ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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自動車離れと交通手段の未来形



「自動車離れ」といわれて「今更?」と感じるナナロク以降の世代です。


「自動車離れ」という単語についてはいろんな解説がされていると思うんだけど、
半分以上が的外れだなぁ、と思うのは世代間の感じ方の違いも大いにあると思う。
ということでまさに離れつつある立場からの意見と、
その上で今後の交通手段のあるべき姿について書いてみる。


自動車離れについてよく言われるのは「魅力がなくなった」ということだけど、
物心ついたときからみんな「マイカー」を持っていたうちら世代には
自動車自体に「憧れ」なんてものは持ったことがない。
自動車は便利で、かつ嗜好品である。
まず自動車を持ちたい、という自分よりも上の世代が持っていたであろう
憧れが無い分、冷静に自動車を見ているということを上の世代の皆様に知っていただきたい。
(様々な分析でこの部分の認識が非常にずれていると感じた)


では冷静に「交通手段」として自動車を見ると、その明らかなオーバースペックが目につく。
世界的に見ても小型、安価な「軽自動車」でさえ各種音響・カーナビ・安全装置・エアコン付き。
それに比べて自転車はあらゆる装備長くて値段は1/10以下。
この差を納得できない人が増えていると言うことだと思う。


今必要なのは?
マーケティングの基本で言っても、オーバースペックになった市場には
安価な「価格破壊者」が出現して大量に売れる、といわれる。
インド、Tata社の「nano」を世界の自動車メーカーが気にしているのはまさに
この自動車が世界の「価格破壊『車』」になると感じているからだと思う。
もちろんその可能性はあると思うし、実際にスズキ・トヨタを始め各社が
安価な自動車という道を探し始めているのも知っているけど、
もうちょっとセグメントを区切って冷静に考えると日本初で新しい「街乗り交通手段」というのは
遠からず出てくるんじゃないかという気がする。


こんな話って、実は2年前ぐらいにも書いてるんだよね。
あのときはパソコンで、「5万円でネット端末に特化したノートPCがあれば売れるぞ」って書いて、
全然反応がなかったんだけど、今はどうよ。
同じような新しい街乗りの価格破壊が起きると思うんだよね。遠からず。
ということでそのアイデアを書いてみます。
長くなってきたので明日。
それにしても最近頑張って英語で書くのに挑戦していたけど、日本語だと楽ね。