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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

水を売れ:水道局の反撃

ビジネス案

ミネラルウォーターって言うほど安全でも安心でもないよ、という話。
「飲んだらキレイになる」

Red Cap / Symic

と言われれば反論はできませんし、しませんが。
あなたがそう思うのならキレイになるんでしょう、あなたの中では。

水道局の反抗

水道局だって頑張っている。
ミネラルウォーターより水道水の方が安全だ、安心だと言うことはあちこちの水道局のページに書かれている。

水道局 / sekido

攻撃しない水道局

昨日も書いたように、ミネラルウォーターは嗜好品。
このため、「病気が治る」「体に良い」という医療行為を謳うような記載がなければ
なかなか問題のある記載があってもそれを処罰できない。


まさに上に書いたような「キレイのための一日一杯の××水」とか言われると、
「いくらなんでもそりゃねぇだろう」と思っても、反論はできない。
なにより水道局は公共の団体で、地方ごとに別の組織になる。
全国的な組織としては動かないし、公共団体である限り特定の企業に対して反論を行うのは、よほどのことがなければ難しい。

以前は悪かった、今も悪い所を積極的に

こと、水道に関してはここ数十年でものすごく技術も法律も変わっている。
殺菌のために塩素を入れなければいけないのは変わらないが、そのレベルも下がっているし、
塩素の添加量を抑えつつ殺菌力を高めるため、すぐに分解されるオゾンを添加した「高度処理水」もあちこちで採用されている。

Check for Ozone Bubbles_0084 / hoyasmeg


こういった新技術は積極的に啓蒙するが、「以前はこれで臭かった」「今もこういう所では臭い」などの「悪い情報」はなかなか出しづらい。
いくら水道局でキレイな水を作っても、配管が腐っていれば水も臭くなる。
そこまではどの水道局も伝えているが、「例えばここでこういう事例がありました」まではなかなか出ない。
そこまで出せば「この水道局は正直だ」と思ってくれるんじゃなかろうか。
悪いことこそ積極的に開示、これが水道局の信頼のアップする方策にならないだろうか。

申し訳ありません / june29

水道水を飲もう

水道水の良さを一番分かってもらえるのは、毎日水道水を飲んでもらうこと。

May I Get You A Drink / auntjojo

とはいえ今まで啓蒙をしてきたのにミネラルウォーターの市場がこれだけ伸びている状況からして、啓蒙だけでは力不足。
そこで手を二つほど考えてみた。

蛇口を作る

水道水の蛇口は、もう「飲み水で無いもの」が出てくるという印象を持ってしまっている人がたくさんいる。
しかし浄水器からの水」は、例えフィルターが濁っていようが「飲める水」という印象を持っている。
結局、日本の水は基本的に安全なので、飲める・飲めないはかなりの部分「イメージ」でしかない。


そこで、逆にイメージを利用する。
「飲料用蛇口」を作ってみたらどうだろう。

Caroline / scienceheath

「この蛇口からは飲料水が出ますよ」と謳うことで、水道水を飲んで貰う。
もちろん、ただ形状を変えただけでは納得して貰えないので、機能を付ける。
浄水器ならフィルターだが、水道水を飲むことがコンセプトなので「水道水のキレイさ」をチェックする検査機能を設ける。
OKなら、汚れているとになる。
なら飲めるし、なら水道局かマンションの管理組合に文句を言って改善して貰う。
(マンションの場合、ビル内配管や給水タンクが汚れていることが多い。このばあい水道局は管轄外)

水を外販する

水道水が飲めるほどキレイで、おいしいなら売れば良い。
そう考えてしまったのが大阪(ほんまや)と東京(東京水)。

Honmaya! / ほんまや / kayakaya

Amazonでは横浜市が販売している水を取り扱っていた。
こちらは水道水ではなく、水源の水なのでミネラルウォーターに近い。


この水道水、当然売れていない
だが、世界最高水準の水処理技術で作った「安全・安心」な水。
これを海外に持って行ったらどうだろう。
「水道水を持ってきました」というのではなく、
「日本の技術を結集した、世界最高峰安全・安心な水」
とか、とにかく「技術」「安全・安心」を売る。
ポイントは「世界で1990年代から急激にミネラルウォーター市場が伸びている」という事実。
世界の市場が伸びているなら、日本産のスタイルを受け入れる市場がある筈。
水メジャーに対抗できる日本産は、飲料メーカーではなく「水道局」でもいいじゃないか。


海外で成功したら、その実績を持って日本に持って帰ってくれば良い。
「海外でXX賞を取った水が、家庭で飲める!大阪市水道局」とか言えばなかなかのインパクトだと思うんだが。

エアポートボールパーク2010(宮崎空港) / TomenoNaoki


大阪の水道局は以前は臭いと言われ、高度処理を導入すると「多寡が水道水に金をかけすぎ」と怒られ、
なかなかの無理難題を日々押しつけられている印象がある。
(あくまで外から見ている印象だが)
折角のおいしい水を各家庭にまで届ける設備があるなら、もっと大々的にアピールすれば良いと思う。
「ほんまや」はPRのやり方としては面白かったが、小さな花火では長く続かない。
水道はコストダウンが訴えられて久しいが、コストダウンよりも外貨を稼げば簡単に潤すことができる。
個人的には、大阪から、世界にどでかい花火を打ち上げて貰いたいもんだが。