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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

子供料金の不思議

子供

小さい子供がいると、外出が色々と大変。
トイレに行くのにも、3歳までは普通の便座じゃ使えないし、
いすも高くないと届かないし、取り皿も必要だし、うるさいし、こぼすし、汚すし。
本当、子供がいると大きなショッピングモールとかは設備が整っていて助かる。

IMG_3007 / yoshimov

子供料金の不思議

ところで子供向けのサービス・子供料金は、大人向けよりも安く設定されている場合が多い。
お子様ランチは原価自体が安いかもしれないが、実際には椅子とか食器とか揃えなければいけないので金も手間もかかっているはず。
散髪などのサービス業だとより顕著で、店からすると子供を相手にする分手間がかかるし、むしろ高額にしたいのが本音だと思う。

Fruitpark Fujiya Hotel / bvalium


もちろん子を持つ親の立場からすると子供料金はありがたいし、いちいち高いお金をかけていられないのが本音。
(そうでなくてもオムツからなにから、子供向けの細々した物でお金も手間もかかる訳で・・・)
タテマエとしては「子供を入りやすくすれば、大人も付いてくるから客単価が上がる」ということだろうけど、
実質は「子供を育てる負担を、ショップ側が分担している」ということじゃねぇか?
そりゃ、大手のショッピングモールならその負担を賄えるが、地方の商店街やお店では辛い。
結局、子供を連れて行くのがショッピングモールになるから、地方の商店街は過疎化せざるを得なくなる。

中小企業と子供向けサービス

では話を別の方向に振って、中小の企業の仕事を考える。
企業が楽に儲けようと思ったら、「子供お断り」にすればいい。
パチンコ屋、飲み屋、アダルトショップ、夜のお店、等々。企業向けの仕事しているうちらもそうか。
実際に儲かるかは顧客ニーズもあり一様では無いけど、子供を相手にせず「平均的な大人」だけを相手にすれば運営コストは下がる。
テレビで「狭い店舗特集」とかやってたけど、あんな所に子連れでは絶対に行けんわなぁ。


何が言いたいかというと、現状は
「子供を相手にしない方が、効率よく儲かる仕組みになっている」ということ。

企業に任せる少子化対策

国は少子化対策がどうこうと行っているが、例えば小売業・サービス業をはじめるに当たって
収益性を考えると、まず子供を顧客から外して考える方が企業を存続させる難易度は低いのが現実。
少子化対策を本気で考えてくれるなら、この仕組みからどうしたらいいかを考えて欲しいと思う。
子供を育てていると分かるが、企業は子供を相手にする仕組みを考えてくれている。
これは本当にありがたい。
では行政は?
仕組みから子供を育てるにはどうしたらいいのか。

090324213055 / 不由分說


システムとして子供を育てやすい環境を作るにはどうしたらいいか?
まずは子供が行くことを前提に考えられた施設をたくさん用意する、あるいは子供を預かれる施設を充実させる。
行政も「こどもXX館」的な物を作ったりするが、
ショッピングモールでは子供を連れて行けるような場所や仕組みがたくさん用意されている。
これをもっと推進する仕組みを作ってやればいい。

子供料金チケット

そこで提案したいのが「子供料金チケット」
イメージは以前にあった地域振興券の子供版。
子育て世代には一定額を支給するんだけど、使えるのは子供向けサービスだけ。
チケットを使って貰った店舗は、そのチケットを役所などに持っていくことで換金できる。

Tickets / basykes


問題はどうやって「子供向けサービス」であることを証明するか。
地域振興という面を考えるとあまり複雑なシステムでは中小企業(小規模な店舗)への負担が大きい。
しかしフリーにすると「子供のチケットが親のパチンコ代に消える」という最悪の事態にもなりかねない。
ただ仕組みがシンプルでそれを当て込んだ業者の参入も当て込める、という意味で子供料金チケットはいいと思うんだけどなぁ。
少子化対策には子育てのための企業が町にあふれることが一番単純で手っ取り早い。
参入業者が増えれば競争も活発に成り、サービスの多様化と低価格化が進む。
そういう「市場に任せる」行政の手法が出てくればまだまだ面白いことはたくさんあると思うんだけど。