画像検索について
以前から見ていただいている方は気づいていると思うが、最近ブログに画像を貼り付けるようにした。
前々からやりたかったんだが手間がかかって面倒だったのを、良いフリー素材サイトを知ったので使い始めた。
リンク → igosso画像検索
知っている人には「今更」なんだろうけど、このサイトはflickrから転載可能なフリー画像を検索して、
ブログ貼り付け用のタグを生成してくれるというとても便利なサイト。
ブロガーの皆様にオススメです。
(このブログ読む人でブログを書いてる人が何人居るか知らないけど)
画像検索の本質的な問題
それにしても画像検索は難しい。
「画像」を「キーワード」で探すという行為が本質的にマッチしてない。
例えば「走り回るセントバーナード」を貼り付けたいとして、それをどう探せばいいのか?
画像検索の手段も発達しているので、「犬」の画像を片っ端から探せばあるかもしれないが、
「セントバーナード」というキーワードを使うと、望みの写真にタグをきちんと貼り付けていない場合、見つからなくなる。
つまり、画像ではなく画像の周辺で「文字」をいかに入力するかが検索精度に関わっているのが現状。
技術的にはイメージのラフを線画で描くと、それを検索する技術も色々と研究されている。
例えばこれ。
リンク → VisualSeeker
でも、絵のイメージがかなり明確で、かつ検索する人が絵をそれなりに描ける人でなければ使えない。
これも発想としては正しいが、現実的に今の検索方法に取って代わるかというと難しい。
何より、文字の方が入力が簡単。
永遠の課題、永遠の森
これはしかし、永遠の課題だよなぁ。
本当に理想の画像検索をするのなら、次の手順を踏まないといけない。
- 「曖昧なイメージ(なんとなくこんなかんじ)」
- 「抽象イメージの抽出(セントバーナード)」
- 「検索」
この「1」「2」を実現する手段どころか、どういう選択肢を作れば良いかすらまだ分かっていない。
理想の形は菅浩江さんの「永遠の森 博物館惑星」で出てきた「ムネーモシュネー」だよなぁ。
- 作者: 菅浩江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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まぁ、SFなんだけどね。
でもきちんと技術の発展や限界がきちんと設定されていて面白い。
あれができたら、本当に欲しい。
設定はSFだけど、話の主眼は人情話だったり、推理だったり。
あ、この作品、個人的にはかなりオススメです。