ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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環境にやさしいオフィス用PCのアイデア

まぁ、「エコ」とか言いたくないんですけどね。
ネット業界、というかIT業界では「グリーンIT」が新しい標語だそうです。
この業界は本当、毎年毎年良く考え付くもんだと思います。
でまぁ、グリーンITってのは何かって言うと基本的には「IT周りの省電力化」のことです。
基本的にIT機器を動かすと電力を消費するし、それが高性能になるほど空調など周辺でも多大なエネルギーを食う。
それを何とか減らしていきましょう、と。


ということでそんな「グリーンIT」に、「こんなのがあったらいいんじゃないの?」というご提案。
カメラの画像技術もものすごい勢いで進み、カメラの素子自体もかなり安く、小型、高性能になりました。
そんなカメラを使って自動ログオンの認証に使おうという話も出ています。
それを一ひねりすると、

  • カメラで操作者を常時撮影
  • 画面を見ていないと判断するとサスペンド状態に移行(ただしカメラ機能はON)
  • 画面を見ると自動で動作状態に移行

ということが出来るんじゃないでしょうか。
オフィスでは当たり前のように一人一台パソコンがありますが、ずっとパソコンを使っているかというとそんなことは無い。
むしろ使わない時間のほうが長いし、使わない間もパソコンの電源は入れっぱなし。
じゃ、「今パソコンを見ているか」をパソコン側で判断して、自動的サスペンドに入ってくれれば
パソコンの一日の消費電力は激減するんじゃないでしょうか。


同じような発想をした商品には、松下電工のトイレ「ビューティトワレ(生産終了?)」があります。
これは便器にセンサを取り付けて、人が座ると判断したらその瞬間だけ便座を暖めるというもの。
今までのように24時間のほとんどの時間、便器を暖めていた無駄を省きプレスリリースでは「90%以上省電力」とありました。


現在のパソコンではサスペンドに入るとパソコンは動作を止めるためカメラが独自で機能し続けることは出来ません。
カメラが単体で電源供給を受けて測定を続け、視線を画像解析してパソコンを制御する、という複雑な操作が必要になります。
とはいえ監視カメラなどで技術的には出来るものばかり。
とかく価格競争に陥りがちなオフィスパソコンにおいて、こういった機器を提案できれば日本だけでなく世界のオフィス市場を
一気に席巻できる可能性があることは間違いなしです。


といったところでこの技術、やれるメーカはどの辺でしょうか。
LinuxベンダーはOS自体の考え方が柔軟なのでASUSあたりは実は最有力かもしれません。
既存技術で行くとカメラを自分で持っているPanasonicSONYは圧倒的に有利ですが、価格面では厳しいかもしれません。
とにかく単純なパソコンの過当競争・価格競争から抜け出すことが出来る上に、今時のトレンドに乗れる技術。
どっか乗っからないもんですかね?