ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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キングジムが拓く、次世代の「紙」

キングジムの新商品が面白い。
「デジタルメモ帳」ことPomera(ポメラ)」が同社としては大ヒットしたあと、「デジタル文具」を次々出している。

KINGJIM  デジタルメモ「ポメラ」 DM20 クロ リザードブラック

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM20 クロ リザードブラック

このラインナップがなかなか微妙で、素晴らしい。
「痒いところに(も)手が届く」ではなく、
「痒いところにしか、手が届かない」という基本スペック部分をそぎ落とした商品が格好いい。


例えばPomeraなら「パソコンには繋がりません」「モノクロ液晶」「テキスト入力のみ」
「ShotNote」ならiPhone必須」「画像保存がEverNoteのみ」「なんとなくOCR等。

電子メモパッド Boogie Board(ブギーボード)

そんな中で今回取り上げるのは
Kingjimの「電子メモパッド Boogie Board(ブギーボード)」

KING JIM 「電子メモパッド」ブギーボード 黒 BB-1

KING JIM 「電子メモパッド」ブギーボード 黒 BB-1

実際にはキングジム商品ではなく、アメリカからの輸入品だそう。
「メモパッド」というだけあって、ペンで書いてそのまま保存する。
以上。
相変わらずの割り切りっぷりが偉い。


正直、これだけでは余り用途が浮かばないが、使う人はいるんだろうと思う。
ホコリの出ない、イレーサーの要らないホワイトボードが欲しい方はどうぞ。

将来の紙

ところでこのメモパッド、価格が4,980円。アマゾンでは3,980円。
ヒットして数が出れば、もっと価格を下げられる可能性も高い。
そしてもっと薄く、パソコンから画面を送ることもできるようになれば・・・
と考えると、「紙」の代わりになるんじゃ無いかと思い始めた。


スタートレックでは報告を上げる際に、まさにこういうメモパッドを渡していた。

next generation bridge / donielle

※画像見つからず。The next Generation 以降ではその方式だったはず。
今で言うとタブレットをそのまま渡す感じ。
なんで24世紀になっても資料を手渡しなのかなと思ったけど、意外にこれが効率的なのかもしれない。


会議の時には、みんなの手元にこれが渡される。(ページめくり、書き込みも可能とする)
パソコンと違って両手も空くし、紙と同じ感覚で扱える。
一枚一枚USBで繋いで・・・だと新人くんに「20部コピーお願いね」っていうと死ぬから、無線接続は必須かな。


今のデジタルメモ帳のようなニッチ商品と違って、オフィスには必ず必要な商品になる。
「ファイル」「テプラ」に次ぐ、キングジムの新しい「柱」になるかもしれない。


リンク → 「ファイル」と「テプラ」のキングジム(公式)


会社の方向性とも完全に合致するし。
ちょっと、これ、いいかもしれない。
キングジムさん、いかがですか?