キングジムが拓く、次世代の「紙」
キングジムの新商品が面白い。
「デジタルメモ帳」こと「Pomera(ポメラ)」が同社としては大ヒットしたあと、「デジタル文具」を次々出している。
KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM20 クロ リザードブラック
- 出版社/メーカー: キングジム
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: オフィス用品
- 購入: 9人 クリック: 416回
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「痒いところに(も)手が届く」ではなく、
「痒いところにしか、手が届かない」という基本スペック部分をそぎ落とした商品が格好いい。
例えば「Pomera」なら「パソコンには繋がりません」「モノクロ液晶」「テキスト入力のみ」。
「ShotNote」なら「iPhone必須」「画像保存がEverNoteのみ」「なんとなくOCR」等。
電子メモパッド Boogie Board(ブギーボード)
そんな中で今回取り上げるのは
Kingjimの「電子メモパッド Boogie Board(ブギーボード)」
KING JIM 「電子メモパッド」ブギーボード 黒 BB-1
- 出版社/メーカー: キングジム
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: オフィス用品
- 購入: 14人 クリック: 2,545回
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「メモパッド」というだけあって、ペンで書いてそのまま保存する。
以上。
相変わらずの割り切りっぷりが偉い。
正直、これだけでは余り用途が浮かばないが、使う人はいるんだろうと思う。
ホコリの出ない、イレーサーの要らないホワイトボードが欲しい方はどうぞ。
将来の紙
ところでこのメモパッド、価格が4,980円。アマゾンでは3,980円。
ヒットして数が出れば、もっと価格を下げられる可能性も高い。
そしてもっと薄く、パソコンから画面を送ることもできるようになれば・・・
と考えると、「紙」の代わりになるんじゃ無いかと思い始めた。
スタートレックでは報告を上げる際に、まさにこういうメモパッドを渡していた。
next generation bridge / donielle
※画像見つからず。The next Generation 以降ではその方式だったはず。
今で言うとタブレットをそのまま渡す感じ。
なんで24世紀になっても資料を手渡しなのかなと思ったけど、意外にこれが効率的なのかもしれない。
会議の時には、みんなの手元にこれが渡される。(ページめくり、書き込みも可能とする)
パソコンと違って両手も空くし、紙と同じ感覚で扱える。
一枚一枚USBで繋いで・・・だと新人くんに「20部コピーお願いね」っていうと死ぬから、無線接続は必須かな。
今のデジタルメモ帳のようなニッチ商品と違って、オフィスには必ず必要な商品になる。
「ファイル」「テプラ」に次ぐ、キングジムの新しい「柱」になるかもしれない。
リンク → 「ファイル」と「テプラ」のキングジム(公式)
会社の方向性とも完全に合致するし。
ちょっと、これ、いいかもしれない。
キングジムさん、いかがですか?