ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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神話を知らない世代に生まれて

「神話のない国は滅びる」「日本の教育のしくみはGHQの作ったまま」という記事。


「世界で最も人気がある国、ニッポンしかし、日本人が一番この国の良さを分かっていない」


とても正しいと思う。
論理ではなく、幼い頃からすり込まれた「倫理観」は人生において大事だし、困ったときの指針となる。
そしてそれが団体としての「総意」となるのは教育で、
その一番初等の教育というと「物語」であり、「寓話・神話」になる。


そして、「今の日本には神話がない」というのも正しい。
自分の周りには文系で歴史の好きな人間も多いから、彼らの中では日本神話は「常識」としてきちんと知られている。
でも、自分が日本神話をしっかり知っているかと言われれば断片的にしか知らない。

自分の子供には神話を

ということで子供に古事記のエピソードを読み聞かせたいなと思った。
自分が元々知らないのと、うちの子供は絵本の読み聞かせをやっているので
語りよりも読み聞かせの方がいいかな、というのがその理由。


ところが図書館で探しても日本神話を題材にしたものが全然見当たらない。
創作のものはたくさんあるし、海外の童話・寓話もたくさんある。
神話や宗教なら、キリスト教をはじめ国ごとに絵本があるのに、日本のはなかなか見当たらない。
う〜ん、これはなんとも・・・

図書館に無いのか?

生駒の図書館は公立の図書館としては有名な方で、蔵書数も多い。
調べてみると閉架図書や貸し出し中には探していたものもあるみたい。

一般的には?

ちょっと調べた感じでは神話を扱った絵本というものの絶対数が少なそう。
「キリスト生誕物語」はものすごいボリュームがあるのにね。
しょぼい作家の作った安い装丁の絵本とかもあるし、「層が薄い」と感じる。


日本じゃ宗教を語ることはタブー視されるらしいが、統計上は日本人は全員神道の信者になる。
そして初詣も行けば安産祈願や百日参りにも行くし、
生駒にゃもはや創立年不明(少なくとも1550年以上)という「往駒(生駒)大社もある。
こんな歴史がそこら辺に転がってる国も無い訳で、そこには自信を持てばいいと思うし、
そのためにはまず自分たちの歴史を知らなきゃいけないと思う。


とまぁ、言ったところで自分がものを知らないのは変わらないわけで、
図書館で絵本を探すとともに、古事記日本書紀を勉強しますか。
普通に面白いけど。これ。