ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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ルンバくんについて

引っ越しして、家の構造上ロボットも使えるようになるかってことで
ルンバを購入してはや半年。
最近気がついたことをちょっと改めて書いてみる。

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 577 シルバー

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 577 シルバー

ルンバすげぇ

引っ越しするにあたっていわゆる「ロボット掃除機」を買うことをまず決めて、色々調べた。
結果分かったことは

  • ルンバが最上位
  • 値段で「絨毯を乗り越えられるか」が違う
    • この基本性能の違いで「簡易機種」「中位機種」「上位機種」に分かれる
  • ルンバのみ、「部屋の形状を計測・記憶して、最適ルートを作る」機能がある

らしい事が分かった。
ルンバのマッピング機能についてはネット情報なので、他機種との比較はしてません。
念のため。


で、いざネットと家電店で情報収集してみると、
ネットである程度安いのがあっても家電店の店頭値引き交渉で一番無茶ができたのがルンバ
結果として上位機種の中では一番安値で購入できた。
購入したのはルンバシリーズでは一番安いタイプ。

機種による違いは、吸引力という「性能」部分では無く、
自動的に充電する」とか、「マッピング機能の拡張」という「機能」部分。
これはメーカの定石で、ハード(掃除能力に関わる基本性能)を複数設けるとお金がかかるが、
ソフトの改良には製造原価がかからないため、ソフトでラインナップを設けている。
特にルンバの場合は、この「機能」が掃除の能力では無く主に「楽さ」に効いているので、掃除能力だけを求めるなら
最下位機種が最も費用対効果が高くなる。一応参考まで。

動かしてみると、前評判通り結構な動作音だが、確かに部屋全体を掃除してくれる。
二階なんかは廊下と部屋が複数あるけど、ちゃんと端から端まで行ってから動作を停止している。
マッピング機能はちゃんと生きているらしい。

Roomba Long Exposure / bartlec

ルンバどうなの?

で、見たところちゃんと目に入るようなホコリは無くなっている。
ルンバの使用者(信者)の意見を読むと、「吸引力は掃除機より弱くても、時間をかけてじっくり吸ってるから綺麗なんですよ」とのこと。
実際、目には綺麗になっているのでそういうモンかな、と思っていたが、最近ちょっと気がついた。


ルンバって、「目に見えるレベルのホコリしか吸ってない」んじゃねぇの?
我が家には猫が二匹居るというのも大きいが、それにしてもホコリがすぐに溜まる。
試しにルンバが掃除した後の部分を手でついーっとぬぐってみると、ちょっとざらざらする。
(なんか昔のドラマの姑さんみたいやね)
ん〜、なんというか、アメリカンだな。設計思想が。
つまり動作不良とか補償外とかでは無く、「目に見えるレベルのホコリまでを吸う」という設計思想なんだな、こいつ。
その分かなり頻繁に掃除しなきゃならないが、「毎日でも動かせばいいじゃ無いかHa,Ha!」ってことか。

Laughing / chimothy27

日本のメーカよ、立ち上がれ

ということで、前にも言ったが日本の電機メーカ各社、そろそろ本気でロボット掃除機を出して貰いたい。
日本の電機メーカの掃除機の先端ブラシ部分へのこだわりは凄い。
これをロボットに搭載できないか?
もちろん吸引力は小型になる分小さくなるが、「ルンバより上」を目指して貰えばいい。
日本のメーカの悪い癖は、「今の掃除機同等」を目指してしまう。
そうじゃない。
競合はあくまでルンバなんだから、それに対して明確な優位性を一点打ち出せればいい。
逆にマッピング機能は当初追いつけないだろうから、それは追々でいい。
いきなり100%じゃなくていいから、ルンバの圧倒的なシェアを、差別化できる能力で打ち崩せればいい。


ちなみにルンバは、ほぼ毎回掃除の後にゴミをカートリッジから捨てて、ブラシを細かく掃除しないといけない。
これも結局細かくホコリが散るので、ゴミ箱周辺は別途普通に掃除機で吸う必要がある。
この辺も改良できれば、かなり優位性を打ち出せる。

Euw! / nosha


何よりロボット掃除機は世界市場が伸びている。
ルンバ(iRobotサムスン他韓国勢という図式に、遅ればせながらでも日本勢は参入できる、
良い市場だと思うんだがどうだろう。