ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

たくさんの人にヘボコンの紹介をやってみた

この記事はヘボコンAdvent Calendar 2017の6日目の記事です。

 

2日目の記事にも書いたところですが、記事の執筆者陣もヘボいのか6日目にして穴が空きそうだったので急遽記事を書くことにしました。

その2日目の記事でも書いた通り、ヘボコンをテーマにしたボードゲーム「卓上ヘボコン 対戦キット」をゲームマーケット2017秋で発表、発売を開始しました。

 
初日の12月2日はなんと「国際ロボット展」の最終日にもあたり、そちらから流れてくる方もいらっしゃって会場は大盛況。

「卓上ヘボコン」はロボット(?)をテーマにしたこともあって興味を持っていただけました。
ありがとうございます。

ちなみに会場ではこんな感じでおそろいの「ヘボコン」ジャンパーでした。

f:id:roy:20171206205313p:plain

 

で、そんなわけで会場では
「まずヘボいロボットを作って戦う、ヘボコンというイベントがありまして・・・」
と説明を始めることになるわけですが、
「ヘボコンと関係ない人にランダムにヘボコンの紹介をする」という珍しい機会になりましたので、今日はその反応をまとめてみます。

 

「ヘボコン」を紹介した人の反応

反応は大きく4パターンに分かれました。

【1:ヘボコンを知っている → 興味アリ】
【2:ヘボコンを知っている → 興味あまりなし】
【3:ヘボコンを知らない → 興味アリ】
【4:ヘボコンを知らない → 興味なし】

 

【1:ヘボコンを知っている → 興味アリ】

要はヘボコンのファンです。
「僕もヘボコンに出場しました!」
「知り合いが主催しています」
という人もいたあたり、「やっぱり東京は違うズラ~」という感じ。

 

好きすぎて説明を食い気味に聞く傾向があります。
「ヘボコンのルールに従い、高性能なロボットにはペナr」
「ハイテクペナルティ!」
という感じ。
早押しクイズやってるんじゃないんだから。
試遊するとやたら「無駄に光りたがる」「無駄に煙を出したがる」気がしたのは気のせいでしょうか。
(ゲームで実際にそういうアクションがあります。試合に関係ないけど得点は入る。ヘボいから)


【2:ヘボコンを知っている → 興味あまりなし】

「お、知ってる知っている」という感じの人。
「ヘボコン」のことをなぜか「デイリーポータルのアレ」という人がちょいちょいいる。

 

ゲームの説明をすると素直に「なるほど~」と聞いてくれる。
特にロボット展のあった初日は、ロボット展の入場票を付けた背広姿の人が
「自分の知っているものがあった」とオアシスを見つけたような表情で見に来たのが印象的でした。
入場料を払って来ているんだからそれなりにゲーム好きなんでしょうけど、
その中でもやっぱりロボットを見つけたら嬉しいんでしょうか。

 

かくいう私も、「このカードで美少女の乗ったロボットがロケットパンチを打ちます」と言われるより
「ロボットの部品を組み立てて戦いますが、何せヘボいのでまともに動きません」と言われるほうが好きです。
だからこんなゲームを作るわけで。


【3:ヘボコンを知らない → 興味アリ】

「ヘボいロボットを作って戦います」というと「面白いことを考えるね~」という反応の人。
そもそもはボードゲームの祭典なので、ロボットではなくボードゲームが好きな人です。

テーマであるヘボコンを知らないので、どれだけ再現しているかは分かりません。
そのため純粋にゲームのつくりをシステム的に分析して「そう来たか~」と感心する感じ。
まじめにゲームするのでプレイ時間は長くなりがち(悩むので)。
そして初見でもめっぽう強い人が多い。

 

ちなみに私は、ゲームは作りますけど強いわけではないです。
タナゴさんの息子さん(8歳)にも普通に負けましたし。
聞けばサンプルでお送りしたゲームをいたく気に入ってずっと遊んでくれているそう。
やっぱり本気になった子供は強いわ。
遊んでくれてありがとうございます。


【4:ヘボコンを知らない → 興味なし】

「ヘボいロボットを作って戦います」「(は?何言ってんだこいつ?)」
「実際にヘボコンというイベントがあって、それをテーマにしています」「(本当に何言ってんだこいつ?)」
説明すればするほど頭の中に「?」が広がっていく人。

 

「?」をなくそうと必死に話を聞けば聞くほど、さらに「?」が広がっていく。
「ハイテクなロボットを作ってはいけないという公式ルールがありまして」→「(いやだから本当に何言ってんだこいつ?)」

 

話はすれ違っていないのに内容がすれ違っている、
店員「当店のポイントカードはお餅でしょうか」 ぼく「えっ」

という有名なコポペに匹敵する謎の雰囲気が醸成されて、不思議なトリップ感を味わえます。
もちろんゲームを購入する流れにはなりません。


ヘボコン好きの勢いを見て思ったんですけど、今の時点でのヘボコンって適度にマイナーなんでしょうね。
程よく狭い沼に肩まで浸かっていると、同じ趣味を持っている人を見つけた時に
「あぁああなたもご存知ですかぁあ!」と思わず距離感を忘れて駆け出してしまう感じの。
これでテレビでもガンガン取り上げるほどヘボコンが有名になったら、
「オレが育てた」と偉そうな態度になる人と「マイナーでいてほしかった」と拗ねる人が出るのはどのジャンルでもあるあるネタですが、個人的にはそれぐらい大きくなってほしいと思います。

 

あ、ちなみにフランスのゲーム出版会社の方もいらっしゃったんですが、ゲームの説明をして
「世界中で開催されてますよ、フランスでも」と説明したら「何言ってんだこいつ?」って顔されました。
多分、「便器投げ選手権」なんかと同じレベルで捉えられてると思います。


ここで明日、8日目は・・・と次の方を紹介するのがマナーなんですが、

現時点で執筆者が決まっておりません!

ヘボい、ヘボすぎるぞヘボコン関係者!

ということで執筆者募集中です。

ぜひ後先考えずに申し込んでください。