ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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SONYより、PlayStation3用地デジ録画ユニット「torne」発売。

最初に見たときには何の冗談かと思ったら、なんと本当らしい。
1万円を切る価格で地デジが録画できて、USB出力で好きな媒体(メモリーやHDD)に記録できる。
技術的にどうって訳じゃなく、「ありゃ売れるだろう」をきちんと作って売る。
動作はPlayStation3を使用するため、
強力なCellエンジンでサクサク動作もほぼ現段階で保証される。


ここまでやって、ちゃんと宣伝すれば売れないわけがないと思うんだけど、
知ったのは各種ブログ記事
なんで?


最近のSONYのダメなところはそこだと思うなぁ。
ソフトが悪い訳じゃない。
ハードが悪い訳じゃない。
できたハードの機能や魅力を、「みんな」に伝える努力ができていないと思う。


特定のコアユーザ向けにっていうんなら問題ない。
すでに日本で影響力のあるブログでは真っ先に取り上げられているし、
適切な評価やコメントがされていると思う。
でも、一般の人たちには全然届いていない。


たとえばPlayStation3があればネットもできるんだよ、パソコンのちょっとした代わりになるよ。
テレビ電話もできるから、電話代の節約になるよ。
これからは地デジも録画できるようになるから、高いチューナーを買わなくていいよ。
そんな機能を一つ一つ説明することこそが、
PlayStation3をちゃんと売っていくってことじゃないのか?
で、プラットフォームがあればこそのソフト販売じゃないのか?


「キラーソフトがあればそれにつられてハードの販売も伸びる」という商戦は
別に間違っているyとは思わないけど、
それって買う側としてはすごくハードルが高い。
「別にゲームはしないけどPlayStation3は家にまず1台ほしい」
PlayStation3があれば500円でちょっとゲームを変えて面白いね」
「注目の大型ゲームが出たからそれは7000円でも出して買ってみようかな」
のほうが商売のストーリーとしては描きやすいと思うんだけど、どうなんだろうか。


面白いゲームを作るのはいい。それはもちろん大事。
でも、それをちゃんとたくさんの人に見てもらうのは広告・宣伝であり
その背景にあるのは販売のストーリー・戦略だと思うんだけど、
SONYさんは最近そこのところが乖離していないか?
これじゃ商品作った人がかわいそうだと思う。本当。