ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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集え、戦う読書家!「ビブリオバトル」

そんなのがあるんだねって話。


リンク → 知的書評合戦「ビブリオバトル」


名前が良いね。「合戦」ってところが。
【ルール】

  1. 持ち時間で自分の好きな本を紹介する
  2. 観戦者が議論して優秀者を決める

シンプル。

知的な戦い

書評だけど、プレゼン。
以下に短い時間で観客に「夢」を持たせて読みたくさせるか。
マニアなんだけど発信したい、まさに京大生らしい発想。


これは特に発表する側にメリットがある。
何となく読んでいた本を的確にまとめる必要がある。
このため読み込みはより深くなるし、短い時間で発表すると言うことはプレゼン能力も鍛えられる。
なかなか良いアイデアだと思う。

ルールの改善提案

リンク → 公式ルール
まず「一人5分」が長い。
6人30分。実際にはすぐには交代できないから35〜40分
さらに優秀者を決める時間が必要なので5〜6人の発表でも45分〜1時間かかる。
これは長い。


大学生が身内でやるなら時間は気にならないが、
少しでも広げる気があるならもっと「気軽さ」「盛り上がり」を考えた方がいい。
「気軽さ」は時間。
3分ぐらいがいいと思う。


また「道具を使わずトークのみ」「投票で優秀者を決める」が良くない。
これだけでは単純に「話の勢いがある人」のプレゼン能力で全部決まってしまう。
悪いけどオレ、このルールなら強いよ。

道具有り

短い時間でプレゼンするには飛び道具も重要。
臨場感を重視するならパワーポイントは禁止して良いが、パネルまたは道具はアリにしたらいい。

評価基準の選定

「どの本を読みたくなったか」だけでは基準が弱い。
できればテーマを決めて、そのテーマに沿った評価基準になると
「本が好きな人が有利になる」という読書好きを評価する仕組みにできると思う。
それでこその書評バトルでしょ。
例えばテーマ「冒険」なら、

  • 一番その冒険に参加したくなる発表
  • 一番わくわくする発表
  • 一番どきどき・ハラハラする発表

と評価基準を変えることで、発表側も本の選定から変えてくると思う。
それでこそ深みが出るんじゃ無いかな。

対象の拡大

個人的には本だけじゃ無く、マンガや映画でも、共通の趣味がある人同士を結びつける手段として
ルールを広げていけばいいと思う。
というかマンガ神の雫のソムリエバトルってまさにこれだよね。
あそこまで自分たちの世界に入り込んで完結できればそれはそれで尊敬するわ。

やってみるには?

というか我が家では毎日のように夫婦間で書評をやりとりしているのであまり代わり映えしないな。
ただ、奈良県奈良市)や生駒市には蔵書の多い図書館がたくさんあるので、
地域的に「ビブリオバトル」を浸透させやすい地域性はあると思う。


とりあえず生駒図書館でビブリオバトル同好会」とかあると嫁が喜んで参加するんじゃ無いかな。
オレは嫁ほど本を読んでないけど、プレゼン能力は嫁より上なのでそこはコメントできると思う。
主婦も学生も、プレゼン能力は高めておいて損は無い。
嫁は自分で立ち上げるタイプじゃ無いから、だれか作ってくれないかなぁ。