ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

アイデアの出し方

ブログの書き方を書いたら、
「だからそんなにネタが出ねぇんだよ」
という温かいご意見をいただいた。
それならと言う訳で、今日は「オレ流ネタの出し方」なぞを書いてみる。

I have an idea @ home / Juli醇@n Santacruz

イデアの出し方

イデアの出し方は、古くは「馬上・厠上・枕上」といわれたそうな。
厠上とはそのままトイレの中、枕上とは就寝前のうとうとした状態。
要は適度に運動できない環境が、考えるのに適しているらしい。
軽く動きを拘束される状態がよいが、机に向かって出る物でも無い。
自分の場合は通勤時間
本気でネタ出しをしようと思えば、通勤の電車で3つはネタを出せる。
3つ出れば、そこからブログ記事にできる物を抽出すると、1つか2つは残る。

朝:吊革 / Sig.


そういう自分の中のリズムを作ると楽になる。
自分の自由になる時間は休みの日の方多いが、実際にブログを書いているのはほとんど平日の夜。
これはネタが出せないから。
休日にどれだけ家で考えても、なかなかネタは出ない。
逆に言うと、長い通勤時間のような「無駄な時間」こそが創造アイデア出しには向いているのかもしれない。
無用の用ってやつやね。なんか無駄に偉そうなこと言った?

物を考える仕事

仕事でもそうで、特にアイデア出しが仕事の場合は悩んでも無駄なことが多い。
このアイデアの出し方を自分で身につけたのは、前職の企画の仕事をやっていたとき。
作業の仕事は机に向かっていればいくらでも進められるが、
企画のように「アイデアを出す」仕事はそうはいかない。
リエーターは結構特殊な趣味や癖を持った人が多いが、それもアイデア出しの自分なりのやり方だと思う。
マンガ家の中にはファミレスで考えないとネタが出ないという人がいるが、例えばそんな感じ。


企画の仕事で一番辛かったのは、アイデアが出ないとき。
会社の雰囲気として途中で喫茶店に行くとかはできなかったが、
そういうことができた方がアイデアを出すのには良かったと思う。
どうもそういう会社で育ってきていない物で、自分自身は仕事中に外で休憩とかは落ち着かないので無理そうだが。
ただ展示会とかヒアリングとか、とにかく外に出ると気分転換にもなってネタが出たりするし、歩き回るのとかは良いと思う。

Caf醇P del Urrestarazu / BocaDorada

注意点

京都には作家がネタを考える際に良く歩いた「逍遙の道」が有名だが、ああいう道はネタ出しにとても良い。
普通の道ではどの道を進むべきか考えてしまうし、
自動車を運転していると色々考えることが多すぎる。


考えることに集中するには、それ以外のことに神経を使わないで良い環境作りが大切。
ブログに限らず、仕事でも「考えること」「創り出すこと」を職業にしている人に、参考になれば。