ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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いい加減、スマートフォンが進化して欲しい

仕事でパソコンを使う人は、眼精疲労とお友達。
だから効果はともかく、「ブルーライトカットメガネ」が売れている。
パソコン用メガネ<青色光カット>TTシリーズ PC眼鏡☆パソコン、スマートフォン、ゲームなどのブルーライトを低減 (ジオメトリックブラック)コンピューターグラス
でもスマホって、パソコンよりもっと目に悪いよね、たぶん。


スマホタブレットの入力はタッチパネルが当たり前になっているが、
画面を見ながらの入力が必要なタッチ操作は、目に負担がかける。
眼精疲労は入力に慣れたキーボードの比ではないと思う。
スマホの場合は、画面が小さいというのも問題。
小さい画面=小さい文字を読む必要があるので、より目に負担がかかる。
(正確には「目の筋肉に負担がかかる」)


このブログでは大体iPhone嫌い、スマホ嫌いという話が多いので、
「アンチApple」と思われているようですが、そうじゃないです。
タダの頭痛持ちです。
ちょっとした目の疲れですぐに頭痛になるので、スマホが苦手。
すぐに頭痛になってしまう。
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ロキソニンが薬局で買えるようになって大助かり。常備してます。

タッチパネルはなぜ目に悪い

上にも書いたとおり、目を疲れさせるのは画面を見続けること。
キーボードなら指の感覚で入力できるので、画面を見なくても入力はある程度できる。
ガラケーと言われる数字キーのあるタイプの携帯電話も同じ。
でも、タッチパネルではそれができない。
一文字ごとに入力する位置を見て、そこにあわせて指を動かさなければいけない。
目の負担は他の入力方式の比ではない。
この対策方法は色々あるし、いくつかは実際に開発されていたり、商品化されている。

解決策1:盛り上がるディスプレイ

とりあえず以前のケータイと同じレベルにするには、
スライド式でキーを用意する方法がある。これは一番単純なアイデア
また、タッチパネル上にキーを盛り上げるという技術も開発されている。
ただし、現在のタッチパネルは「静電容量式」という方式で、簡単に言うと「触った時点で認識する」
これも使い勝手の上ではすこぶる問題だと思っているんだが、
とにかく盛り上がるディスプレイがちゃんと機能するには、タッチパネルは
「押すと認識する」方式に変えなければいけない。
押すと認識するのは古い「抵抗膜式」などがあるので、導入自体は簡単。
ただし透明度は低いとか、スワイプ動作に対応できないとか色々問題はある。


以前に紹介されていた開発品はこちら(2012年の発表資料より)

・リンク → 画面から物理ボタンが現れるTactus 変形タッチスクリーン 実機デモ(動画) - Engadget Japanese
「2013年には発売」とあるけど、本当に実用化するのかな、これ。

解決策2:音声入力

既にiPhoneはこの方式に動いていて、
「Siri」を使って操作しないで良いインターフェースを考えている。

siri / Sean MacEntee

Androidも「Google音声検索」を標準実装しているので、
技術的には同様の方向には進めるのだろう。


ただし文字入力や、決まったコマンドなら音声でできるが、
複雑な操作や微妙な位置の指定などは難しい。
入力装置としてまだまだ発展の可能性はあるが、
「入力の細かな修正」が困難など致命的な問題も抱えている現状では、
マウスとキーボードのように、これだけでシステムが完結できる
「究極の入力方式」になるのは難しいと思う。

解決策3:ジェスチャー入力

目に負担をかけないと言うことなら「見ないでも良いタッチパネル」
という方向性もある。
入力方法を工夫するだけで実現できるなら、ソフトの開発だけなので
今すぐにでも実用化できる、かもしれない。


iPhone以来、タッチパネルでは一般的になった「フリック入力」だが、
これは簡単に言えば「指の位置」+「指の動く方向」で文字を入力するという方式。
この「指の位置」というのが最初にあるので、入力時には必ず画面を見なければいけない。
では指の位置を見ないで、どうやって入力するのか。
一つの案として開発されたのが、この方式。
ここでは「どの指か」+「指の動き」で入力する。

・リンク → 動画:7点マルチタッチ推奨の新方式キーボード Slice Keyboard - Engadget Japanese
慣れれば早いし、キーボードを見なくて良いのは素晴らしい。
動画を見ると「こんな変態的な入力、憶えられるか!」と思うが、
ベースは標準的なQWERTYキーボードなので、意外に早く慣れてしまう気もする。
ただし、全ての指で押さえなければいけないので、スマートフォンじゃ無理か、残念ながら。


そこで「指の方向」+「指の方向」という方法を考えてみる。
「ジェスチャー入力」という名称を付けている入力方法はいくつかある。
その中でも「見ないで入力できる」というと、「指で文字を書く」方式になると思う。
ATOKでは手書きエリアに文字を入れることで文字認識する入力方法がある。
(自分が知る限りではZAURUSからある、文字入力方式)

これを更に進めて、文字やコマンドを省略して、速記のように入力すれば
タッチパネルを見なくても、指の動きで入力ができる。
でも、「進む」「戻る」「再生」「停止」ぐらいの簡単なコマンドなら良いが、
アルファベットと数字をジェスチャー入力に対応させると、
さすがに憶えるのが大変か・・・・


実際、今スマートフォンATOKを使っているんだけど、
ATOKの独自入力方式の「ジェスチャー入力(フラワータッチ)」が使いにくい。

使いにくいというか、誤入力が多い。
オレだけなのかもしれないが、「45°方向に動く」「元の位置に戻って指を離す」という動作が難しい。
「90°方向に降りきればOK」というフリック入力の適当さは優れているなぁ、と感心する次第。
いや、変換は相変わらず凄いので何の文句もありません。
家でも会社でも、ATOKを導入している「信者」ですので。

解決策4:手話入力

「夢の入力方法」としては「タッチパネルに触らず入力する」という方法がある。
映画「マイノリティレポート」で出てきた「手を動かして入力する」という方式だ。
マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]
ある意味、あれ以降SFでの標準入力方式とも言える。
「アイアンマン」でも同様の入力方式が出てきたし。(ちょっと洗練されてた)
アイアンマン [Blu-ray]


MicrosoftKinect発売以来、家庭や研究室でも簡単に3Dキャプチャーが可能になり、
このジャンルも一気に実用化が近づいたと言える。
実際にデスクトップ用では、指の位置を正確に認識するデバイスが70ドルで発売される。

・リンク → 指先を1/100ミリ単位で捉える3Dモーション入力機器 LEAP、70ドルで予約受付開始 (動画) - Engadget Japanese


スマートフォンでもこういったデバイスができれば、指の形や動きで入力が可能になる。
このデバイスは空中に浮いた手の形を認識するが、それが難しければ入力デバイスを
持つ、あるいは装備しても良いと思う。
例えばこんな感じ。

・リンク → 動画:五本指を駆使する amenbo マウス - Engadget Japanese
このデバイスは指を置く形だが、「5本の指の形を認識する」ということで
手袋状にして、手の形状を認識させる方法はアリじゃないだろうか。
そうなれば「手をフレミング左手の法則の形にすれば『あ』を入力」みたいなこともできるだろう。

「タッチパネル時代」はまだ始まったばかり

iPhone以降、スマートフォンタブレットがもう実質「電機業界の王様」という感じだが、
初代iPhoneが発表されたのが2007年なんだから、まだ6年しか経っていない。(初代は日本未発売)
タッチパネルに至ってはもっと短い。


Appleの新商品スケジュールが早いので、どうもハードウェアに関してはAppleの後追いになっているが、
ハードウェアや入力インターフェースもAppleの後追いをしなければいけない道理はないし、
全く新しい提案をすれば、今からでも市場をひっくり返す可能性というのはまだまだ残されていると思う。
Appleが革新的と言うけれど、iPodであれだけめまぐるしく進化した入力インターフェースが、
iPhoneになってからは本質的には全く進化していない。
個人的には「頭の痛くならないスマートフォン」があったら、すぐにでも飛びつきたい。
だれか作ってくれないモンですかね。