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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

日本の道、日本の灯り

わかりやすさ

日本の道路の品質は高い。
高度成長期には公共事業に大量に金が流れ、巨大な道路網が完成した。
しかし永遠に思えるようなアスファルトの寿命は意外に短く、
30年もするとひび割れ、スムーズに走れなくなる。

Cracks Road Asphalt / cdsessums


これからの日本は労働人口が減ることが分かっている。
そこでアスファルトの整備にしてももっと効率よくする必要があるし、
僻地は道路整備を行わない、廃止するという選択肢も考える必要がある。

そんな日本の照明事情

そんな日本の道路だが、道路自身も、照明や道路標識の完成度も非常に高い。
日本に住んでいると当たり前に感じるが、例えばベトナムに行くと誰も信号を守らない。
信号を守る文化が定着していないだけでなく、信号が小さく、見にくい。

On the road to Ha Noi / David McKelvey

※分かりにくいが、写真左上に信号がある(バイクの人が見ている)
日本では停止線に止まるとちょうど信号を確認できるが、
ベトナムでは小さなランプが停止線の横にあるだけなので
首を大きく横に向けないと信号を確認できない。
これでは危険で信号を守るなんてとても出来ない。


ところがメンテナンスやランニングコストという面で考えると、
完成度の高いシステムほど、その維持には巨額のコストがかかる。
そこで、将来を見据えた照明システムについて考えてみる。

CCC maintenance work on Swan Lake Road, Colville National Forest / OSU Special Collections & Archives

誰もいないのに、明るい日本の夜

日本の夜は、明るい。

Urbanization: world night lights map / eutrophication&hypoxia

日本の犯罪率が低いのは、そのモラルだけでなく「明るさ」も一役買っていると思う。
ただ、本当にその明るさで良いのか。
街灯は暗い間中付いているが、どんな都会でも24時間人通りの絶えないところは稀。
とすると、街灯の付いている時間はそのほとんどが「無駄に」光っていると言える。
点灯時間を短くすれば、電気代も節約できるし照明の寿命も長くなる。


そこでまずセンサーライトを考える。

ムサシ RITEX 4W LEDセンサーライト LED-AC14

ムサシ RITEX 4W LEDセンサーライト LED-AC14

センサーライトなら、点灯時間を大幅に短くできる。
次に、その電源を太陽光や水力等で自給自足することを考える。
我が家のセンサーライト(上の製品)は、B5サイズの太陽電池で、問題無く動作している。
電源を供給しなくて良いのなら、配線も電柱も不要になり、設置コストを下げられる。

発想の転換で、照明を安くする

いくら配線が不要といっても、今の街灯と同じレベルの明るさをセンサーライトに
持たせようとすると、結局高価になる。
また、一定期間でのメンテナンスが必要になるという事は変わらない。
そこで、メンテナンス工数を大幅に下げられるような発想の転換を考える。

照明は暗くてもいい

センサーライトのメリットは、配線工事が簡単になるということ。
であれば大型・高所の照明をたくさん作るより、
小さくて暗い照明をたくさん作ればいい。

White LED Street Lamp / Dominic's pics

権利関係で難しい部分もあるだろうが、自治体が設置・メンテナンスを行うということで
壁や石垣にもガシガシ照明をつけていけばいい。
今の街灯は高さ4m〜5mになるものもあるが、壁に高さ2m強の照明が並べば十分に用は果たせる。
この高さなら安価なLED照明で十分に明るさは確保できる。

照明が消えていてもいい

日本人は細かいところにうるさいので、受け入れにくいかもしれないが、
たくさんの照明をつけておけば、一つ二つ照明が消えても明るさは確保できる。


メンテナンスコストがかかるのは、照明が消えるとあるエリアが真っ暗になるため。
これでは危険なので、消える前・壊れる前に定期的な確認を行う必要が出るし、
いざ壊れたら急いでメンテナンスに行かなければならない。
一つ二つ消えても実質上困らないのなら、消えるまで放っておけばいい。
また消えても緊急を要さないので、ある程度スケジュールを組んで修理に回れるようになる。
これはメンテナンス工数の削減や、人員の削減に繋がる。

自動車は、頑張れ

センサーライトはその感度や応答性から、メインは人間向けになる。
高速で移動する自動車・自転車には不向きといえる。
そのため車両は、自分で照明をしっかり焚く必要がある。
とはいえ道路は変わっていないのに、自動車のライトは大きく進化している。
今の明るい道路においては、自動車のライトはオーバースペックと言える。

Lexus Light / aldenchadwick


自動車に関しては、街灯よりも反射板を敷き詰める方がより現実的とも言える。
実際に田舎道では街灯の代わりに反射材を敷き詰めているとこともある。

REFLECTIONS / eschipul

危険では?と思われるかもしれないが、運転している人間が「ここは危ない」と思えば
スピードも落ちてむしろ事故は減少する。
細い道での事故対策に、「中央線を無くす」という物があった。
中央に線があると車はスピードを出すが、中央線が無くなると危険な細い道と認識して
スピードを落とし、事故が起こらなくなったらしい。

そもそも街灯とは

街灯を減らす、暗くすると言うと非常識に聞こえるかもしれないが、
そもそも街灯が出来てから200年、日本に最初のガス灯がともってから140年弱。
江戸時代には提灯を持たなければ夜道を歩けなかった。

A5104 / SamCheong


歴史が短いことから、街灯で明るく照らされた町並みが「文明の証」のように
捉えられているが、それが大量の電力を消費して、維持コストを生んでいることも事実。
携帯電話を持ち歩くのが当たり前の昨今、充電池にもなる手回し懐中電灯をみんなが持てば、
緊急時にも安心だし、それはそれでいいことずくめな気がするんだが。

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