祝!MASTERキートン 復刻!
土日は軽い話にしよう。
MASTERキートンという伝説
MASTERキートンは本当に面白い。
主人公の平賀・キートン・太一は元SAS軍曹でサバイバルの達人でハーフの考古学者で、現在の職業は保険の調査員。
そのキートンの顛末記。
これだけ敷き詰めると「そんな人間がいる訳がないだろう」ってなるんだが、
キートンの場合はその能力を下敷きにして、人柄がやっぱりいいんだろうなぁ。
今では「ソムリエ」「解剖医」「金貸し」「弁護士」「エンバーマー」等々ありとあらゆる職業で
一話完結物の事件簿があるが、まだキートンの頃は少なかった気がする。
- 作者: 三原ミツカズ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2003/07
- メディア: コミック
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原作は「葛飾北星」、作画は「浦沢直樹」。
葛飾北星は別名義でゴルゴ13の原作もしている人。
- 作者: さいとうたかを
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2011/07/05
- メディア: コミック
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よく考えたら凄いコンビだ。
文句なしに面白い作品だったのに、
原作者が亡くなって、その後権利関係で揉めに揉めて現在まで増刷されず。
ある意味「幻の名作」になりつつあった。
そんなキートンが、遂に復刻!
MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/30
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MASTERキートン 2 完全版 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: コミック
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来週から順次発刊で、初回はこの2巻。
憧れの人、キートン
キートンの「飄々として」「何でもできて」「謙遜して」とい人柄にはとても憧れる。
それでも完全無欠ではなく、いつも自分のやり方でいいか悩んでいる。
キートンの人柄を一言で表したコメント
「初対面の難民と酒のウンチクで盛り上がれるキートン」
リンク → MASTERキートンの「灼熱地獄では、スーツ着用のほうが生き延びられる」説は本当か?−【2ch】ニュー速クオリティ
あん時は日本酒持って行ってたがね。
まぁ、ここの書き込み見ていると、いかにみんなに愛されているかがわかる。
熱く語ってしまうが、どれぐらい好きかというと、生まれた子供が男だったらキートンから「太」の一文字取って付けようと思っていたぐらい好き。
まだ読んでいない方は、ぜひお勧めします。
個人的に好きなエピソードは「ファイア&アイス」。なんだか読むたびに、泣けます。
それにしても、他の浦沢直樹作品でもオススメできたら良いんだけど、無いんだなぁこれが。
西原理恵子の浦沢直樹評「フロシキ広げるだけ広げて畳めないくせに」は本当に当を得ているわ。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/04
- メディア: コミック
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ちなみに浦沢直樹の西原理恵子評は「野原描きゃあ人が泣くと思ってる」。正しい。