自分の「足」で電力を作る、発電自転車
環境意識の高まりとか運動不足の解消とかで増えた自転車通勤。
今回の計画停電を受けてさらにその数が増えているという。
電動アシスト式自転車は人気だが、
都会で自転車を走らせる上で実際電動アシストはそんなに必要ない。
今回の電力不足を受け、新しい電気自転車が注目されている。
「逆」電動アシスト自転車
人間の筋力というのは結構バカにできなくて、
ASIMO等の人型ロボットは駆動モータで殆どの体積が占められているにもかかわらず、
人間の何分の一というパワーしか持っていない。
そしてそのパワーが最も発揮できるのが「足」。
つまり自転車は効率の良い移動手段というだけでなく、人間のパワーを取り出すのにちょうど良い装置だったりする。
そして自転車で移動すると歩くのに比べ1/15程度しかエネルギーを消費しないという。
つまりこの14/15のエネルギーを蓄えられれば、
エネルギー問題は大きく解決する、ということ。
仕組みは単純で、電動アシスト自転車を「アシスト」ではなく「充電」に使えばいい。
つまり「電源をONするとペダルが重たくなる自転車」。
電動アシスト式自転車には元々電池が付いているので、そこに充電して家の補助電源として使用する。
メリット
人間の活動をエネルギーにすると、石油などを消費しない。
もちろん漕いでいる人は疲れるが、元々運動のためにやっているのだからそれもメリットがある。
そうして日々の生活で充電することで、家庭の消費電力を削減し、節電に協力できる。
電動アシスト式自転車の参入メーカは国内だけでも
- サンスター技研 - インテリジェントバイク
- 三洋電機(協栄三洋工業) - エナクル、eneloop bike(エネループバイク)
- スズキ(パナソニックサイクルテックからのOEMで販売) - ラブ(LOVE)
- タカラ(ヤマハとの共同開発) - B PLUS
- TOBU(東部) - エアロアシスタント(AERO ASSISTANT)
- パナソニック サイクルテック - ビビ(ViVi)、Panasonic EZ
- ブリヂストンサイクル - アシスタ
- 宮田工業 - グッドラック(goodLUCK)
- ヤマハ発動機 - パス(PAS)
(出典:wikipedia)
どこもこれから発電に力を入れていくと思われる。
太陽光や風力など、小型発電は一般家庭でも導入できるとは言え、マンションなど集合住宅では
個人が導入したいと思っても勝手には導入できないのが実情。
それに比べて自転車発電は自分で自転車を買って、通勤に利用すれば導入できる。
この手軽さが大きな魅力でもある。
もちろん住居、通勤環境の制限はあるが、マンション住まいでも参加できるスマートグリッド、それは自転車発電のメリットと言える。
最後に
・・・というネタをエイプリルフールで思いついた。
ちなみに人力での発電量は約100W。一時間漕いで0.1kwh。
一般家庭の消費電力量は約400kWh/月(3〜4人家族の場合)といわれ、一日あたり13.3kWh。
一時間必死に漕いで1%賄えるか、というレベル。
こう考えるといかに日常を発電所にお世話になっているか、ということやね。
いやぁ難しい。