ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

レッツ家庭内ゲーミフィケーション

子育てというか、子供の相手を楽しんでやるか「労働」としてやるかは人それぞれだろうけど、
自分の場合は「自分が楽しいと思ったことだけ相手をする」のが基本スタンス。
親としては、多分ダメな部類です。

IL native/Sailor plays with a child in Costa Rica during Continuing Promise 2011 / Official U.S. Navy Imagery


最近はゲーミフィケーションなんていう言葉も出てきたけど、
子供の相手を「ゲーム」にすることで結構楽しんでいたりする。

ゲーミフィケーション、とか小難し言い方をしなくても・・・

とりあえず今流行りのゲーミフィケーションとは何か。

課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般。
Wikipedia

#gamification of a "to be" workshop process. #engagement / fredericwilliquet

要は「ゲーム的要素を加えることで楽しんでXXしよう」というもの、ということか。
これが社内の課題解決に向いている場合もあるし、
顧客にゲームに参加して貰うことでリピート率やアクティブ率を上げる場合もある。

我が家の場合:親が楽しむ

子供とのゲームや遊びは、大体の場合極端なハンデ戦になるので「レベルを合わせて遊んであげる」状態になる。
ボール遊びやら何やらは、親もちょっとした運動として楽しめる。
難しいのはテーブルゲーム
もうちょっと年が行けばある程度同レベルで楽しめるゲームもあるんだろうが、
4歳児ではどうにかルールを憶えるレベルなので、勝とうと思えばそりゃ100%勝てる。
これを、親も楽しんでやるにはどうしたらいいか。


最近では娘はオセロ(リバーシ)のルールを憶えたということで、凄いやる気。

Othello! / noahg.

(まだ斜めを取ることについては怪しい)
さて、これをどうしているか。
自分の場合は、「30対34での負けを狙う」を自分ルールにしている。
これがなかなか面白い。
はっきり言って、ルールだけを憶えた素人より、4歳児の何考えているか分からない打ち方の方がこのルールでは難しくなる。


「子供相手なので負けてやる」はまぁいい。
でも、わざわざ負け手を打ち続けるのも面白くない。
それなら自分のルールを作って、そこを落としどころに遊ぶと、これが結構面白い。
子供も後半になると、突然「おまえ分かってんじゃねぇのか?」というような手を打ったりする。
これを相手に、ギリギリ引き分け付近の終局図を作れるかは結構面白い。
ちなみにこの前は32対32、引き分けでした。

我が家の場合:子供を楽しませる

4歳児なのでひらがなを書けるようになってきたが、まだまだ怪しい。
親としては練習させたいが、当然放っておいても、やれと言っても練習しない。
そこで我が家では「しりとり」をやっている。
しりとりはどこの家でもやるし、言葉の練習にはとても良い。
ただ我が家の場合は、しりとりを「書いて」行っている。


子供なりに必死に考えて「めだまやき」とか書いてくるので、自然にひらがなの練習になっている。
その結果がこちら。

呪いの呪文のようにしか見えないがしりとりです。


以前に「ひらがな練習帳」は買ったが、放っておいてもなかなか練習しない。
ところがしりとりで書けないと悔しいらしく、自分で練習するようになって一石二鳥。

やさしいひらがな―3・4・5歳 (1集) (もじ・ことば (3))

やさしいひらがな―3・4・5歳 (1集) (もじ・ことば (3))

※ひらがな練習帳はこれを使っている。「あいうえお順」ではなく「文字の簡単な順」というのが良い
あと、親としても「子供が知っている単語を使うこと」「子供が難しいであろう文字に繋げること」
あたりの制限を設けるとかなり難しい。
ちなみに娘は「決まった文字で攻めるのがしりとりでは有効」と気づいたらしく、「ね」で攻めるようになった。
ひらがなもろくに書けねぇのにテクニックだけ身につけるんじゃねぇよ!
結構親も本気。


というわけで、これが我が家の子供との遊び方。
親もできる限り楽しんで子育てできればよいと思うのですよ。
他にも良いアイデアが合ったら教えてください。

時代はAKaMe48!

AKAME48といえば「赤目四十八滝ですよ。
パクリじゃないですよ?
この名前で何百年とやってきてるわけですから。


と言うわけで(?)連休に何を思い立ったか赤目四十八滝に行ってきました。
言ってみれば日帰りで行ける距離で、全然連休に行く必要も無かったんですが、まぁなんとなく。
行ってみればなかなかに良い場所だったので、そのレポートです。

赤目四十八滝とは?

赤目四十八滝とは三重県名張市にある景勝地のこと。
行くなら車がオススメ。
最寄り駅(赤目口駅)からタクシーで2000円程度らしいのですが、電車の本数も少ないので結構大変。
近鉄では電車・バス・観光チケットをセットにした割引チケットも販売中だそう。


その名の通り滝の見物がメインイベントなんだけど、
忍者発祥の地、ということで忍者体験のイベントがあったり、
温泉やオオサンショウウオ館が併設されていたりと、観光地として意外に一通り揃っている。
期待せずに行った割に、非常に楽しめたのでこの場を借りてご紹介。

滝、滝。滝!

四十八滝、と言っても「四十八個の滝」があるわけではなく、
日本語の「たくさん」の意味での「四十八」だそう。
ただとにかく端から端まで歩くと片道一時間半かかる。
今回は子供の忍者体験メインだったので、滝は軽く5分〜10分で行ける範囲しか行っていないが、
これがなかなかテンションが上がる!

赤目四十八滝 / jun tura


滝はアレだね、本能に訴えるね。
「滝なんか見ても、楽しくない」
と言いながら渋々付いてきた嫁も、何も知らずに付いてきた娘も大興奮
なんか、無駄にテンションが上がって、癒やされました。
うん、夏は吉野でラフティングに行こう。

オオサンショウウオ

併設されているのは天然記念物のオオサンショウウオ館。
こちらも四十八滝の入り口、と言う場所なので、強制的に通ることになる。
こちらも期待せずに通ったら、狭いながらも世界からサンショウウオを集めて展示していて
意外に頑張っている。
(「意外に」とか言って失礼!)
そして、無駄に完成度の高いオオサンショウウオゆるキャラ

久しぶりに勢いでTシャツを買ってしまったよ。
どこで着よう・・・

忍者体験はオススメ!

そして我が家のメインの忍者の修行体験。

子供1,350円、大人1,700円、衣装が不要なら500円引き。
うん、安い!
時間にすると一時間半程度なんだけど、内容からすると絶対に安いのでオススメです。
あと、衣装。
忍び装束に着替えて修行をするんだけど、雰囲気だけでなく、やるなら着ておいた方が良い。
なぜなら、森に入ってのアスレチックなので、結構汚れるから。
単純なら汚れ替えとして500円なら安いもの、という考え方も出来る。


内容は丸太渡りやロープ渡りといったフィールドアスレチックから、
忍者刀の使い方や手裏剣投げといった忍者ならではの修行まで様々。
内容はフィールドアスレチックでも、それぞれが
「忍者のこういった場面を想定しての訓練」というシチュエーションを紹介してくれるのが面白い。

観光地としての評価

正直、観光地としてあそこまで頑張っていると思っていなかったので、
思いの外楽しむことが出来た。

オオサンショウウオ(ハンザキ / noriqnub

ただ、城之崎草津と言った有名な温泉地などに比べると、規模も小さく
まだまだ改善する余地はたくさん感じた。


とりあえず手っ取り早く手を付けられるところとしてはこんなところ。

トイレは綺麗に!

観光エリアが狭いため、トイレは道路沿いに三つ。
最後のトイレは大きいが、途中のトイレは和式だけだったり、男女共用だったりと
かなり使いにくい。
共同のトイレをキレイにすることは、それほどお金をかけずに観光地としての
使い勝手を上げる重要なポイントだと思う。

地図には全部書いて!

町で配られる地図は、ほとんどが「滝の歩き方」の地図。
実際には滝の手前に宿や土産物のお店、忍者体験の受付などがあるのに、それが触れられていない。
また駐車場の管理もそれぞれの地主単位。
お店それぞれで「少しでも自分のところが有利になるように」という競争は分かるが、
観光地全体としての集客を考え、全部でいくつの駐車場があるか明示するなど
わかりやすさを心がけて欲しい。

忍者体験はもっと少人数で・・・

忍者体験は参加者17人、子供が参加する場合は付き添いも付いてくるので総勢20人以上。
それがぞろぞろと付いてきて、それぞれの修行(アスレチック)では順番に体験することになる。
そうすると待ち時間が長くなる。
単価が安いので文句は言えないが、多少高くしても人数を減らしてもらえたら、と感じた。

意外に多い若者

行ったのは連中のど真ん中。
宿泊施設の多い場所ではないが、キャンプ場も多いので宿泊客も多いのかもしれない。
雨が降るか降らないか、という微妙な天気のなか、駐車場は結構な入りで、
結構人気があることが分かった。


また、驚いたのは観光客の客層。
滝を見に来る、というと中高年が多いのかと思ったら、
忍者体験はほとんど子供連れ(これは予想通り)、滝の見学は若者。
年配の方はあまり見かけないのが意外だった。

リピーターを作れ!

ところで先の忍者体験、一日では半分程度しか回れないらしい。
「雨の日にしか出来ない修行、7〜9月の夏にしか出来ない修行もあります」
とのこと。
「特に夏の『水蜘蛛』は一生に一度は体験してください。必ず着替えを持って。8割の人は落ちますからね(笑)」
ここまで言われるとやりたい・・・!
多分、夏にもう一回行きます。


このインストラクターのお兄さん、なかなか語り口も巧妙で非常に良かった。
特に小学生男子ウケしそうな話術。
すぐに「ここから落ちたら死にますからね」とか、
手裏剣を外すと、敵に見つかるので死にます」とか、
とにかく修行中にすぐ「死ぬ」んである。
もう、それを聞いて参加している男子諸君がとにかく本気モードになる。
というかお父さんも本気モードだよ。
結構マジで難しいよ、これ。


ところがこの忍者体験、コースが一つしか無い。
リピーターとして参加しても、前に受けた物も受けなければ行けないし、
受けたい物がやっていないかもしれない。
リピーターを狙うのなら、「忍者体験・中級」とか、もっとハードルを上げてもいいんじゃ無いかな。

時代はAKAME48!

ということで、赤目四十八滝、オススメです。
というか一回で行ききれなかった感が凄くあるので、夏にでももう一回行くつもり。


上で書き切れなかったオススメとしては、
オオサンショウウオ館手前で販売している名物「へこきまんじゅう」

芋を使ったまんじゅうで、「名物に旨い物なし」の常識を覆す美味。
ただし、その場でしか売っていないという入手の困難さも常識を覆してくれる。


そして書き切れなかったトラブルは、ナビ。
カーナビがものすごい山道を往路・復路ともに指定したせいで、
ものすごく時間がかかった上に、疲れた。
嫁なんか、行きの山道で酔ったせいで車でダウンし、忍者体験の見学も出来なかった。
忍者体験の写真がないのはそのせいです。


というか連休の外出が日帰りのみってどうよ?

楽しさの性差?

物を作る楽しさは、出来た完成品より、作っているときの全能感にあると思う。
いいんですよ、できた物の使い勝手が悪くっても。


出来た物の使い勝手が悪くても迷惑をかけず、
作る課程を何度も楽しめるから、レゴは大人にも大人気なんだと思う。

レゴ 基本セット 青いバケツ (ブロックはずし付き) 7615

レゴ 基本セット 青いバケツ (ブロックはずし付き) 7615

以下どうでも良い独り言。


小学生の頃は、ミニ四駆ゾイドがど真ん中の世代。
ミニ四駆「改造」というと当時は「軽量化」
(初期はパーツもまだまだ少なかったし、いじる余地が大きかった)

1/32 ミニ四駆PRO No.14 アバンテMk.II 18614

1/32 ミニ四駆PRO No.14 アバンテMk.II 18614

バランスも強度も考えずに穴を開けてフレームが歪んでむしろ遅くなったり。
アバンテとかエンペラーが人気だったけど、自分はファイヤードラゴンでした。
ゾイドは説明書無しで何度もバラして組み立てて、キャップがどんどん無くなっていったのも良い思い出。
ZOIDS ANIME 10th EDITION 01 シールドライガー 〔バン仕様〕

ZOIDS ANIME 10th EDITION 01 シールドライガー 〔バン仕様〕

ちなみに共和国派でした。
共和国好きって銀英伝でもヤン・ウェンリー好き、でもないのかな。オレだけ?
ニッセンtwitterアカウントのスミスさんは帝国派らしいけど。

オモチャは子供を盾にした、親の趣味

そんな我が家の子育てでは、子供がプリキュアグッズをほしがっても誕生日以外では買わないくせに、
LaQアクアビーズWammyなんかの組み立てオモチャは買う。
(レゴは何故か無い。LaQが楽しいのでそっちで良いかなと。)


まぁ、親の趣味なんですよ、結局。
この手の組み立てユニットは大体どこも最小ユニットは500円〜1000円以下で始められて、
大きめの物が5000円強、フラッグシップが1万円弱になっている。
要は子供がお小遣いで買えるのが1000円まで
お誕生日などのイベントでは1万円までという感覚なんだろう。
でもまぁ、実際の話、どっか出かけたり、新作ゲーム一本買ったら軽く5000円ぐらい行くわけで、
自分が楽しめそうで、子供が楽しめるかもしれない、というものなら買っても良いだろうと。
組み立て式なら何回も遊べるしね。
(という言い訳で自分が遊ぶオモチャを子育て費用扱いにしているのはまた別の話)

LaQは楽しい

LaQは買う前後は自分の中で結構盛り上がったので、いくつかまとめて書いている。
・リンク → LaQが面白い
・リンク → LaQイベントに行ってきた
・リンク → LaQのイベントに行ってきた(続き)
・リンク → 我が家に「LaQ」がやってきた!
・・・結構書いてるな。


LaQは奈良のヨシリツ社が販売している組み立て式のブロック玩具で、
特徴は「板(三角・四角)」「ジョイント」で構成されていること。
公式サイトはこちら。
・リンク → LaQ(ラキュー)【7つの基本パーツで世界が広がる、まったく新しい知育玩具】
曲がったジョイントがあるので、簡単に立体を作れるのが特徴。
無料のお試し会にて。小学生すげぇ
始めて触っても簡単に「球」を作れるのはレゴにはない魅力だと思う。
あと、詳細は以前の記事を参照して貰いたいが、
作ったあとの「破壊」のカタルシスが半端ない。
力を入れてもまず割れないパーツの作りが良い


LaQ ベーシック 650

LaQ ベーシック 650

アクアビーズも結構面白い

アクアビーズエポック社の商品で、水で接着するビーズを並べてアクセサリーを作る。

アクアビーズアート ワクワクいっぱいセット AQ-71

アクアビーズアート ワクワクいっぱいセット AQ-71

ビーズを並べて

水をかけると、

そのまま固まってアクセサリーを作れる

マーケティング的に考えると、レゴのような組み立てオモチャにして、
ビーズを消耗品として使うのでなかなか頭の良い作りだと言える。


元々子供番組のCMを見て子供がほしがったので買ってやったんだが、
この道具がえらく使いにくい。
そこは改良をお願いしますよ、エポックさん。

Wammyは理解を超える

Wammyコクヨが発売している組み立て玩具。
パーツ形状はなんと一種類だけなんだが、コイツが恐ろしく自由に曲がる。

これを自由に組み合わせて・・・


なんと服が作れる。

着れるよ!お父さん頑張ったよ!


え〜と、何やってるかは小物の方が分かりやすいかな。
。(青い部分)


何だろうな。これは自由度が高すぎてむしろ難しい。
ただ、曲がる素材ということで、柔らかい曲線素材が得意。
服とか、帽子とか。(パーツが大きいので身につける大きさも作りやすい)
そういう意味では女の子向けなのかな。
服、というにはフレームだけで透けすぎてしまうのはちょっと不満。
ただ想像を超えて曲がるので、出来た物のインパクトは高い。
これは店頭展示で置いてあった「靴」。

面白いし、パーツがある程度大きいので散らかりにくいところも良い。
作る難易度は結構高めで、分解は一つ一つやらないといけないのはちょっと面倒。
LaQの「破壊の楽しさ」に比べると、パズルのような「作る難しさ」が主眼という感じ。

ワミー ベーシックセット300 13色 (カラフルセットリニューアル)

ワミー ベーシックセット300 13色 (カラフルセットリニューアル)

組み立て玩具を買って気がついたこと。

そんなわけで色々買ってます。
世のお父さん方、自分の趣味と子供のオモチャの接点として、参考にしていただけば。


で、色々子供にもやらせて面白いと思ったのは、子供が興味をもつ所。
例えばアクアビーズ。
自分が子供の時なら、ビーズを置いて作るところが楽しかったんじゃないかと思うんだが、
うちの娘はどうも出来たビーズのアクセサリーが嬉しいらしい。
つまり、アクアビーズというオモチャはどうでも良くて、
「可愛いアクセサリーを量産できる道具」としてアクアビーズを見ている節がある。
もちろん、作れといわれれば自分で作るんだが、親に作って貰っても全然構わないみたい。
「作る」ことよりも、そのオモチャ・アクセサリーを「使って」遊ぶ、ごっこ遊びの方が好き。


もしかしたらこれが男女の性差なのかな?とちょっと思った。
とはいえ男の子もごっこ遊びはするし、
女性だって「オカンアート」なる世界もあるわけで、あれは多分製作過程を楽しんでるか。
まさか紙のフクロウを作って見せる方が主体なのか?確かにやたら飾りたがるけど・・・
ところでオカンアートって現代美術と妙に通じるところがあるよね。
いや、それはどうでも良いんだけど・・・


世のお父さん、お母さん。
どうでしょうか?
専門的にはどこまでが個性で、どこまでが性差なのか、興味があるところ。
実際乗り物に興味を示すのって、周囲を見ても見事に男の子なんだよね。
アレは本当、教育とか社会通念じゃなく、性差だと思う。
だからどうというわけではありませんが、子育てをしていて気がついたことでした。