ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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コロナ後2回目のドイツに行った感想

ドイツに出張に行ってきました。

コロナ後二回目。

 

街中にはまだテストセンターが多数ありましたが(ドイツの場合は多くがPCRではなく抗原検査)、この数も減少傾向で、ドイツとしては「諸々の制限の収束」に向けて動いているそう。
※当初「抗体検査」と記載していましたが、誤記です。本文は修正しています

 

私が行けたのはドイツだけですが、中国の滞在者が短期帰国した際の様子を見ていても、コロナ対策では各国の「常識」が変わったなと感じます。

 

ドイツ

これから制限の解除に向けて動くそうですが、そもそも現時点での対策は

  • 電車・バスの中ではマスクをする
  • 建物の中ではマスクを推奨する

ぐらいです。

街中だと基本マスクしてません。(稀にやっている人もいる)

陸路で繋がり、シェンゲン協定により入国審査もない欧州では「水際対策」が不可能。このため「蔓延をいかに防ぐか」が対策で、それが

  • マスクの徹底
  • ワクチン接種証明の確認

という二点でした。

しかし「基本的にマスクを着けて、どうしてもという時だけ外す」という日本の形ではなく、「基本的にマスクは着けないが、どうしてもという時だけ着ける」というのがドイツ式でした。

報道では「欧米ではマスクへの忌避感が強く」という話がよく言及され、実際にそうした側面は強いのですが、ドイツで推奨されていたFFP2マスクというのが結構ゴツく、結構息苦しいのも一因では?と実物を見てちょっと思いました。

ゴツいから息苦しいし、しっかりしてるから外して畳んでもまた付けられる。

「すぐ外して、すぐ付ける」という使い方に想定外にマッチしたのかな~と感じました。

 

またレストランに関しては「ワクチン接種を確認出来たら入場可能」という仕組みを採用していたので、「店の中ではウイルスは無い」という考え方でマスク無し、談笑OK、衝立無し、席の間隔も昔のまま、という状態でした。

このまま「ルール緩和」(ワクチン接種確認不要)に進んだものだから、今ではレストランが一番昔のままで、「誰もマスクせず、狭い間隔で談笑する場所」に。

出張で行ったために先方との会食を断るわけにもいかず、正直なところ恐る恐るの会食でしたが、無事PCR検査にもパスし、帰国できました。

 

ただ全体的にはすでに感染が蔓延している中、「罹ったけど大したことなかった」という方も多く身近にいる状態であること、またどうも「一度かかったからオレは大丈夫」という意識の方が多いようで、「感染数はあまり気にせず、さっさとみんな罹ってしまえばいいのでは?」という感じに見受けられました。

日本で「withコロナ」というと、個人的にはアシタカが「サンは森で わたしはタタラ場で暮らそう 共に生きよう」という、距離を取って共存するイメージなんですが、

https://www.ghibli.jp/gallery/mononoke048.jpg

ドイツだと「be with コロナ」という感じで、「城壁をぶっ壊して自由になる」ぐらいの違いを感じました。

 

中国

中国にはコロナ後移動できていないので状況がつかめないのが正直なところですが、一時帰国された駐在員が「日本はこんな消毒してなくて大丈夫なの?」と言っていたのが印象的でした。

中国のロックダウンで道路を消毒している動画があちこちで貼られていて、「これは意味ないだろう」と思っていたのですが、こういう意見を聞くとさもありなんという気もします。

いずれにせよこうした現地の対応をずっと見ている駐在員も「コロナは消毒で対策できるのだから何でも消毒するのが基本」という意識になっているのだと思われます。

 

 

ここで何が正しい、間違っているというのではなく、ほぼ完全に分断され、人の交流が無くなっている現在、同じように「対策している」と言っても、おそらく各地域・言語域で「清潔」や「感染対策」に関する意識や常識が大分違っているんだろうなということ。

それには「何が対策になるか」といった感染対策は当然ですが、「コロナにかかることがどの程度のリスクか」という意識も大きく差があると思います。

各国との交流をどれだけ再開し、促進するかの判断は政府も難しいところだと思いますが、個々人においてはこうした認識のずれがあるということを知っておく必要があるかなと。

ドイツの空港はワクチン接種証明があれば完全にフリーで入れますが、日本の場合は

  1. 搭乗前(72時間以内)のPCR検査での陰性照明
  2. 空港での抗原検査
  3. 政府指定のアプリ(MySOS)インストール
  4. ビザ(外国人の場合)
  5. 自宅・ホテル等での自己隔離(ワクチン接種状態によって期間は変動)

が必要です。制限を緩和するとされていますが、1~3は継続して行うのではないでしょうか。

日本に来る外国人の方は「日本でのルールはこう」と知って欲しいですし、受け入れる日本人としては、「これだけの対策をした上でやって来ている」と知っていただければ、お互いの不要な心配や差別も減らせると思うので、まとめてみました。