ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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新幹線とPS3とiPad

新幹線に乗っていて気がついた。
iPhonePSPでゲームしている人がいれば、iPadでメールしたり文章書いている人がいる。
以前は
「あんなオモチャでゲームができるか」
「タッチパネルで長い文字なんか入力出来るか」
と思ってたんだけど、そういうオレが古いんだと言うことにようやく気がついた。


これって昔PlayStationが出た頃に
「ゲーセンの方がキレイだし迫力があるじゃん」
って言ってた人と同じだな、と。
その後のゲーセンの衰退はご存じの通り。
キレイさでは差別化できないし、台数が出るから開発費も家庭用の方が出る。
結果、一世を風靡した格闘ゲームはマニア化し、
ゲームセンターでは「そこでしかできない」大型筐体やダンスゲーム、メダルゲームなどに特化せざるを得なくなっている。


みんなが求めているのは、ゲームなら娯楽、書類なら閲覧・作成。
そのための不満がこれ。
「そのために事務所やりビングに移動するのが面倒、机に縛り付けられるのが面倒」
つまりその「面倒」に比べれば入力や情報の不便さは相殺できると言うこと。
そして一度「あ、これでいいや」という「楽」な側に人が流れると後は早い。
人が集まれば、あとは技術が発達することでその貧弱な部分もいつか解消してしまう。
ゲームの世界では、ゲームセンターが家庭用に置き換わり、それが携帯機にシフトしている。
そういうことか。


現実にゲーム業界では数千円のゲームが数百円の携帯ゲームやiPhoneのアプリに喰われることを恐れているという。
ではハードで考えたときに今の携帯機器の問題点と可能性は?

タッチパネル全盛は長く続かない、と思う2つの理由

現在の携帯機器の問題点はこの二点だと思う。

  1. 操作系(入力系)
  2. 画面(サイズ・保持性)

画面は高精細になっているけど、手で持たないといけないのが根本的に面倒。
将来的にはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)になると思う。
ヘッドマウントディスプレイは過去何度も消えていっているが、
技術面と販促面の両方でことごとく失敗している。
シースルー型で安全なHMDができて、それを大企業が華々しく売り出して成功すれば、流れは一気に変わるんじゃないか。
正にタッチパネルとiTouchのように。

問題は操作系。
古い人間なのかもしれないが、やはりキーボードを超える入力系は見当たらない。
もちろん文字を入力するだけが目的じゃないが、入力の楽さと安定性を考えると
タッチパネルよりはゲームコントローラや日本の携帯電話のほうがよほど優れていると思う。
これだけはなかなか思いつかない。
ただしパソコンベースでポインティングデバイス、と考えるとかなり個人の好みが効いてくるので、「いい・悪い」の判断が難しい。
これはまだ可能性が無限にある気がする。
前に言っていたNGPの「背面ディスプレイ」というのもアイデアとしては面白い。

ということで結論。

今のiPadAndroidのタッチパネル機は、新しいが長くはないと思う。
それは「最終的にパソコンを置き換えられない」という意味で。
実際に、特にAppleのタッチパネル機器はパソコンに接続することが大前提になっている。
この潮目が変わるのは「新しい文字入力スタイル」「速く・疲れないポインティングシステム」ができたとき。
そのときにパソコンは本質的に「古い機械」になると思う。