ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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環境のことについてすっきりした。

たかじんのそこまで言って委員会
これ、関西ローカル?
日曜に家にいるときにだらだら見ている番組なんですが、結構良い意味でぶっちゃけていることがあり好きな番組です。
まぁ真剣に見ると言うよりはだらだら流して見る程度ですが。
で、今回は「環境問題は嘘だらけ」と言う話。
「リサイクルなんかせんで良い」「ゴミの分別なんかするべきでない」「紙はリサイクルするな」だそうです。
とりあえず細かい数字については確認の必要があるとして、知っている数字については正しいし、間違ってはいない。


温暖化対策というのは何十年前から言われていたけど、誰も真剣にやっちゃいなかった。
それがここにきて極端な温暖化対策に向かうことで実体経済まで影響を与えようとしている。
そもそも温暖化というのは何十年も掛けて進むものであり、経済を緊急で犠牲にしてまでやるものなのか?というのがこの提言。
確かに、言っている内容については一理ある。


まぁ、「環境が金になる」となれば金にするのが企業だから別にそこは構わないと思うんだけど、
特に国が動くとなる場合、「大義」がどこにあるかを明確にしないといけないよなと思う。
番組では「明日の温暖化より今日の晩飯が安全かに気を配るべき」という意見で、それは至極真っ当な意見だと思う。
実際鯨を保護するために何千キロも航海して船をぶつけることが対極的に見て良いのかと言う向きもあるし。


個人的には今日本がすべきは「脱石油」が一番なんじゃないだろうか。
「中東にはオイルマネーがあるから」では無く、彼らがオイルマネーで財を成したのはその秀逸な価格操作であるのは誰もが認めるところ。
今では中国がレアメタルで同じ価格操作を狙っている。
そんな時代に日本がやるべきは、食料と同じく金属・原料においても日本での「自給率」をあげること。
結果それが対外的にも「環境対策」と銘打つことが出来る。こういう長期戦略を描けることが「大義」なんじゃないだろうか。


そう考えると日本に求められる戦略は

  • 原料の改質 : カーボン材料等の無機材料の技術強化(基礎研究への増資・支援)
  • リユース・リサイクル技術 : コスト的に輸入を下回る自給状況をリサイクルで実現する
  • 回収のルート作成 : 特に家電店(小売)に頼らない、企業・自治体が中心となった高い循環サイクルの作成

無機材料技術では日本は今でもトップなのは間違いの無いところ。
せっかくの技術を資源高の周辺環境に合わせて、今こそレベルアップするタイミングなんじゃないでしょうか。