ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

ゲムマ2018春に見る/買う側として参加した感想と改善提案

ゲームマーケット春、お疲れ様でした。

ゲームマーケットの東京開催年二回に反対であること、出張が重なったことから今回は土曜のみ一般参加(見る側・買う側での参加)でした。

出展側での参加ばかりだったので、見る側・買う側としてはゲーム制作を始める前のゲムマ大阪以来。なんとも久しぶりのイベントで、足が痛くなるまで回った感想です。

 

土曜の総括

土曜の参加者はなんと過去最高の1.2万人!

gamemarket.jp

参加者は順調に増えているので、「ボードゲーム」というカテゴリについての裾野の広がりを感じます。

もちろん今回は周辺でのイベントが重なったこともありますので、その複合効果もあったかと思います。

 

ゲームの内容としては昔からの袋売りやSMART500という500円ゲームという低価格路線から、個人制作でも3,000円超えが当たり前という完成度の高い物もあり、全体として「広がりがある」状態を維持していると感じました。

特に土曜の午前中は人がいっぱいで、西3ホールは通路と出展ブースの差がわかりにくいほどでした。

 

売れ行きはまた秋にアンケートを取ろうかと思いますが、「全体的な底上げが続き、おおよそ半分のサークルが黒字」という傾向は変わらないのではと思います。

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投げ銭的な物を始めました

Pixivが制作者向けコミュニティ「Pixiv FANBOX」を開始したことが話題になりました。

www.pixiv.net

Pixivはクリエイター向けのSNSからお絵かき教室、販売プラットフォームのBOOTH、展示即売会販売アプリPixivPayと「クリエイターの支援」をはっきりと打ち出しています。その割り切りは好感が持てるし、スピード感も大した物です。

だからPixiv Payも、「まだ日本じゃ早いだろうな」とは思いつつ、アプリを紹介して導入・使用しました。

roy.hatenablog.com

ただ、今回の「Pixiv FANBOX」は、参加しないことにしました。

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ボードゲームを作る人向けの本の話

ボードゲームの裾野は広がっていますが、個人でも作れるからか、制作者の増え方も凄い勢いです。
とはいえ漫画や小説、デジタルのゲームに比べれはその数は何桁も小さく、参考になる資料は今でもほとんどありません。

 

そんなわけで個人的なゲームマーケットの楽しみ方の一つは、「ゲームの作り方」の本を探すこと。
今回購入したのはスパ帝国さんの「ルールデザインノート ゲームメカニクスの生成と分類」と、ゆおさん(こっち屋)の「正気度ヌルから始めるゲーム製作」でした。

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