ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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日本の実力、今できること

帰ってきて、子供を寝かして、今起きました。

震度5強で翌日には避難完了しましたので、罹災側というにはおこがましい環境ですが、
インフラの切断をここまで感じたこともありませんでした。


結論から言うと、携帯電話<SMS<メール<<<twitter
の順で使えます。
今回はtwitterでどれだけ助かったことか。

日本はすごいぞ!

どうも地震でショックを受けているようで、感受性が高くなっているように感じます。
ネットを見ながら涙が止まりません。

  • 40年前の原発炉心溶融が発生するも核容器の崩壊は発生せず
  • 交通機関がマヒするもコンビニは平常運転
  • ほぼマヒした電車の駅でも整列乗車
  • 売店のおばちゃんは電車が動かないので駅の間を歩いてきたらしい
  • 自動販売機が破壊されていない(略奪が発生していない)


すごいと思ったのはコンビニ
コンビニの店員は店長以外はほぼバイトの筈。
交通機関もマヒしているだろうに、停電しようが殆どのコンビニは開いている。
地震直後は棚の整理で店に入れず、一時閉店していた)
何度も地震津波を経験して、日本国民には「コンビニは町のインフラ」という意識がある。
それを一人一人が自覚している結果だと思う。
棚はすでにぐちゃぐちゃ、通路には割れた醤油が転がっている。
でもみんな必要な物を選んで、お金を払って出て行く。
(店員もレジと商品補充で忙しく、掃除まで手が回せない)
この町の風景こそ、日本の誇れる姿だと感じた。

笑え!

帰りには常磐線で二時間待ち、すし詰めの鈍行でえっちらおっちら帰ってきました。
若い自分でももう、くたくた。
そんなときに助かったのは「笑い」
同じように待ち続けていたお兄ちゃん(同世代)と話をし、待ち時間を気にせずいられた。


新幹線で確認できたtwitterでは地震対策に混じって流れるネタやウルトラマン仮面ライダーtweetに涙が出た。
こんな時に不謹慎だ、ではなくこんな時こそ品のいい笑いを提供することが大事だと思う。
何より被災地には老人も子供もいる。
精神論で頑張れは通用しないし、頑張るべきではない。
「ゆっくり休めばいいよ」といわれても休む精神状態ではないんだから、
そんなときにこそ音楽や笑いが必要になる。


そしてこんな時に道を示してくれる「ヒーロー」や「キャラクター」の多いこと。
日本のソフトパワーってのはこんな時にこそ大事なんじゃないかな。
特に周りのオレらが心配したところで被災地の状況は何も変わらない。
罹災していないところが平常運転することで、被災地の復興も早まる。

  • 現地に必要なお金・支援を調達し、支援があれば送る(勝手に送りつけない)
  • 不急・不要の電力は使わない
  • 笑いを探す、笑って過ごす
  • できる限り平常運転


何より世界で一番災害に慣れた国で災害が起きているんだ。
プロの仕事はプロに任せ、それがどういう結果を生もうと文句を言わない。
プロの行く道はふさがない。
(「心配だから被害地を見に行く」とか絶対にしない!)
電話をしない、現地に行かない、救援物質を送らない、@NHK_PRに文句を言わない。
自分が不要なことを「しない」ことが一番の復旧支援にもなることを自覚したらいいと思う。

こんな時に真価が

何か情報があったら困るので、珍しくちょくちょくテレビをつけるようにしている。
枝野官房長官はしっかりと話をするので頼もしい。
これから数日、殆ど寝ずに対応となるだろうから、報道各社はあんまりいじめないでいてあげて欲しい。
本当、仙石さんじゃなくて良かった。
同じ話でも、伝え方一つで印象は大きく変わる。
こんな余裕のないときだからこそ、はっきり話をして安心させてくれる人というのは重要。

日本の未来

今回の地震津波は日本人の考え方に大きな影響をもたらすと思う。
アメリカ人がハリケーン・カトリーナで一気にエコ思想に傾いたように。


それがどういう方向性を持つか分からないけど、世界の支援や現在の状況を見るに、
日本人がもっと自信を持つきっかけになればいいなと思う。
ただ世界の原子力発電計画は大きく転換せざるを得ない、というのは事実だろうなぁ。
東芝・日立の経営層、開発者が今どんな気持ちなのか分からないけど。


個人的には、今回のことで「こんな時に笑うなんて不謹慎だ」という言葉の理不尽さを知った。
こんな時には笑わないでどうするんだ!
twitterは今とても大事な情報ツールだと思う。
そこで積極的に必要な情報をRwTweetするとともに、被災者の心の傷を避けることには注意しながら、
アホなネタを積極支援していきます。
自分じゃなかなかネタを出せないので。