ダイスをたくさん買う方法
サイコロ一つか二つ必要な場合は、ボードゲームを売っているお店に行って下さい。
大体置いてます。
100均でもサイコロは売ってますが、あんまり品質は良くないのでオススメしません。
今日はボードゲームを自作したい方のための「サイコロの買い方と注意点」。
海外サイトで買う
自作のボードゲームでサイコロを使う場合、100個単位になると日本では購入が大変になります。
例えば拙作のゲーム「陰陽賽」。
陰陽賽プレイ写真
4色×各4個、計16個のサイコロを使うので、ちょっと数を作ればすぐに何百個という単位のサイコロが必要になります。
これで各100個強。この時は各200個で購入しましたが大分減っています。
ドイツだったら結構どこでも大量購入できるんですけどね。通販も充実してるし。
ドイツの大きなデパートで
ドイツなら町の小さなお店でもこの品揃え
色々調べましたが、結局は海外からの個人輸入が一番安く付くようです。
購入する場所を並べたので、お好きなところを選んでください。
MeepleSource.com | Character Meeples, Premium Resource Bits, and Board Game Upgrade Kits!
海外サイトの注意点
海外サイトで購入される場合には色々注意がありますが、やはり「海外発送に慣れているか」が一番のポイントです。
海外への発送は色々と面倒なので、慣れていない業者だと向こうに悪気が無くてもトラブルが発生する場合がよくあります。
業者はまともでも、国によっては「郵送が信用できない」こともあります。
そんな訳で、まずは国内で他に購入された方のレビューを当たるのはいいと思います。
海外Amazonの注意点
Amazonは国ごとにアカウントが違うので、探す際、購入する際は要注意。
「Amazon.com(アメリカ)」と「Amazon.co.jp(日本)」では品揃えも仕組みも送料も違いますし、アカウントも別です。
また、各国のサイトはその現地語にしか対応していない場合が多く、ドイツ語サイトは今だによく分からなくて買えていません。(商品紹介は良くても、その先の購入ボタンなんかが全部ドイツ語で訳が分からない)
また、特に米Amazonは発達しまくっているので、同じ商品を複数の業者から購入可能です。
例えばこのダイスセットを購入しようとした場合。
21.99ドルとありますが、この「8 new」がポイント。
これは「新品を8業者から選択可能」という意味です。
クリックするとこんな画面に移動します。
これを見ると、色々な業者が色々な価格で販売していることが分かります。
「& FREE Shipping」は「送料無料」の意味ですが、通常この無料範囲は「米国内のみ」。
では日本に送る場合は?
この送料は業者ごとにバラバラで、本体よりも高くなることもしばしば。
また送料が異常に高い業者は海外発送に慣れていない(注文を断るために送料を高く設定している)場合も多く、トラブルの原因にもなります。
このうち「Fulfillment by Amazon」は「作業はAmazonが行っている」ということで、実質的にAmazonからの直接購入を表します。
ぶっちゃけ、よく分からなければこの表示のあるところを選べば安全です。
サイコロの値段と品質
サイコロの値段は「大きさ」「透明かどうか」「角が丸いかどうか」などで決まりますが、海外で安いサイコロを買うと「品質」も重要な指標になります。
サイコロの品質とは?
これが実際にアメリカから買った「とにかく安いサイコロ」です。
印刷不良(インク不足、インク過多)、スクラッチ(ひっかき傷)などがあります。
こんなのが全体の10~20%。(細かい問題も含めればもっと)
割合は少ないものの、形自体が歪んでいる物もあります。
ここまで来るともう、捨てるしかありません。
やっぱりそれなりの値段にはそれなりの理由があるわけです。
ちなみに安いサイコロは「敷き詰めてインテリアとして使う」とも書かれているので、そもそもゲーム用じゃない、というタテマエの模様。安かろう・悪かろうの典型ですね。
印刷不良を直すには?
サイコロの不良は困った物ですが、印刷不良なら直しようはあります。
例えばこのサイコロ。右はインク不足、左はインク過多。どちらも印刷不良です。
多少値段の高いものでも、まれにこうした不良品が混ざります。
これを修正するには、「除光液」と「修正ペン」を使います。
どちらも100均で買える物でOK。
というか「匂い付き」とか「なんとか機能」とか除光液も色々あるそうで、そうした機能のないシンプルな物はむしろ100均の方が簡単に手に入るようです。(嫁情報)
修正ペンは先の細い物を選びます。
他には要らない布(ウエス)、ゴムやビニール製の手袋など。(除光液が付かないように)
- 除光液で印刷のはみ出た部分を落とします。除光液の付けた布でこすり取る様にやると良。
- 印刷の足りない部分に修正ペンを塗ります。溢れた部分は乾かないうちはティッシュなどで、乾いたら再び除光液で取れるので、多めに塗るのがオススメ。
修正した物がこちら。ほら、キレイでしょ?
作業時には猛烈に匂いが出るので、換気には十分注意して下さい。
ちゃんとした製品でも・・・
さて、ここまで気を遣ってやっていたのに、実際の商品のサイコロはどうなっているかというと・・・
例えばこちら。これはドイツで買った「スピードダイス」のドイツ語版。
そのサイコロはこんな感じ。
う~ん、明らかに印刷不良があるな・・・
まぁ、ゲームには何の問題もないっちゃ無いんですけどね。
どこまで金と手間を掛けるか。
自分で作るからにはいつもついて回る問題です。