なんでも回せ
回転寿司、もちろん日本発祥。
「コンベヤ旋廻食事台」を考案し、1958年、大阪府布施市(現・東大阪市)の近鉄布施駅北口に最初の回転寿司店である「元禄寿司」(元禄産業株式会社)を開いた。
(wikipedia)
その市場規模は国内約4698億円(09年度:いちよし経済研究所調べ)。
製造メーカの大手二社が石川県に固まっているのも有名。
でも、回転寿司を見ていて思うのは、なぜ「寿司」だけなのか?ということ。
「配膳コストを0にできる画期的なシステム」
というなら寿司以外に何故展開しないのか?
テレビで見たが、ベトナムじゃ「回転鍋」の店があるらしい。
時間無制限、食べ放題で鍋の具材が回転しているらしい。
それだよそれ。
特定の条件を満たすなら、他の業態に広まっても良い、とても面白いシステムだと思う。
業態の選定
ジャンルは?
まず、「食品」という業態は正しいと思う。
ベルトで次々に商品を送る=客が席について次々流れる商品を選ぶ
という時点で、「席に着くお店」という前提が必要。
この時点で一般的な物販店は外れる。
条件は?
細かく「流れる」方式の合う条件を並べると次のようになると思う。
- 「小物」を「たくさん」食べる形態
- 種類がたくさんある
- 対象の大きさがある程度一定(極端に大きいものが無い)
- 数十分以上流してても良い(アイス・温かい飲料などは困難)
逆に言えば、これを満たす食材なら「流れる」方式によるコストメリットが出る可能性があるということ。
新しい「流れる」お店案
個人的にはスイーツなんかいいと思う。
「なんか安っぽい」というのは回転寿司のイメージがあるから。
スイーツ風に作り替えればいいだけの話。
スイーツがいいと思うのは賞味期限が長いこと。
長い?
スイーツの賞味期限は短いものでも一日(冷蔵時。嫁基準)
回転寿司の回転→廃棄時間は最大55分(くら寿司の公開データ)
なんとスイーツの方が寿司よりも24倍も賞味期限が長い。
長い、短いは相対的なもの。
寿司で成り立っているシステムなら、より賞味期限の長い
スイーツなら成立しやすい(廃棄コストが少ない)、と考えられる。
もちろん、それだけで単純な比較が出来るワケでは無いが、参考にはなる。
他にも・・・
他にも鍋、焼き肉、ドーナツ、飲茶、この辺は相性がいいと思う。
保温機能が上手く働くなら飲茶を香港に持って行くのとか面白いかもしれない。
香港人、そんなの大好きだから結構成功すると思う。
香港がスタートなら中国や海外にも展開しやすい。
夢が広がるんだけどなぁ。
自分が飲食系の仕事をしてたら、絶対に売り込むんだろうけど
なにぶんあまりにジャンル違いなので、興味のある方にお譲りします。
良かったら展開してみてください。