲気でしょうか。
台湾のボードゲーム人気はここ数年で急激に盛り上がっているそうですが、その牽引役は主に大学生とのこと。実際に店長も20代の若い方が目立ちました。
「台湾はプレイスペースも多く、プレイ人口も増えているが、買う人はまだまだ少ない」
という声も聞きましたが、これもメインプレイヤーがお金に余裕の無い若い人だからなのかもしれません。
「そんなに増えたら大変ですね。ぶっちゃけ、儲かってます?」と聞いたところ、
照れたような顔をしながら、
「まぁまぁ、ですね」
という表情からは、余裕が見られました。
まだまだ過当競争にはなっておらず、伸びる余裕があるようです。
「日本人は買いに来る人は見たことがあるが、遊ぶ人はまずいない」
というのが彼の印象。「僕も英語が得意なわけではありませんけど、頑張って教えますよ」ということなので、機会があればぜひ遊びに行ってみて下さい。