カラオケだって家でできる。そう、PlayStation3ならね。
PlayStation3の「JOYSOUND DIVE」という新しいサービス(ソフト?)が凄い。
カラオケをリビングで
サービス概要はシンプルで、
「PlayStation3でカラオケができる」というもの。
Karaoke Revolution / Joe Shlabotnik
(写真はこのサービスの物ではありません)
楽曲データは名前の通りJOYSOUNDが提供し、ネットワーク経由でデータを受け付ける。
映像はいくつかのパターンの組み合わせで、
キー変更から採点機能・ガイド・ボイスチェンジャーなどの機能も一通り搭載している。
つまり「ちょっと前のカラオケ」。
価格は一日チケットが300円、一ヶ月チケットが1000円。
つまり1000円あれば、家でカラオケやり放題になる。
まだ全楽曲が入っていない上、検索性の悪い部分も多い。
(ソフトウェアキーボードとか、「ボーカロイド」というジャンルで検索できないとか)
だがソフト事業なので、サービスの滑り出しが好調なら今後いくらでも改善できるし、
そうなれば「本人映像」などのサービスを盛り込むことも考えるだろう。
だから「この機能が弱いからダメだ」といった揚げ足を取ることは、現時点では余り意味がないと思う。
「家でカラオケ」業界
家庭でカラオケができる機器は以前から発売されているが、
JOYSOUND DIVEでは、PlayStation3があればUSBマイクを買うだけですぐはじめられる上、
何万曲という音源が手軽に使い放題になるという手軽さが売り。
ちなみに我が家の場合は以前から専用カメラがあるため、
音質に目をつぶれば、この内蔵マイクでカラオケが可能。本当に1000円だけで丸一ヶ月使い放題になった。
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何より「家でカラオケができる」というキャッチだけでサービス概要が分かるシンプルさが素晴らしい。
当たり前に見えるかもしれないが、キー変更や何万曲という楽曲データ、採点機能など
「この機能が無いのはカラオケじゃない」
と言われてしまう機能が、日本の完成されたカラオケには多い。
Karaoke at Shibuya / St〓fan
だから、その部分をきちんと搭載しなければ、
「家でカラオケ『的なこと』ができる」になってしまう。
この意味で、「手軽」かつ「基本機能を網羅」を両立させたJOYSOUND DIVEは他と一線を画していると思う。
PlayStation3というサービス
PlayStation3といえば言わずとしれたSONYの据え置き型「ゲーム機」だが、
このブログでは以前からこれはゲーム機でなく「ホームコンピューター」であると力説してきた。
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・リンク → torneが凄い − わかりやすさを、コーディネート
未来のお部屋に必要なのは
最近注目されていた記事で、「未来なお部屋を作ってみた」というのがあった。
・リンク → 引越ししたので未来なお部屋を作ってみた。 − お前の血は何色だ!! 4
これが正解かどうかはともかく、家電の高度化が進めば、この記事のように
セントラルコンピューターと、そのインターフェースが必要になるのは間違いない。
家電業界で液晶テレビ戦争が起こり、結果として各社が赤字に陥っているのは周知の事実だが、
各社が大型テレビに拘ったのは、単純にリビングの真ん中にあり目立つだけでなく、
将来にはテレビがホームコンピューターの役割を持つと考えていた会社も多い。
だがやはりテレビはテレビであり、コンピューターはコンピューターで別になるのではないか。
そしてそのホームコンピューターの地位を狙うのはApple TV等のSTB(セットトップボックス)やハードディスクレコーダーだけでなく、
据え置き型ゲーム機であり、現段階でその地位に一番近いところにいるのはSONY のPlayStation3ではないか。
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PlayStation3の可能性
Microsoft陣営(Xbox360)は「Xbox Live」で統合プラットフォームと、
Kinectで新しいインターフェースを狙っており、Kinectの累計出荷台数はなんと800万台を越えたらしい。
この点では一歩も二歩も進んでいると言える。
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もう一方のWii(任天堂)はお茶の間をコンセプトに「Wiiの間」を発表するも全体的には今ひとつ。
PlayStation3と同じく「JOYSOUND Wii」の名前で同様のサービスを行っているが、こちらは
利用チケットと別にソフト代4,200円(マイク込み)が必要。
(発売元はハドソン)
ミニゲームを用意したりと子供向けにも配慮しているが、これはむしろ「カラオケ」から離れるので逆効果に思える。
カラオケJOYSOUND Wii SUPER DX お買い得版
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PlayStation3のtorneはPlayStation3用地デジチューナーで、録画機能付きで一万円以下という価格と、
PlayStation3のCPUを生かした快適操作を売りに、累計出荷台数は100万台を突破した。
我が家でもゲームはしていないのに、torneは毎日稼働している。
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PlayStation3なしではテレビも見られないのなら、さっさとホームコンピューター化して一元管理してしまいたい。
ということで、完全に個人的なお願いとして、もっとホームコンピューター化が進んで欲しいなぁ。
あと、本体とソフトの起動時間を短くして欲しいなぁ。