ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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値段が下がるオークション(ダッチオークション)

ネットオークションが流行、というよりある程度ネットで普通に市民権を得るようになって、
ペニーオークション「詐欺」としてこれはこれで話題になっている。
そんな中で「ダッチオークション(逆オークション)」って余り見かけないんだけど
成功したモデルはないのかな?

One of the Aalsmeer auction rooms / Neville10

プロが使う「ダッチオークション(逆オークション)」

プロ用の生花は専用のオークションで決裁される。
昔からこういうプロ向けの市場は「競り」で行われているんだけど、生花用だけちょっと違う。
いわゆる「下げ競り」と言われる方式が特徴。

  • とにかく早い
  • 時間によって値段が下がる

品種の多いプロ向けでは決済時間は数秒。
その間値段が高速で下がっていき、落札者が入札(ボタンを押下)した時点で決済される。
つまり、一商品に付き入札(=決裁)は一回だけ。
この「時間とともに価格が下がる」という仕組みを「ダッチオークション(逆オークション)」という。
なぜ「ダッチ」かというと、元々オランダで始まったから。
オランダでもこの花の決済用に始まったらしい。
花は品種が多く、ロットが小さい生ものだから、とにかく決済を早くする必要があるため、この方式になっていると。なるほど。

/ Tracy Hunter


昨日とりあげた「DonDonDown on Wednesday」はこれを実店舗で取り入れた例。
値下げは毎週一回。
ではこれをネットでやったらどうなるだろう。
プロ用と同じ仕組みで、1週間とか2週間かけて徐々に値段が下がるようにする。
普通のオークションは値が上がるけど、これは自動的に時間で値段が下がっていく。
購入者は「これなら買って良い」という価格になれば購入して、その場で売り買いが成功する。
つまり、1取引に対して入札は一回だけ。だからシンプル、かつスピーディ。

出品者の機能

出品は一般のオークションと同じだけど、この特性ならではの機能がいくつか必要。

開始金額、期間、終了金額

出品に必要なのはこの三点。
開始金額からスタートして、期間中徐々に価格が下がる。
最後に終了金額まで下がって入札がなければ売買不成立。
売買成立時のみ運営側に売買金額の20%マージンとかならシステムとしていいのかな。

Microwave Timer / pasukaru76

出品予約機能

普通のオークションと違い、「いつ始めるか」の期間が重要なので出品側にも予約投稿機能が必須になる。
ここが特殊っちゃあ特殊なところかな。

入札者(落札者)の機能

入札者は入札時点で落札なので、こちら側の仕組みはシンプル。
ただし現在6000円のものを「5000円なら買う」と思っても、その場では買えないので「予約購入」機能が必須。
これは「何円になったところで購入」という機能。
もちろんそれより高値で購入する人がいたら買えない。


その他の入札者に対して、予約を入れると「予約何件」と分かる機能があれば、
「買われる前に買ってしまおう」という心理が働くのでより良いかな。
もちろん入札金額は非公開。

Falling Change / Andrew Morrell Photography


どうなんだろう。
てっきりこんなぐらい実用化されているかと思ったら、調べてみると無いみたい。
オレの探し方が悪いだけかもしれん。
でも少なくとも有名なところはないわけで、きっかけがあればなかなか面白い事業だと思うんだけど。
だれか、一緒にやる?