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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

一月の読書日記

長いこと更新していませんが、最近は本を読んだりボードゲームしたりしています。
またその辺も時期を見て追々・・・
ところで読んだ本は「読書メーター」に記録しているんですが、こういう「まとめ」機能もあるんですね。
面白かったので一月分を掲載。


うん。久しぶりに更新するとブログの文体すら思い出せんぞ。



2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:5795ページ
ナイス数:27ナイス

知っているようで知らない免疫の話 ―ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?− (知りたい!サイエンス)知っているようで知らない免疫の話 ―ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?− (知りたい!サイエンス)感想
娘のインフルエンザで会社を休みながら読む本としては最高の一冊。 免疫系の発達と、科学史、最新の病気をターゲットに実際の免疫反応の詳細と盛り込んだ一冊。 解説が少なく突っ走る部分もあるが、基本的には分かりやすくローエンドから書かれていて、非常に良い。 何よりちょっとしたイラストの解説が多いのが良い。 凄くイメージがしやすい。
読了日:1月29日 著者:西村尚子
微生物を探る (新潮選書)微生物を探る (新潮選書)感想
う〜ん、微生物研究の歴史や手法まで網羅的に書かれているのだが、網羅的すぎて冗長かと思えば、個別の内容の深さもまちまち。 専門的にするか、入門書にするか、もっと統一感があれば良かった。 その意味ではラスト四章は作者の思いがガツンと入っていて面白い。 ただ、なにぶんこの章に関しては書かれたのが二十年近くも前と言うことで、最新の分析状況からすると話が古いと感じてしまう。 当時読めば面白かったんだろうけど、残念。
読了日:1月28日 著者:服部勉
ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)感想
戦争面白ぇ! 政治家で戦士で一市民、フォーキオンこそ正にアテネ市民。 ペルシア側にギリシャ傭兵、も当時良くあったことで、この後のアレキサンダーのペルシア征服でも、殺害数にギリシャ人は多い。 スキタイとの戦いは圧勝だが、「騎兵に重装歩兵は圧勝する」もこの当時の定石。特徴的なのは弓部隊が居ること。ギリシャは投擲武器を嫌うので、弓部隊は非常に少ない。(「弓の数でも負けず」と明記しているのはこの辺が背景か) 対してアテネ。市民投票制では扇動により戦が戦を呼ぶ「悪い民主主義」になりがち。それが最後にちらっと。
読了日:1月28日 著者:岩明均
ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)感想
再読。 工房の発明品、もっと見たい! 「攻城兵器」が急発達したのはこの時期。「牛の腱を使った」とあるが、「ねじり」を利用する投石・大弓がこの時代の最新兵器。その素材も人の髪から進化したという事情を表している。 攻城兵器をバラして運ぶのも新技術。つまりこのシーンで時代背景まで解説している。凄い。 アレクサンドロスはクレイジーな性癖の含みを持たせているが、先の運命を知っている方がこの辺は面白い。 「文官と武官が分離している」のを何故敢えて説明するか。それはギリシャでは分離していないから。実はこれも先進の仕組み
読了日:1月28日 著者:岩明均
ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)感想
再読。 なぜマケドニア王を巨大に感じたのか。 それには当然、居並ぶ兵士の列による威圧がある。 ではなぜそれを威圧と感じたのか。 ギリシャの正規兵は市民。市民は議会に出る議員であり、主に農民であり、戦士でもある。(だからギリシャ兵は「防御」に重点を置く) 装備は自己調達で、例えば盾のデザインも統一されていない。 対してマケドニア。 こちらは全ての装備が同じで、盾のデザインも同じ。 この威圧感は凄かったろう。赤揃えは武田軍やスパルタ軍でもあったが、何せ規模が違う。 それが王の言う「力」なんだな。
読了日:1月28日 著者:岩明均
ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)感想
再読。 アレックスとオリュンピアの異常とも思える性格と行動は、この二人の行く末を知っていれば十分納得できる伏線だな。 盛り上がるのは「攻城戦」。気になっていた最新の攻城兵器の実力が示される。 解説するとp209のでっかいのは三段式で、一段目が城壁破り、二段目が城壁からの乗り移り、三段目がそれらを保護するための射手台という構造。 前巻で「でかすぎるからバラして持って行く」と言っていたのはまさにこれ。 最終ページ一コマ目では今まさに二段目から乗り移ろうと扉が開いている。アツいなぁ。
読了日:1月27日 著者:岩明均
ヒストリエ(4) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(4) (アフタヌーンKC)感想
再読。 村の戦闘シーン、重装歩兵は実際は後ろの兵に押されるように進む。(槍で刺す前に、盾で体当たりするイメージ) 「急に方向転換できない」のは、後ろの兵に押し潰されるため。隊列で転ぶとそのまま踏み潰されて不具になることも多かったらしい。 そう考えるとあっさりと柵に刺される理由が分かる。 また槍は5メートル程で槍衾になっているので、味方の槍が邪魔で動けない。元々左右と後ろの動きが殺されているので、柵で前を塞げば「こりゃあ楽」に殺せる事になるのだ。 しかし重装歩兵は当時最強の兵力だったのは知っておくべき背景。
読了日:1月26日 著者:岩明均
ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)感想
再読。 「奴隷の反乱」と「小さな社会」という面白い視点が二つ。 奴隷は「主人の所有物」なので、近所の奴隷が手を取って反乱、というのは通常無かったらしい。この話では船の奴隷は一人の主人の配下なので、手を組むことができた。非常に筋は通る。 またボアの村のような辺境の小社会は世界中どこにでも存在する。原始的社会体制と通貨経済と地域社会の狭間にいる村では、地域の小競り合いの死者が死因の圧倒的な部分を占める、というのは「銃・病原体・鉄」で指摘されている。 この具体例として非常にリアルに書かれていて、それも面白い。
読了日:1月26日 著者:岩明均
ヒストリエ(2) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(2) (アフタヌーンKC)感想
再読。 「奴隷とは何か」という現代の人間には理解しにくい部分が丁寧に書かれているのは非常に面白い。 実際にスパルタでは奴隷の反乱がよく起きたそうだし、奴隷だから尊敬している、大人しく従うという法は無く、あくまで仕組みがそれを支えているということなんだな。 「自分を買ったら解放される」という仕組みは中々理解できないけど。 あと、当時の感覚で言うと、奴隷一人は今の自動車並み、と考えると近いかも。大体労働200〜300日程の感覚だそうなので。(エウメネスは例外中の例外)
読了日:1月26日 著者:岩明均
ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC)感想
再読して気付いたこと。 槍が長い。 マケドニアの槍はギリシャより長くて、倒している槍が4本ある。(ギリシャは3本)。その分盾が小さく、槍は両手持ちになっている。 すね当ては標準のようで全員が付けているが、足下はサンダル。 こういう所が最先端の戦闘技術なんだよな。 マケドニアギリシャのような防御中心で無く、攻撃主体の国なので装備が軽い。サンダルに防御が無いのも軽くするためで、すね当ても革製かもしれない。(ギリシャは青銅製で重い) 攻城の行進シーン、これ今見ると凄まじいな。
読了日:1月26日 著者:岩明均
図説 古代ギリシアの戦い図説 古代ギリシアの戦い感想
資料については非常にしっかりしているし、図解も良い。 しかし「古代ギリシア礼賛」が強すぎてちょっと… 人口の拡大で分業化が進み、戦争規模が拡大したのは必然なのに、それを感情論で語るのには違和感がある。 ギリシア重装歩兵の最強さが良く書かれているが、それとて自作農(納税者・為政者)自身が戦士であり、防御的な戦争がメインだったことから「防御」に重点が置かれた初期の完成された戦闘形態なのかと。 実際、重すぎて攻撃・侵略に向かないと明記しているし。 あと、「自由民の世界」は奴隷に立脚していることも分かって面白い。
読了日:1月26日 著者:ヴィクター・デイヴィスハンセン
図説 神聖ローマ帝国 (ふくろうの本/世界の歴史)図説 神聖ローマ帝国 (ふくろうの本/世界の歴史)感想
纏まりなど欠片も無いヨーロッパ史を、ザクセンのヴェッティン家という軸で切り取った一冊。 時に踊る文体も相まって、中々簡潔で分かりやすい。 それにしても相変わらずこいつら、戦争ばっかしてるな・・・。 衛生事情も医療技術もあるだろうけど、国家崩壊を防ぐための「世襲制」という縛りが血を濃くして短命な王が多くなり、結果戦争が多いという気もする。 「神聖ローマ帝国」という名前の意味と、その重みがよく分かり、結果ナポレオンの凄さが実感出来た一冊。 「同名の王が多いため通称で呼ばれた」分かってんなら名前何とかしろよ!
読了日:1月25日 著者:菊池良生
図説 ドイツの歴史 (ふくろうの本)図説 ドイツの歴史 (ふくろうの本)感想
「ドイツの歴史」ではなく、「ドイツの近代史」。 内容が良いので、表題はもうちょっと何とかしたら良かったのでは。 切り取った時期が時期なだけに、どうしても「ナチと戦後ドイツの関わり」がページを占めるのは仕方の無いところか。 それにしてもこいつら、戦争と内戦しかしてないのな! 大きな出来事を切り取ると本当そんな感じ。 戦争→内戦じゃなく、戦争中の内戦でズルズル終戦、の繰り返し。 文化面にももっと目を向けて貰えば、更に良かった。 いや、悪いのは著者じゃ無く、戦争ばっかしているドイツ人ですが。
読了日:1月24日 著者:石田勇治
闘う! ウイルス・バスターズ 最先端医学からの挑戦 (朝日新書)闘う! ウイルス・バスターズ 最先端医学からの挑戦 (朝日新書)感想
文字通り第一級、最前線の研究者による生の声の本。 研究の解説より、研究の楽しさ、大変さ、工夫するポイントが丁寧に書かれていて面白い。 「研究者だって人間なんだ」という部分もあれば、「研究一筋のこんな変人」というステレオタイプなネタもある。 一番笑ったのはエイズ治療薬の第一人者、満屋先生のインタビュー。検査のために細菌の反応性の良い血を探し、知人の研究者の血を毎週吸う先生。 血を貰いすぎたが故に、その知人が貧血になったエピソードなど、変人伝説ここに極まれりという感じ。
読了日:1月20日 著者:河岡義裕,渡辺登喜子
物語 ドゥニ・ディドロの回想―『百科全書(アンシクロペディ)』をつくった男物語 ドゥニ・ディドロの回想―『百科全書(アンシクロペディ)』をつくった男
読了日:1月19日 著者:風真木剣
図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)感想
英国貴族に特化し歴史、風俗、建築を網羅している。 が、網羅している故にどうしても浅い内容になっている。 「建築」なら建築に特化して貰えば、まだ良かった。 「この建物のここの天井が素晴らしい」といいつつ、その写真がないとか、写真が解説で小さくなっているとか。 個々の解説やエピソード、造詣は素晴らしいからこそ、物足りなさの残る一冊。 できたら三倍ぐらいのボリュームにしてちょうど良かったかも。
読了日:1月17日 著者:田中亮三
中世ヨーロッパの都市の生活 (講談社学術文庫)中世ヨーロッパの都市の生活 (講談社学術文庫)感想
「1250年、フランス、トロワ」という一つの時代、都市という切り口を水平に切って、その断面から見える時代を丁寧に切り取った本。 あとほんの数十年早ければ、遅ければという技術や時代背景があり、面白い。 個人的には「羊皮紙」についてちょっと細かく調べてみたくなった。
読了日:1月16日 著者:J.ギース,F.ギース
史上最強図解これならわかる!分子生物学史上最強図解これならわかる!分子生物学感想
本当にこれなら分かった。 分かりやすくておすすめ(誰に?) イラストがシンプルなんだけど、要点を突いていて非常に良い。あと、実験の解説が、突然「遺伝子は一個いくら、送料いくら、支払いは受け取り後にカードで」とか細かいこと言い出すのも個人的にはツボ。 内容は至ってまじめで、基本からじっくりと解説してくれるので非常に勉強になります。 それでも慣れない領域は頭に中々入らず、何度寝落ちしたことか・・・
読了日:1月13日 著者:渡辺利雄
キラーウイルスの逆襲―SARSとの闘い、そして共存へキラーウイルスの逆襲―SARSとの闘い、そして共存へ感想
ウイルスについてのお勉強はこの一冊で良いんじゃ無いかというほどの本。 想像していたよりもとても良かった。 当時話題となったSARSを切り口に、ウイルスの同定・解析・対策方法から特徴、その歴史まで幅広く、よくこれだけにまとめたと思う。 ちょいちょい「うまいこと言ってやった」的な言い回しが入るのだけ、気にせず読めるなら文句なしの良書。
読了日:1月10日 著者:畑中正一
サルファ剤、忘れられた奇跡 - 世界を変えたナチスの薬と医師ゲルハルト・ドーマクの物語サルファ剤、忘れられた奇跡 - 世界を変えたナチスの薬と医師ゲルハルト・ドーマクの物語感想
訳者の後書きにこの本の魅力が収斂されている。 ドーマクという化学者を縦軸に、サルファ剤という薬品の歴史を解いていく。 それが薬品の説明で無く、時代背景や化学者群像、なにより医学に関わる者の意識の変化を絡めて書いてあるところが面白いし、素晴らしい。 やってることはひたすら研究室でマウスに薬を打っているだけなのに、それにこれだけドキドキするとは。 惜しむらくは化学式が出てこないこと。後書きに書いてあると一言書いてくれていれば。
読了日:1月8日 著者:トーマス・へイガー
エボラ・ショック―ウイルスは警告するエボラ・ショック―ウイルスは警告する感想
正にウイルスを研究している前線の人が解説するウイルスの話。 文章は簡潔だが要点を付いていて読みやすい。 1995年ということはもう20年も前の本になるが、芯の部分は変わらないので十分に読める。 ただ、中身の六割はエボラよりも当時話題だったHIV(エイズ)の話なのはどうかと。「フリーセックス、良くない」「ウイルスは自然界からの警告」と時々感情論というか精神論が入るのもちょっと気になったところ。
読了日:1月8日 著者:玉川重徳
宮本武蔵 〈新装版〉 (文春文庫)宮本武蔵 〈新装版〉 (文春文庫)感想
よく調べてるなぁ、とは思う。会話がうまいが地の文は淡々と、短い文章で繋げる感じ。 読みやすいが文章量は多い。でも深くはない。大人向けのマンガという感じかな。 戦闘は簡潔、心情描写も端的。では何が主題なのかと。
読了日:1月7日 著者:津本陽
総図解 よくわかる世界史総図解 よくわかる世界史感想
歴史の基本から知らない自分のような人間には大歓迎の一冊。 ただどうしても地域ごとに時代を行ったり来たりするので、時代ごとの地図や年表はもう少し入れて貰えると有り難かった。 本文に比べ、見開き左の図表が何の情報にもなっていないページが散見されたのは残念。
読了日:1月4日 著者:

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