コンビニも、変わらなきゃ
出張で東京に来て驚いた。
暗い。
「東京は計画停電しないで大丈夫になった」
と訊いていたが自粛ではなく各自の細かな節電対策でこうなっているのだと分かった。
こりゃ自粛ムードにもなるわなぁ、というのは納得。
「駅構内まで暗くしているのに、飲み屋がこんな明るくて良いのか?」
とかちょっと考えちゃうんだろうなぁ。
関西は本当、頑張って消費しないといかんね。
それを痛感。
そしてやっぱり、落ち着け、首都圏。
コンビニも
朝方コンビニに行ったらやっぱりちょっと暗い。
よく見ると窓側の半分は電灯を切っている。
前々からやるべきと言われていたが「売上が落ちるから嫌だ」と突っぱねていた節電対策も
ここに来てやらざるを得なくなったと言うことか。
ところがやっぱり総菜・ゼリーなどのコーナーは開放式の冷蔵棚だし、
本気で節電対策をするにはまだまだ改良の余地がある。
現段階では「できるところから手をつけた」ということか。
停電、地震対策コンビニの必要性
コンビニはインフラとしての責任を既に持たされているし、
地震直後のコンビニを見ていても各自がその意識で動いていたのはたいしたものだと思った。
これからは店舗作りもそういった対策を盛り込んだものでないといけないと思う。
停電、地震対策を盛り込むと平時ならコストアップになる。
しかし何日か東京にいるだけでも地震がちょくちょく起きているし、
いつ停電になってもおかしくない今の状況なら、多少の対策費をかけておく方が
トータルとしてコストを下げられる計算もできると思う。
停電対策
コンビニで停電が起きた際に、一番電気が必要なのはどこか?
冷蔵庫?
照明?
個人的には「レジ」だと思う。
コンビニはインフラとしての側面を持っているが、どんな緊急時でも
「提供」ではなく「販売」するという側面も持っている。
この「販売履歴」を取ることができないとコンビニの稼働効率は激減する。
今回の震災のレポートを見ていても
- 検品システムをレジ代わりにして手書き会計
- 店長がコンビニ内を走り回って金額確認
- 次回の停電に備え値札を全部手貼り
といった話があちこちであった。
POSシステムは緊急時には動かないので、通信は死んでも良い。
ただ、レジの精算システムが止まると1〜2人の手が取られる上、精算時間が大きく伸びる。
非常電源をレジに設けるのは手っ取り早いし、重要な対策だと思う。
照明は懐中電灯を複数用意すればよい。
あるいはLEDランタンとか。
(全部を明るくするより確実に低電力で済む)
冷蔵庫は諦めろ。
(数kWを常時供給するのは非常電源としては大規模すぎる)
とりあえずレジを動かせ。
これが至上命題