ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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安全も水もタダじゃ無い。でも太陽光は今でもタダだ。

「太陽の光と、重力はタダだ」
というのは(どこか忘れたけど)どこかの会社の社長の言葉。
何のことかというと、照明やベルトコンベアは動かすのに電力を食うのでお金がかかる。
太陽光を取り入れれば照明代はタダだし、重力に従って滑り降りるように設計すると駆動系も不要になる。
そういう工場設計すると日本でも競争力のある工場ができますよ、というお話。

Solar Factory / rightee


これは工場に限った話では無くて、窓を開けて冷房すれば冷暖房はタダだし、
日の光を入れるようにすれば日中の照明は付けないでも良い。
そんな太陽光を使ったツールの中で、ちょっと面白い物があったのでご紹介。

太陽光は熱い、小学校の復習から

太陽光を集光すると、熱い。
小学校で実験したように、安い凸レンズ一枚でも集光すれば発火できる。
人間が最初に見た火は、水滴をレンズにした枯葉火災じゃないかと言われているぐらい。
それを利用した「ソーラークッカー」という太陽光フライパン」もあるんだけど、
太陽光が出ている間しか料理できないし、何せ暑い。
ちょっと使い勝手が悪いなぁ、と思っていたらこんなのを見つけた。


「生ゴミ乾燥装置 兼 ドライフード製造機」

まぁ、名前が悪いですな。
とりあえず現段階では製品化されていないらしい。
これ、いいなぁ。

原理と、なぜ良いのか

原理は虫眼鏡なんだけど、乾燥させるように空気の流路を設けているのがポイントらしい。
(空気が逃げないと、ドライフードでは無く「蒸し焼き」になる)
何が良いかというと、「材料を入れておくと自動的にドライフードになる」ということ。


料理と違って保存食なので、放り込んでおけば後は基本的に放置していれば良い。
ドライフードというのが良くて、「乾燥させすぎ」というものが無いのでとにかく乾燥させれば良い。
バナナを買ったときに熟れすぎてしまうんだけど、これなら細かく切っておけばお菓子にできるのがいい。

269/365: Homemade Trail Mix / Mr.Thomas

環境面と、生ゴミの処理について

もうちょっと真面目な話をすると、生ゴミをゴミ処理に出すのはかなり環境的によろしくない。
環境的によろしくない、というのは「あんたの税金が高くなりますよ」ということ。
生ゴミは重量の80%が水分とも言われる。
この「水のカタマリ」をわざわざトラックで運んで、焼却炉で水を飛ばしている。
最初から水が無くなれば容積も重量も1/5になるし、焼却のエネルギーも少なくなるので焼却炉の燃料代も安くできる。

Game 7 Photo no20 / Wattkingson

生ゴミの処理機は高かったり嵩張ったりするけど、要は水分を取れれば焼却に関わる諸費用を下げられると言うこと。
生ゴミの水分が無ければ腐敗臭も無くなるので、公衆衛生や生活環境という意味でも水分の除去は良い。


この装置が「生ゴミ」と明示しているのはその辺の対策を打てることを訴えたかったんだろうなぁ。
実際にはカートリッジを二つ用意して、「ドライフード作成用」「生ゴミ処理用」と使い分ければ家庭で両方の用途に使えるんじゃないか?
ん〜、リンクの発展途上国向けのタイプでは簡単な構造図もあるから、家庭で作れないことも無いのか。
作ってみたいけどなぁ・・・・


家庭用の太陽光機器の作成時の注意点は、パワーを簡単に出せすぎてしまうこと。
安全設計をちゃんとしない電熱機器ほど恐ろしい物は無いので、安全性を担保できそうなら挑戦してみたいけど。