ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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一日あいてまた着物の話。

「着物」と「Tips」という単語がなんかミスマッチで面白い。
着物を実際に着るときには結構細かい「技」があるんよね。
この辺は本当に着物を着るときの注意点なんだけど
色々写真撮ったついでにご紹介。
今日のは本当おっちゃん、おばちゃんに言われたそのままのネタです。


着物を着て歩くとすそが邪魔で大きく歩けない、
というのは最初思います。ってか思いました。


















で、そんな時に有効なのが
「股割り」
相撲の四股を踏むように
写真のように腰を落とします。
そうすると襦袢と着物が程よく緩んで、
歩きやすくなります。
(別に帯は緩まないので大丈夫)










実際歩くとこんな感じ
(左:四股、右:四股
写真で違い、分かりますか?






これも大阪のお店で
「兄ちゃん着物着てみたんか。そうか歩きにくいやろ
 こうやってな、着たら四股踏んでみるねん。ほら、やってみ」

店先で教えてもらいました。
本当ね、男の着物ってよほど珍しいようでみんな教えてくれます。
で、次に手ぬぐい。
これは着物を買うときに最初に注意されたんで有名だと思うけど、
男は恰幅が良くないと着物が似合わない。
まぁ、何を持って「似合う」のか、という定義も難しいけど。
とりあえず締めた帯の上がちょっと膨らむような感じが
着物のスタイルとしてはしっくり来る、ということ。










ということでこの手ぬぐいを懐に入れます。
順序としては帯を締めた後。
ねじ込むように着物の中にねじ込むとよろしい。
冬には防寒としても良い。
手ぬぐい、といってもそんな厚くなくて良いので
厚手のタオルとか入れちゃうと逆に変なことになります。
入れた状態は下の写真。








(左:入れる、右:入れた
あんまり良い写真じゃないなぁ。
でもなんとなく分かるでしょ?
実際生で見ると確かに手ぬぐいが無いと
「なんか貧相だなぁ」っていう
印象がするんだよね。
テレビとかで見ても確かにすぐ分かります。
「あぁ、ちゃんと入れてるわ」って。


とまぁこんな感じ。
知っている人には当たり前の話なんだけど、「股割り」の話とかネットじゃ乗ってなかったと思う。
本当「習うより慣れろ」で、(おばちゃんよりも)若い男が着物着ていれば、
何度も言うように珍しいのでおばちゃんのアイドルになれて、色々教えてもらえます。
行く場所はやっぱり今の繁華街よりも、古着関係の場所に行くほうが絶対に面白い。
繁華街じゃ着物の着方はみんな知らないし、本当の呉服屋さんのようなところじゃさすがに場違いだし。
というわけでレッツトライ着物