拙作「陰陽賽」がアマゾンからも購入頂けるようになりました
拙作「陰陽賽-おんみょうさい-」がこのたびAmazonに登録され、予約が開始されました。
このバージョンより「日本語/英語/中国語(繁体・簡体)」対応となりました。
(現在のトップ画像は古いモノなので更新をお願い中)
英訳にご協力頂いたサイゴウ (Saigo) (@saigo012) 様、中国語訳を行って頂いたIgnacio Walker氏には改めて深く御礼申し上げます。
たくさんの人に遊んで頂くために
ボードゲーム制作を行うおかげで周囲にも自作される方は多いのですが、制作スタンスや目標は、個人やサークル間でかなり違いがあることが、話をして分かりました。
「ペンとサイコロ」の基本スタンスは「たくさんの方に遊んでもらいたい」です。
そのために気をつけているのはこんなことです。
- 間口を広げる(購入できるルートを増やす)
- 敷居を下げる(遊べるターゲットを増やす)
- 機会損失を減らす(品切れを起こさない)
- 露出を増やすが、評価を気にしすぎない
今回のAmazon販売はアークライト様でのお取り扱いが決定した結果始まったものですが、これも自分の中では間口を広げる一環です。
今回は他にやっていることをまとめてみましたので、他のサークル様にも参考になれば幸いです。
もちろん「うちの考え方とは違う」という方もいらっしゃるでしょう。どんな考え方があってもいいし、それを自由にできるのが個人制作の良さです。そんな中で、どなたかのお役に立てば幸いです。
委託販売
「ペンとサイコロ」の各ゲームはこちらの委託各店舗でご購入頂けます。
委託販売店舗は募集しておりますので、ご興味のある店舗様はお声かけください。
WEB販売
直接販売するWEB店舗も開設しました。
WEB限定のラインナップも用意しています。(陰陽賽の色違い版)
直接販売は自由が利くので、「こんなことできないの?」という事も気軽にお問い合わせ下さい。
海外販売
現在、世界最大のボードゲームサイト「BGG(Board Game Geek)」の運営するショップサイト「BGG Store」にて「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」「陰陽賽」「かいちん」の3ゲームをお取り扱い頂いています。
BoardGameGeek Store | BoardGameGeek Store
・・・と思ったら「陰陽賽」しか見つからないですね。まさか他のゲームは完売?なら嬉しいんですが。(こちらからは状況が分かりません)
これも元々全ゲームに英語ルールを同梱していたこと、BGGへの登録を行っていたことなどが販売に繋がりました。
BGG Storeでの取り扱い以前にも、BGG上で「売ってくれないか?」という問い合わせを直接頂き、送付しています。
(その辺の経緯は過去にもブログで書きました)
また、現在香港で卸をやっているWalker氏と、香港での販売について調整中です。
香港での販売準備として、彼がルールを翻訳してくれました。
どの道も正解じゃないから、どの道も不正解じゃない
まとめてみれば、「いろいろやってるなぁ」という感じですね。
個人で、仕事の片手間の趣味でもここまでできます。
(そして、ブログやtwitterを見て頂いている方ならご存じの通り、これ以外にもいろいろやっています)
何が言いたいかと言うと「売る/知られる方法はたくさんあるよ」って話です。
国内で最大の展示会は文句なしにゲームマーケットですが、私も出展させて頂いている「ボドゲフリマ大阪」の他、たくさんのイベントもあります。
ボードゲームショップもボドゲカフェ・バー・レストランもあって、体験会やそのほかのイベントもたくさんあります。
国内のボードゲーム業界で知名度を上げようとする方、
細々と同人活動として行う方、
海外へゲームの売り込みをする方、
企業と組んでゲーム制作者として仕事をする方、
自作ゲームを企業を通して流通に乗せる方、
個人制作にも色々なアプローチがあって、そのどれもがあっていいと思います。
どうもいろいろなスタイルに対しては批判が目に入ってしまいがちですが、各自が各自の思うところをやったらいいと思うし、気に入らなければ他へ移ればいいと思います。
私が好きなGAKU-MCさんの「挙手!」という曲の歌詞がとても良いので、紹介させて頂きます。(本当にサビの部分が格好いいのでオススメ)
今一度言っておくが結局この道に正解はない
ならばきっとその反対の不正解なんてのもない
どう思われているか?
トップからどれぐらいだ?
平均てなんだ? そもそも意味あんのか?
(中略)
最高と思うものを否定して、進め次のレベルへ
やっていること自体には「正解」も「不正解」もないので、みんながやりたいようにやればいい、と思います。
そして最終的にはちゃんと利益を取れるようになったらいいですよね。
業界が健全に育つには、制作側にしわ寄せが行く仕組みはよくありません。
制作サイドの人間がこんなことを言うと「儲けたいのか!」と言われますが、そりゃ作るからにはしっかり利益を取れないとやってられませんよ。
特に私のように継続制作するにはそれなりの投資もいるし、在庫リスクとコストも抱えますから。
たかだか木と紙のゲームにいくら出せるか。いくら価値を認めるか。
特に絵の描けない私などは、デザインに比重を置けない以上、ゲームシステムに価値を感じて頂くしかありません。
「買って良かった」と満足して頂けるよう、今後もがんばりますので応援よろしくお願いします。