ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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1/3の有効活用

どんなに効率を追求していったとしても、1/3の無駄が存在してしまうらしい。
こんな話を聞いた。
ただ「1/3の法則」とかで調べてもカメラの構図のテクニックとか純情な愛情とか出てくるだけなので、
どこまでちゃんとした法則なのかは知らない。


それでも「1/3」という経験則は考えるほど良く当てはまる。
例えばオフィスの効率的な利用をどれだけ推し進めても、
フロア全体を見れば玄関やエレベーター、トイレなんかで1/3は使用されるし、
業務エリアだけを見ても作業している部分の他に書類スペースや通路で1/3以上は
確実に占められてしまう。
「そんなの仕方ないでしょ」
ではなく、この部分でもなにか利用できないか、と考えることができれば
大きな効率化に繋がるのはよく分かる。

1/3の有効利用

たとえば工場では24時間操業のところもあれば、16時間操業のところもある。
16時間操業であれば1/3は文字通り金を生んでいない訳だ。
今来場者を増やしているのがはとバス「工場夜景ツアー」らしい。
通常は入れない工場の夜景を見学することで、幻想的な風景を楽しめると人気。
確かに大阪でも湾岸線を夜中に走ってるとファイナルファンタジーっぽい風景があるもんな。
この工場が24時間操業なら単純な上乗せになるし、16時間操業なら普段金を生まないところが金を生んでくれる。
夜間操業していなければ工場の中に入っても危険が少ない訳で、まさに寝ている時間を有効利用できる。


もう一つ、ツアーで出ていたのが「飛行機の訓練施設」ツアー。
これも通常は入れない施設に入れるという付加価値と、
非稼働の施設をマネタイズするという見事なマッチング。
さらには就職活動生向けに行うことでの企業イメージアップもあるらしい。

工場見学の意味

工場見学は仕事を知ってもらうという意味でやっている会社も多いし、オレも好き。
でもサービスの一環でありマネタイズするという発想は企業側からはなかなか出てこないし、出せない。
これをパッケージしにしてマネタイズする、また「裏側を見ている」とすることで
通常の工場見学からさらに付加価値をつけるということで旅行会社は上手いことやっているし、企業としても手を組む価値が出る。


見られる側としても、見られるからには綺麗にしておかないといけないし、工場としても意識が上がるので良いことだと思う。

自分の中の1/3

会社は無駄だらけなので今更1/3とかいうレベルじゃないが・・・
とことん突き詰めて、それでも残った1/3というのはとても重要だと思う。
オフィスのトイレやエレベーター・階段で何かできないか?
それ以外の利用法はないのか?


隙間スペースがあったら広告、というのは良くある解決策だけど、個人的にはスマートだと思えない。
みんながエスカレーターばっかり使うから階段を鍵盤にして音が出るようにしたら利用者が急増
有効利用なのか分からないし、マネタイズではないけど
こんなのが「スマート」だと思う。


個人的には昼の店舗と夜の店舗が立体駐車場みたいに入れ替わったら便利だと思うんだけどなぁ。
イメージは例えばこんな感じ。
夜になったら、昼だけ開いているお店は地下に潜る。
適当に書いたので分かりにくくてごめんなさい。