CAMPFIRE様のニュースリリースについて
当「ペンとサイコロ」はこのプロジェクトからボードゲーム制作をスタートしました。
ありがたいことにプロジェクトは(ギリギリで)達成し、現在では計4作品をリリース、先日の「ゲームマーケット神戸」でもご好評を頂きました。
ご来場の皆様には御礼申し上げます。
さて、そのスタートの場所でもあるクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」様がつい先日こんなリリースを発表されました。
簡単に言うと、プロジェクト達成時の手数料を20%から5%に引き下げる、というリリースです。
クラウドファンディングサイトの収入はこの手数料で成り立っているわけで、
簡単に言えば「売上げを1/4に減らしてプロジェクト発案者に還元します」ということ。
会社としてはかなり思い切った判断です。
CAMPFIRE様と「ペンとサイコロ」
CAMPFIRE様には、そもそも自分たちがここからスタートした、という以上に
いろいろとお世話になっています。
例えばインタビューを受けたり、
ボードゲームの祭典、ゲームマーケットでは「CAMPFIRE」様が音頭を取って頂く形で共同出展も行いました。
ちなみにCAMPFIRE様サイトでは、過去の達成したプロジェクトを参照することができます。
ここまではどのクラウドファンディングサイトでも同じなのですが、CAMPFIRE様はそこから好きなサイトへのリンクを貼れるように改良されていました。
そこで今は通販サイトへのリンクを貼らせて頂いています。
クラウドファンディングサイトの差別化
「クラウドファンディング」とは、「クラウド(群衆)」と「ファンド(融資)」の合成語で、
「みんなからお金を融資してもらってプロジェクトを実施する」仕組みです。
私の場合は、ボードゲームの制作費用をプロジェクトとして集めました。
期間を区切って融資を集めることで、リスクの高いプロジェクトを実現できるのが売りですが、
逆に達成後はクラウドファンディングとは関係なくなってしまうのが欠点でもあります。
CAMPFIRE様のこうしたフォローは、「クラウドファンディング後」の仕組みと言えます。
クラウドファンディングが普及するより先に、サイトが乱立しているのが今の日本の状況と思いますが、法規制も絡みもありサイト間の差別化は難しく、「手数料の安さ」が最大の売りになるのは仕方のないことでしょう。
今回のCAMPFIRE様の手数料の改定はこの流れに沿った物ですが、フォローさせて頂きたいのはこうした「達成後」の動きもありますよ、ということ。
本当はカテゴリ・ジャンルごとにクラウドファンディングサイトが分かれていって、「~ならこのサイト」となればいいのでしょうが、現状はまだそこまで行っていないようです。
何より、「ボードゲーム制作」なんてジャンルは日本では狭すぎるでしょうが。
お礼にプロジェクトをやりたい
個人的には今までの御礼も兼ねて何かプロジェクトを立ち上げたいところですが、何がいいでしょうね。
プロジェクトを立ち上げるには、そのプロジェクトの「達成したらこれができる」という達成目標に共感できるかと、「これが手に入ります」というリターン(お礼)の魅力が必要です。
正直なところ、今回はお礼がメインで達成目標を厳しくする必要もないので、
- 「かいちん(ゲーム)」+「かいちん(お菓子)」セット
- 「陰陽賽(ゲーム)」+ダイストレイ/ダイスタワー セット
- 「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい(ゲーム)」+限定・拡張セット
- 「コロポックル 見~つけた!(ゲーム)」+他パーティゲームセット
といった、「ゲーム+おまけ」での割引特典などを付けてはどうかなとか考えています。
もちろん新作も作って、それを付けるのは大前提として。
何にせよ、CAMPFIRE様は企業として大きなリスクを取る判断をされました。
5%の手数料で失敗時のリスクなしは大きな魅力です。
「今からゲームを作りたい」という方はご検討されてはいかがでしょうか。
お礼も兼ねて宣伝チックになっていますが、当然謝礼やら何やらは頂いておりませんので、その点だけは最後に強調させて頂きます。