ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

剣道復活の手引き【解決策】

昨日(下記事)の続き。
・リンク → マイナースポーツの再興策【問題提起】
競技人口が減りつつあり、世界では韓国の怪しい剣道に置き換わられようとしている。
そんな剣道を再興させる方法を考える。


世界を見渡すと、似た様な剣技出身のスポーツに「フェンシング」がある。

Shim_01 / West Point Public Affairs


フェンシングの競技人口が増えたきっかけには、「電気審判器」があるらしい。

1914年6月、パリで開催されたIOC総会で統一的な「競技規則」が採用されたのです。
これはオリンピック全種目(フルーレ、エペ、サーブル)に適用するために討議、検討された末、満場一致で可決されたもので、
現在のFIE(国際フェンシング連盟)ルールの原典になっています。


また、競技の判定は肉眼で行われていましたが、1936年、まずエペ種目に電気審判器が導入され、その公正さが認められると、
この競技の人口が急激に増加したと伝えられています。その後、他の2種目も電気化され、現在に至っています。


・リンク → フェンシング−JOC

電気審判器とはフェンシング特有の判定装置のこと。
フェンシングの剣自身がセンサーになっていて、相手の服に一定の力・時間で接触すると「攻撃が当たった」という信号が付く。
人間の審判は付くが、当たった・当たっていないの判定は人間より正確なので、フェンシングではこの電気審判器が当たり前になっている。
それにしても1936年って昭和11年?第二次大戦前からすでに導入って凄いな。

見せ方も重要

特にフェンシングの国際試合では、周囲を暗くして試合部分をライトアップして浮かび上がるようにしている。
これは選手が集中しやすくすることと、「テレビ映りが良くなること」が理由としてあるらしい。

DSC_0277 / Kashmera


「見た目はスポーツの本質とは関係ない」と言われるかもしれないが、これが実際のフェンシングの試合。

機械が判定するからどうということではなく、やはり判定が瞬間的に出るのは見ていてもテンポが良い。

最先端技術でスポーツする

スポーツに電気やらセンサーやらは邪道と思うかもしれないが、
実は最先端技術を、見た目や観戦用ではなく、ルールに適用している例がある。
例えばテニス。
「Hawk-Eye line-calling system(ホークアイ)」という判定システムが公式に認められている。

(26秒でホークアイ画像。ボールが一部ラインにのっているのでこれで「イン」らしい。こりゃ人間じゃムリだ)
面白いのはこのシステムを必ず使うのではなく、「審判に不満があれば使用を申請できる」というもの。
一試合でこのシステムを使う回数の制限があり、実質「駆け引き」としてシステムを使うこともあるらしい。


このシステムがいい、という訳ではなく単純に「機械だからダメ」というものではないということ。
要はそのツールをどうルールに組み込んでいくかになる。
テニスは技術に頼るのではなく、敢えて使用制限を設けたりするあたり、なかなか巧妙だと思う。

センサー化は、加速する

スポーツは伝統もあるが、時代に応じてルールはきちんと変えている。
その中でスポーツの「ショー化」も加速している。
賛否はあるが、柔道の道着がの二色になったことで「白が日本代表の選手」とテレビを見て簡単に伝えられるようになったのは事実。

P1010282 / misawakatsutoshi

(でも国内の大会ではみんな白だったりする・・・)
フェンシングも、従来は装飾無しだったが、国際試合では背中にゼッケンを入れるようにルールが変わったらしい。
これもテレビ映りを気にしてのこと。


このような「ショー化」の流れは、反応が早く正確なセンサー化を進めることになる。
例えばテコンドーもセンサー化を進めている。
既に装置は開発されており、オリンピックでも導入するかを検討しているとのこと。

06香港〓拳道東龍會第12屆錦標賽 / stttkd

剣道もセンサー式にしてはどうか

剣道の武器は竹刀、体には防具類となっている。
これを簡略化し、判定をセンサー式にしてはどうか。

剣道  Warm Eye of the master / peachykeen103

装備を変える

竹刀は重量が必要だと思うが、竹である必要性はない。
より柔らかい・安全な素材にすれば防具を薄く、軽量化できるはず。

そこで日本の素材産業が生きてくる。
フェンシングと同じように装備には電極を付け、有効打があれば反応するようにする。

見た目を変える

防具を軽量化し、見た目を格好良くするとともに、「誰」かわかりやすくする。
具体的には「色」を大きく付けられる箇所を設ける。
例えば背中と袴は同色にし、色は自由とするとか。
あるいは剣を青・赤の二色にする等でも良い。(ボクシング等の格闘技でよく導入される方法)

Boxen in Klagenfurt / pixel0908


また試合では、有効打があれば音と光で「一本」がわかるようにする。
このテンポの良さと公平さが競技者にとってセンサー化するメリットになる。


「見た目は本質じゃない」かもしれないが、見た目が良ければ人も集まるし、話題にもなる。
また装備が変われば管理も楽になるし剣道を始める障壁を低くできる可能性もある。
剣道は格闘技なので警察などの安定顧客がある。

だからこそ放っておくとタコツボ化し、世界でどんどんマイナースポーツ化する可能性が十分にある。
競技人口が増えるとそのスポーツ自体のレベルも上がるし、新しい技術を入れやすくなる。
折角の世界に名だたる日本のスポーツなので、ぜひ残して、広げる努力をしたらいいのに、と思う。