ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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発電について。原発必要論・不要論について。

原発について、やはり自分なりの立場を言った方がいいのかとも思うが、とても難しい。
そのもどかしい感じをとても見事な文章で書かれている方がいた。


反原発と推進派、二項対立が生んだ巨大リスク


そして話題のブログとしてはこれ


eno blog: 息子へ。


原発の問題というのはかくも難しい。
そして「推進」「反対」という単純な二元論では無く
「リスクの適切な分散と対処」という話をしなければいけないよ、という話にはとても納得。


今ブログやtwitterで話題になっているのは
原発の無い電力70%(数字は諸説あり)の生活ができますか?」というもの。
これもまた「推進派」の極端な論理になっている。
そんな単純なモンでも無いだろう。
生活はいろんな要素で成り立っているし、電力を削れないところもあれば、浪費もあるし、必要悪もある。
人が生きるっていうのはそういういろんなもののごった煮だし、
それを成り立たせる電力だってそういうものだと思う。

問題点の整理が必要

巨大リスクの中心にあるのは安全神話「極度の依存体質」
原発は安全なんだからこれ以上の安全対策はおかしい」
原発が安全なら全部一カ所に作れ」
という安全神話に則ったリスクの増大。
それが今回の福島原発の被害を増大させているのは周知の通り。
そして巨大な原子力発電という体制に乗っかる依存体質。
一カ所の発電が停止しただけでその被害が甚大なものになってしまう。
それを成り立たせるのは電力の地域独占という独占体制
これを順に崩していかないと前向きな議論はできない。


要はまずは東京電力の独占体制をぶっつぶそうか、という話。
大口需要家である工場が、自家発電で電力を賄うようになる。
一社では大変なので工業地帯では工業地帯の独自発電を行うようになる。
運営が大変なので独立系の電力会社を設立する。
家庭では家庭用発電機で完全独立系統を実現する。
マンションではマンションの自家発電の売り込み、管理を行うシステム会社が発生する。
そうやって小口の電力会社が乱立することで緊急時には各自が独自の電源で対応できる。

我々のリスクは

これからは小型発電が全盛の時代になる、と思う。
そこで問題になるのは「温暖化の加速」「電気代の大幅な上昇」の二つ。
日本の場合、大量の石油を使う火力発電所の代わりに原子力を使っているという経緯がある。
緊急時は良いが、今後火力発電所に頼った電力システムを日本が採用する訳にはいかない。
火力発電を廃しつつ、大きな電力需要をいかにして賄うか、というのは大きな課題になる。


また原子力や大型の火力発電を持っているのはその効率性から。
日本の電力量が現在のレベルで収まっているのは大規模な発電システムがあるから、というのは大きい。
太陽光発電風力発電は効率が大きく落ちるので、それで発電を賄おうとすると電気代は大きく上昇する。
節電の話はもちろんだが、これからは電気代が大きく上昇する前提でみんな生活しないといけない。
電気じゃ無くガス、というのは本質的な対策じゃ無い。
最終的に電気、という流れは間違っていないと思うので、
これからは安全性、価格、CO2排出量というさらにたくさんのパラメータの中で発電方法を考えないといけない。
そして小型発電の時代、ということはその発電方法を「自分で選ぶ」という時代でもある。


自分の家に太陽光発電を置くのか?
原子力発電の安い電気を買うのか?
風力発電の高い電気を買うのか?
それを選ぶ時代になると言うこと。
それって、考えると結構楽しみな時代かもしれない。