ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

This is a pen.

「これで英語が話せるようになる」的なアオリのツールや教室はことごとく挫折し、
無料のlang-8で素人に付けて貰った添削で「あーそういうことね」と何となく理解し、
今でも決して自分で英語が得意だと思ってる訳じゃありませんが、
とりあえず仕事で丸一日英語の会議に出る程度には英語が出来るみたいです。

lang-8.com

 

幼少からフィリピン・香港に住んでいたからか日本にこだわる意識が薄く、ボードゲーム制作でも「日本で動くより海外で売った方が良くない?」と事あるごとに言ってますが「英語が出来ないから」という反応も多く、勿体ないなぁと思うことが良くあります。
でも、本当に英語が出来ない人って、日本にどれぐらいいるんでしょうか。
義務教育の履修課程で最低3年間。高校でも勉強すれば6年間も英語を勉強しているわけです。
実際に住むとかなら別ですが、基本的なコミュニケーションならそれでも十分だと思うんですが。

 

This is a pen

「This is a pen」は往年のギャグとしても使われたフレーズだそうですが、それがネタになったということはみんなそれぐらいの英語は理解できるってことですよね?

www.youtube.com

教科書でも最初に出る「役に立たない練習文」として有名みたいですが、ちゃんと翻訳してこの文章を作れるなら、英語は十分理解できていると思います。

 

"What's this?"
"This is a pen."
これを日本語で話すなら、
「これ、なに?」
「ペン(です/だよ)」
とかですよね。
「これは、ペンです」
なんて言う人は、まぁ少ないと思います。
ここが日本語と英語の大きな違いで、日本語は主語がなくても文章が成り立ちますが、英語はそうは行きません。
だから英語だと、日常会話でもほぼこの回答になると思います。
"This is a pen." の一文は、主語・動詞・冠詞という、日本語にない要素がこれでもかと入ってます。
逆に日本語の「です」は「丁寧形の助動詞」だそうで、これはこれで英語にない構造です。
これを理解して日←→英をパッと翻訳できるなら、それって結構高度なことじゃないですか?

 

「日本の英語教育は文法ばかりで実用性がない」という人がいるようですが、
文法を分かっていないと、
"What's this?"
と聞かれて
"PEN"
と単語でしか答えられませんし、実際にこうなってる人を一度ならず見たことがあります。

 

私は英語の専門家どころか、むしろ全然まだまだ勉強しなければいけない立場です。
でも、曲がりなりにも英語でメールを打って、話が出来ているのは、最低限「文章として」メールなり会話なりをしているから、だと思っています。
ここは日本の英語教育の良い面・悪い面の両方が出ています。
「英語なんて要らない」と言って本当に勉強していない人は、上の通り基本的な文章が出来てないことが多いです。
逆にガッチリ受験教育をしたのに「英語が出来ない」という人は、受験勉強で出てくるような複雑な文章を作ろうとしがちです。
英語が苦手って言うなら that節 を入れて一文中にカンマが二つも三つも入るような文章を作ろうとすんな!そんな目でこっち見られたって、こっちも何言おうとしてるか分からんわ!(何かを思い出したらしい)

 

ということで「英語が苦手」の対策は、「中学教科書にある文章を自分でパッと作れるようになる」。まずはコレに尽きると思います。
むしろ慣れるまでは高校、特に大学受験レベルの文章構造は不要。
日本語を直で訳そうとするんじゃなく、一回頭に浮かんだ文章を「これは-です」レベルの単文に区切ってみると良いと思います。
何か聞かれてその通りだと思ったら、
"YES, YES!"
じゃなく
"Yes, it is" とか "I think so."
とか。そんなレベルでも全然「ちゃんと話せて」ますよね。

 

言語は練習

ただ言語は訓練なので、いくら参考書を読んでも、いくらニュースを聞いても、自分で使わないと身につきません。
ここって結構大事なところです。
(聞くだけ英会話、とかは話す機会のある人向けです。あれだけじゃ絶対ダメ)
じゃ、どうすればいいか?
「街に出て欧米人が居たら積極的に話しかける」
やめてくれ、迷惑だ。
いや、アメリカ人とか街中でも本当に気軽に話しかけてくるし、それはそれでいいんだけど、「勉強のために」話しかけるなんてのは失礼でしかないので絶対に辞めてください。
なんか小学校の課題で本当にそういうのやってるって話を訊いて戦慄しました。

 

お勧めなのは自分の趣味を見つけることです。

例えばボードゲームなら言わずと知れたBGG(BoardGameGeek)

BoardGameGeek | Gaming Unplugged Since 2000

ほとんどの趣味で、日本語より英語のコミュニティ人口の方が多いと思いますので、自分の趣味のコミュニティサイトを見つけて、その掲示板にお邪魔すると良いかと思います。
ゲーム好きならボイスチャット有りでゲームするのは、かなりおすすめ。
FPS好きで強くなりたいから英会話を極めたって知り合いも何人か居ます。
FPSだと声で指示を出す上、英語は方向の指示語彙が日本語より豊富)

「趣味について語るツールとしての英語」だと、拙い英語でも結構みんな優しくしてくれます。
もちろんその情熱が伝わってこその話ではありますが。
日本では廃れつつある掲示板文化も、趣味の界隈ではまだまだ元気なので、そうした点も英語学習者には優しい環境かと思います。


というわけで、自分では大して英語が話せるとも思っていないし、
実際ボードゲームのルールブックはお金を払って外注しているレベルの人間でも
「英語ができて良いよね~」と言われることに対して
「いや、みんな学生時代に勉強してたし、できると思うよ」という思いを込めて書いてみました。
慣れの問題が大きいから最初は文字が滑って頭に入らないと思うけど、続けていけばどこかで慣れて読める瞬間が来ると思います。
逆に大学時代に一ヶ月イギリスを一人で貧乏旅行したら、帰国後に日本語がパッと出てこなくて会話に困りましたし。
というか当時なんて本当にロクに英語ができないのに、よく旅行したな・・・
人間の言語能力なんて良くも悪くもそんなもんだと思います。
というわけで、あんまり気にせずレッツ英会話 or 英文メール!
(ゲムマで一極集中して回りきれないくらいなら、韓国や台湾のイベントに出展する方が面白いし、むしろ移動費などが安い人もいるかもね、とも思ったり)