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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

スマートフォンは、言葉に出来ない言葉を作る

新技術

スマートフォンの使い方は、
一にコミュニケーション、二にゲーム、三にカメラらしい。
Androidアプリ「FxCamera」を提供する会社CEOのおことば。
・リンク → FxCamera−Google Play の Android アプリ
で、そのCEOが続けて曰く
「写真は言葉を越える」
これって、ネットの未来を示す言葉なんじゃないだろうか。

ネットの普及が作る、言語の壁

ネットワークが進んでよく分かるのは、言葉の壁。
自分程度の英語力では読むのに時間がかかる。
結果、日本語訳されていない資料に触れることはなかなか無くなってしまう。
いわんや、ドイツ語をや。
いや、ドイツ語に限らんけども。

Oktoberfest / 24oranges.nl

※ぼくのなかのどいつのいめーじ(もやしもんのせいだ、もやしもんのせいだ)


自動翻訳はまだまだアテにならない。
ネットワークが普及するほど、言葉の壁は各国の中で大きくなっているのかもしれない。
だが、写真には言葉が要らない。
銃を持って突撃しているのなら戦争の画面だし、
水田の先の地平線に太陽が沈んでいく様は、世界の誰が見ても静かな風景写真だ。

カメラの共有の先にある物は

写真は言葉の壁を越えるという。
では、言葉を越えるコミュニケーションは何か。
それは「絵文字」ではないだろうか。

iPhone: Emoji Keyboard enabled / schoschie

日本の絵文字は独特の文化と言われたが、
海外の掲示板でもフェイスマークを多用する手法は古くから使われている。
実際、記事を読まなくても写真とフェイスマークを見れば、どういう反応かは大体分かる。
また、無料通話アプリ「LINE」は絵文字によるメールができ、
このデコレーションを販売する手法をとっている。


これが発展していけば、絵文字だけで話が出来る言語ができあがらないだろうか。

絵文字で会話する

「絵文字(ピクトグラム)で会話する」
という考え方は実は何度も検討され、色々な人工言語が作られている。
ブリス、マカトン、PCS、サウンズ&シンボルズなど。
・リンク → ピクトグラム&コミュニケーション
これらの目的は「言語障害者のため」のもの。
日本でもなんと1960年に「Locos」という絵文字言語が作られている。
ちなみにこのLocosを作った太田幸夫氏の記事はこちら。
・リンク → ピクトグラム(絵文字)デザインが世界を変える!? 第一人者、太田幸夫かく語りき | white-screen.jp


視覚障害者にとっての点字のような、障害者向けのツールから絵文字言語は研究されている。
だがネット社会においては、絵文字(フェイスマーク)が、
言語を越えたコミュニケーションのツールとして使えないだろうか。

カメラの先で、言葉を越えたコミュニケーションの時代が来るのでは?

アフリカやインドなど、発展途上の国では
交通インフラも電力インフラも遅れているのに、
プリペイド式で携帯電話を持って、ネットカフェでネットはしているらしい。

My tigo / JoePhoto

「貧しい国ではまず白物家電。裕福になればパソコンやネットワーク機器」
という方程式は既に過去の幻想。
今では冷蔵庫を買う前に、スマートフォンでチャットしている人達が世界のどこかにいる。


彼らは英語を話せないかもしれない。
そんな彼らのネットワークを助けるのがカメラであり、絵文字だとしたらどうだろう。
まだまだ教育が満足でなく、英語は話せない。
そんな彼らも、世界の情報を、ネットを通じて絵文字で知ることが出来る。
そうすれば、貧困にあえぐ地域から、未来のビル・ゲイツが、スティーブ・ジョブス
出てくるきっかけになるのかもしれない。


夜更かししていてネットで知り合った人と絵文字で話をしていたら、
実はジンバブエの人だった。
そんな未来はもうすぐそこにあるのなら、
「絵文字で会話するアプリ」

For the win / Benjamin Chun

は世界で求められているのかもしれない。
SkypeからLINE、LINEから次世代の絵文字アプリに、
絵文字は日本が世界で一番発達していると言っても、誰も文句はないだろう。
日本初で、世界標準の「コミュニケーションアプリ」がリリースできないだろうか。
なかなか夢のある、面白い話だと思うんだが。