ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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職業・大道芸人、ひろとさん。

海遊館に家族で行ってきた。

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海遊館は前のスペースはいろんなネタをやるようになっていて、ペンギンの行進や大道芸なんかが多い。
その日も大道芸人がやっていて、思わずぶっ通しで見入ってしまった。

大道芸人ひろとさん

その日にやっていたのがこの人。
大道芸人「ひろと」さん。
mixiやってるし、ブログに書いてください」といっていたので、書くよ。
ちなみにmixiはこちらだそうです。


リンク → 個人ページ・大道芸人ひろと
リンク → コミュニティ

30分、1000円の娯楽

大道芸は今まで何回か見ているけど、どうも1クールが30分程度で組み立てている人が多いみたい。
それは場所借りの事情もあるだろうし、盛り上げて技を見せて行くにはそれぐらいの時間が必要ということだと思う。
長いと回転率が悪いだけで無く、大道芸は基本的に芸が終わった段階でお金を集めるので
短く区切らないとお金をもらえないという事情もある。


で、芸人側の「欲しい」お金は1000円が相場みたい。
逆に払う側の「気持ちの相場」は100円or500円。
払う側の相場の基準はよく分からないけど、日本人の支払いの基準単価は100円らしい。
大体どの国でも、基準となる基準単価があって、それが一番流通するコインや札になる。


でも、家族みんなで30分、プロの芸を楽しませてもらって、1000円ならまぁ、相場だと思うんだけどね。
ちなみにお隣の海遊館は大人一人2000円。夫婦で4000円。(こどもはまだ3歳なので無料)
もちろん比べるべき物じゃ無いけどさ、1000円って払えない金額じゃ無いんだよね、本当は。
同じ娯楽でも、UFOキャッチャーで30分負け続けるよりは、有意義に金を使った気持ちがするかと。
(UFOキャッチャーで取れたためしがない)

職業・大道芸人

色々思うところはあるが、彼のコンセプトは結構分かりやすくて大道芸人で食っていく」という所を一番大事にしている。
大道芸人は一番原始的なエンターテイメントで、娯楽の究極の課題を一番モロにうける職業でもある。
「本質的に不要な物」
「見ることとお金を出すことが一致していない」→「お代は見てのお帰り」


つまり、いくら腕が良くても、一円も払わなくていい。
逆に、江戸時代の娯楽で言うと見世物小屋「おおいたち」でも金を払って人を集めることはできる。

「おおいたち」は「大鼬鼠」がいるのかと思って入ると大きな板に赤い絵の具がぶちまけてあって「これが大板血でござい」という古典的な見世物小屋
口上で「XXで捕らえましたるおおいたち。他ではお目にかかれません」と「大鼬鼠」でも「大板血」でも矛盾の無い語りができるかが腕の見せ所・・・らしいが。


そうすると今の時代、大道芸人に求められるのは何か。
芸の腕はもちろんだが、YouTubeなら世界No.1の腕が簡単に見られる。
生の大道芸人が大切にすべきは、その「場」の雰囲気で「いかに気持ちよくお金を出せるか」じゃないかな。
彼はその「場」を作るのが上手い。
あんまり話して、ネタを分析すると商売を邪魔してしまうのでやめておくが、
その場で観ていることが彼の芸に「参加」している雰囲気にさせて、場の全体を盛り上げて、「1000円払う」雰囲気に持って行く。
結局、観ている側はそのエンターテイメントに気持ちよく参加できて、気持ちよく払えればいいんだよ。
観ている側にとって、1000円は絶対に払えない金額じゃ無いんだから。


話術が巧み、という印象も与えないし、
いくつか、どころか結構本気で失敗しているところもあったし、
大道芸ネタももうちょっと見栄えのいいのを選べばいいんじゃ無いのと思わないでも無かったり、
でもまぁ、楽しめたので良しとしますか。