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ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

SONYは新ジャンル「メガネ機器」を構築せよ!

SONY「新技術(新商品では無い)」Smart AR を発表。
「もう、、ARの時代がすぐそこまで来ていますよ」
と5年も前に言って職場で冷ややかな目で見られていた自分からすると、本当隔世の感がある。


リンク(公式) → 統合型 拡張現実感 技術 “SmartAR(スマートAR※1)”を開発

Smart ARとは?

まずAR(拡張現実)とは、現実の画像に、CGを重ね合わせる技術。
このブログでは当たり前のように話しているけど、簡単に言うとテレビ番組で画像にキャプションを付けるのを
自分の持っている機器(カーナビ、ゲーム機、iPhone等)のソフトでやろうと言うこと。
撮った動画を解析して、人が画像を貼り付けるのなら簡単なんだけど、
それをリアルタイムに自動的にやる、というのが技術のキモ。

Augmented Reality snowman / Overig


最近ではNintendo 3DSで標準機能として搭載されたことがちょっと話題になった。
まぁ、3DS自体は予測通り大コケしてるけど。

Nintendo 3DS 'AR Games' screen shot anaglyph-HNI_0018 / pinboke_planet


SmartARもそういったAR機能の一つ。
凄いのはARする対象を認識するための特殊なマーカーを必要としないこと。
画像を解析して、マーキング対象(マーカー)かを自動判別する。
マーカーが画面から外れても、画面の位置関係からマーカーの位置を推測し、ARを表示し続ける。
何を言ってるか分からない人も多いと思いますが、凄い技術です。

リンク → 動画:ソニーの拡張現実技術 SmartAR リアルタイムデモ

どう使うの?

SmartARなら、画像の認識でARを表示できるし、「どこを触る」という指示も指で可能。
この辺は失敗しながらも連綿と続けてきたAIBO(ロボット犬)や、PSカメラの歴史が効いている。
登録しておけばタグを認識するので、町中でぱっとカメラを向ければARが表示できる。


ARは「カメラ画像に乗せて」という特徴があるので、
最初はゲームなどに使うのだろうが、最終的には町中で使うものになるはず。
一番思いつきやすいのは道案内だが、歩いていて標識を拡大するとか、ルートを指示するとかが思い浮かぶ。
(その意味でカーナビにAR機能という発想は正統派)
他には店舗
商品にAR情報を載せれば、商品の詳細案内や値引き情報を場所を取らずに追加・更新できる。

ARを実現するには?

AR技術は凄いが、今ひとつ普及しないのは「表示器で見る」という大前提が大きい。
目で見たところにARが表示されたら・・・
という夢はずっと昔からあるし、ドラゴンボールスカウターと言われてみんなが
イメージできるのは、それだけあの技術が分かりやすいからだろう。


現状のARのネックは

  1. カメラで撮る
  2. 画像を処理し、ARを追加する
  3. 表示する
  4. 見る

という4ステップのうち、「2」だと思う人が多いと思うが、実際は「3→4」だと思う。
道を歩いていて、ARを見られたとしても一度立ち止まってカメラを見なければいけない。
これがドラゴンボールなら、スカウター「ボタンを押して認識させる」という「1→3」という
操作があるものの、それを「面倒くさそう」とはあまり言われない。
「見た物にそのまま表示される」というのはとても大きいと思う。

メガネを作れ

SONYがARに力を入れるなら、作るべきはHMD(Head Mount Display)」でしょう。
これも5年も前から「何で日本メーカーは本気で作らないのか」「何で普及しないのか」と個人的には言い続けていた技術。

Head-mounted displays are SO the future. Look how happy I am! / eliazar

アメリカでは軍事用にはだいぶん研究されているが、日本ではオリンパスが細々と研究しているぐらい。
市販はまだやってるのか?


SONYは世界最大のCCDメーカであったり、ディスプレイメーカ、カメラメーカなので
会社の技術を集結させれば「SmartAR対応HMDなんてのも作れるはず。
そしてそれを「次のiPod」「次のiPhoneにして世界を席巻すれば良い。
そのぐらい、新しくて夢のある物が世界を席巻できるんじゃ無いのかな。


SONYは今回のPSN事件やらなんやらを見ていると、事業所制の縦割りが問題になっているらしい。
実際、SONYに行って話を聞いても、自分の領域以外の話は皆さんとんと興味が無い。
まぁ、あの規模の会社ではどこもそうかもしれないけど。
折角の日本が誇る世界的企業なんだから、それを生かして面白い物を発信して貰いたい。


SONYさん、期待してます!